海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ハムいち一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第331回 今年は少なめ

先日、タコクラゲを採集しに行ってきました。

331-1.jpg

 

今年は9月末までこの水槽で

ブリヒラ(ブリとヒラマサの交雑種)を展示していたため

いつもより若干遅めの10月に入ってからの展示です。

 

今年も春先の緊急事態宣言の影響で

ミズクラゲの採集に行けなかったため

この水槽でのクラゲの展示は一年ぶりになります。

 

だからこの水槽にクラゲを展示していないと

よく聞かれるんですよ。

「串本海中公園にはクラゲはいないんですか?」と。

 

実はいますよ。

周年を通して展示しているクラゲが

いるんですよ。

 

そう、こちらのイラモ。

331-2.jpg

 

はい、これも立派なクラゲの一種です。

海藻かキノコにしか見えないでしょうけど

歴としたクラゲなので

触ると刺されます。

むしろやっかいなぐらい痛くて痒い感じです。

 

そして一般的にクラゲと呼ばれる時代も

ちゃんとあるんですよ。

貴重な画像がこちら。

 

331-3.jpg

イラモのクラゲ体です。

どんな条件で出現するのかよくわかってないので

私自身も飼育していて2回しか見たことがありません。

しかもクラゲ体のイラモは

勢いよく泳ぎ回っていたかと思うと

あっという間に死んでしまいました。

 

滅多に見ることのできないクラゲ体を出すイラモ。

そんなイラモは世間的にクラゲと認知されていないだけでなく

当館の身内の中からも

「イラモ?クラゲ?まぁ・・・うん・・・」

みたいな感じで言われます。

 

私は声を大にして言いたい。

イラモはクラゲです。誰がなんと言おうと。絶対。

 

by ハムいち

第326回 我慢できるってだけで痛いのは痛い

先日、目の前の港にカツオノエボシが流れてきました。

326-1.JPG

毒の強いことで有名な本種。

この辺りでは春の嵐などで小型のものが流されて来ることはあるのですが

ここまでキレイで立派なのは珍しく

私が人生で見た中で最も美しいカツオノエボシでした。

 

326-2.JPG

触手も美しいです。

 

そんな美しいカツオノエボシですが

本来は外洋性のクラゲであるため

この近辺で沿岸に近寄ってきたものは

基本的にそのまま弱って死んでしまいます。

今回流されてきたカツオノエボシも

次の日にはボロボロになって死んでしまいました。

 

しかし、死んでしまったカツオノエボシも

生きているとき同様に非常に危険です。

なぜなら本体が死んでしまっても

触手の刺胞と呼ばれる毒針入りのカプセルのようなものは

まだ残っているからです。

浜などに打ち上げられたカツオノエボシも絶対に

触らないようにしましょう。

 

 

今回はせっかくなので

残された触手を拡大して観察してみました。

 

326-3.JPG

このようになります。

この青色の濃いところに

丸い粒がびっしりと並んでいるのが分かりますでしょうか。

この一粒一粒が刺胞です。

 

326-4.JPG

そして、これは実際に刺胞から毒針が発射されている様子です。

このちょろんと出ている毛のようなものが毒針です。

これが刺さって毒が注入されるわけです。

怖いですね-。

 

実際に、私は

カツオノエボシに刺されたことがあります。

刺された感想で言うと

刺胞動物独特の痛さと言うんですかね。

あれの超強い版って感じです。

痛みは強いです。

痛いことは痛いです。

ただ、私はクラゲを長年扱っているので

クラゲの痛みには慣れておりまして

体質的にもそこまでひどくなりません。

 

 

 

ってことで

 

326-5.JPG

カツオノエボシに刺されたあとどのようになるか

30代飼育員男性の場合で紹介しましょう。

 

 

326-6.JPG

3分後

赤丸で囲んだところが刺傷部です。

痛いは痛いです。

ちょっと赤くもなっていますが

大きな変化はありません。

それより腕が汚い方が気になります。

 

 

326-7.JPG

5分後

刺傷部がミミズ腫れになってきました。

周りも赤く腫れてきました。

痛いです。

腕も汚いです。

 

 

326-8.JPG

10分後

ミミズ腫れもキレイになってきました。

刺傷部周りの腫れも広くなり

若干熱を持ってます。

張りも感じます。

腕はまだ汚いです。

 

 

326-9.JPG

15分後

見た目も腫れも10分後とほとんど変わりません。

痛いは痛いし、張ってる感じが続きますが

もうピークといった感じです。

これ以降は変化がなさそうなので

ここで観察は終わりにしました。

ようやく汚い腕が洗えます。

 

 

 

というわけでいかがでしたでしょうか。

カツオノエボシに刺されるとこうなるという

一つのパターンを紹介できたのでは内でしょうか。

 

一つ気をつけて頂きたいのは

これは私が刺されたときの症状ということで

体質によってはもっとひどくなる場合もあります。

自ら刺されようなどという愚かで浅はかな行為は

絶対にしないようにして下さい。

クラゲに刺されても一利もありません。

刺された本人が言うので間違いありません。

 

それと海水浴シーズンが始まりましたが

もし、海を泳いでて体に急な痛みが走った場合は

決して慌てないで下さい。

おそらくクラゲに刺されたのでしょう。

いっそのことそういうことにして

速やかに慌てずその場を離れて陸に上がりましょう。

慌てて溺れるというのが何よりも怖いので。

 

326-10.JPG

ちなみに2日後。

もはや痒い。

そして一ヶ月以上経過した今でも

痕は分かりますよ。

 

 

by ハムいち@いつになくまじめな内容

第321回 おにぎりが・・・食べたいんだな

こんにちは。

今日は裏で飼育しているクエの紹介。

 

 

口を開けて待っていたら

勝手にご飯が入ってきます。

 

こんな風に僕たちも

生きてゆけたらすばらしい。

 

by ハムいち@生魚より鶏の唐揚げ希望

第316回 羽といえばゼロカスタム

今、展望塔から常にとあるクラゲが見えております。

 

316-1.jpg

こちら、クロガヤと言いまして

漆黒の天使が海中に堕とした羽の様な形をしておりますが

れっきとしたクラゲの仲間です。

今の時期、展望塔の窓まわりにわんさかとくっついております。

 

316-3.jpg

最近はこんな風にポリプ的なものがくっついているのもあります。

私もあまりクロガヤについては詳しくないものですから

これが何なのか、今度調べてみようかなと思います。

 

 

 

このクロガヤに対して

シロガヤというものもいます。

 

316-2.jpg

こちらも純白の羽のようですが

クラゲの仲間です。

シロガヤも展望塔の窓から見えますが

今の時期はクロガヤに比べるとそこまで数が多くない印象。

 

先日、窓枠についてるシロガヤをよく観察すると

316-5.jpg

ワレカラというちっちゃい生き物が

必死でしがみついていました。

波であっちこっちに振られるシロガヤと共に

あっちにこっちに振られるワレカラ。

こんな様子もたまに観察できる展望塔楽しい。

 

 

でもこのクロガヤ、シロガヤ

クラゲなので触ると当然刺されます。

しかもどちらかと言えばひどくなる部類。

 

316-4.jpg

 

ぶっつぶつになりますので

触らず見るだけに留めておきましょう。

 

by ハムいち@しばらく痒みが続いたよ

第311回 年の瀬なんて

やってきました師走。

この時期、毎年恒例のお仕事があります。

そう、クリスマス水槽作り!

 

館内のトピックス水槽は

ここからクリスマス→お正月と

展示が変わっていきます。

 

今年のクリスマス水槽は

さく太郎氏が中心となり作製しました。

311-1.jpg

 

311-2.jpg

 

テーマは『ホワイトクリスマス』ということで

全体的に白い感じの中を

色とりどりの魚が泳ぐ的な展示となっております。

 

311-3.jpg

 

何度かクリスマス水槽で登場しているサンゴのお家と

縮尺がおかしい雪だるまに加えて

 

311-4.jpg

今年はさく太郎氏製作のサンゴのクリスマスツリーが加わりました。

 

311-5.jpg

いい感じにアカシマシラヒゲエビが付いてます

タイミングがいいとサンゴの隙間から

キイロサンゴハゼもひょっこりしてきます。

きっとこのサンゴのツリーは

来年以降もずっと使われることでしょう。

 

今のご時世、見に来て下さいと言いづらいですが

来館した方には少しでもかわいいなって思ってもらえたら嬉しいです。

 

クリスマス水槽の展示は25日までとなっており

その後はちょっぱやで展示をお正月に変更するつもりです。

お正月はありきたりですが

来年にちなんだあの生物を展示予定です。

そう、あの生物・・・

 

お楽しみにー!

 

by ハムいち

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