海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ハムいち一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第382回 新年のご挨拶

2024年

一回目のブログ更新です。

 

382-1.jpg

本年も串本海中公園をよろしくお願いいたします。

 

毎年恒例のお正月水槽ですが

今年は辰年ということで

名前に「タツ」と入った

382-2.jpg

タツナミガイとしゃれ込みました。

 

一応言っておきますが

タツナミガイの「タツ」が

「辰」と関係ないのはちゃんと存じておりますよ。

そこを突っ込まれたときの返しとしては

タツナミガイを漢字で書くと「立浪貝」

中日ドラゴンズの現監督は「立浪」監督

ドラゴン=龍=辰

こんな感じで一つよろしくお願いいたします。

 

2024年が始まったばかりですが

心の痛むニュースが連日流れております。

私事ですが実際に被災した友もいます(無事の連絡がありました)。

串本町も大きな地震がいつ来てもおかしくないと

長年言われ続けています。

寄付など個人的にできることもあります。

しかし、このような仕事に携わっている身としては

被災された方々に平穏が訪れて

串本町に遊びに来て頂いたときに

心から楽しんでもらえるような展示をして

その日をお待ちしていたいと思います。

 

382-3.jpg

 

 

by ハムいち

第376回 ヤドカリ生えるv..v

最近の私のお気に入りの水槽がコチラ。

 

376-1.jpg

まぁそうですよね。

何もいないように見えますよね。

 

コチラの水槽をよく見ていただくと

 

376-2.jpg

1㎝ほどのごく小さなヤドカリが入ってます。

コチラはテナガツノヤドカリという種類の小型のヤドカリで

干潟などに生息しています。

 

先日、同じ干潟に生息するコメツキガニを展示したのですが

その際にこの子たちが砂に混じって入ってきたところ

あまりにも可愛かったので常設展示となりました。

 

最初に載せた水槽の写真。

実はこの中には20個体近くのテナガツノヤドカリが入っています。

ではなぜ水槽が空っぽに見えるのか。

 

そう

 

376-3.jpg

 

わりと普段は砂に潜りっぱなしなのです。

目と触角だけ外に出し、後は全く見えません。

でもこの潜っているときの姿がとてもキュート。

こちらの動画をご覧下さい。

 

 

羽毛状になっている触角を

潜りながらずっとふりふりしています。

どうやら水中の小型プランクトンや有機物を

これで集めて食べているようです。

この動きが何となくツボにハマってしまい

展示することにしました。

 

ふりふりふりふりフニクリフニクラ

くせになるわー。

来館した際は是非ともこの水槽に張り付いて

じーっと観察してみて下さい。

 

by ハムいち

第370回 ひめちゃんのクラゲ

最近、面白いクラゲが採れたので

ちょっと紹介します。

 

まず一つ目がコチラ。

370-1.jpg

腕組みおすましポーズが可愛らしいコチラのクラゲは

ヒメアンドンクラゲと申します。

いわゆる箱クラゲとか立方クラゲと呼ばれるような仲間ですね。

近い仲間で言うと

お盆が過ぎて出るなんて言われるアンドンクラゲや

沖縄の方で猛毒クラゲとして知られるハブクラゲなんかがいます。

でも実際、ヒメアンドンクラゲを触ったことありますが

別に痛くは無かったです。個人の感想です。

 

そして二つ目がコチラ。

370-2.jpg

なんの変哲もなさそうなクラゲですが

このクラゲの面白いところは

クラゲ芽と呼ばれる赤ちゃんクラゲを

体から出すことができます。

370-3.jpg

写真中の赤い矢印が実際の赤ちゃんクラゲです。

ここがしばらくするとぱふぱふと動きだし

体から離れて泳ぎ出します。

クラゲの中では一風変わった繁殖方法ですね。

 

 

今回、紹介しているクラゲはどちらも1㎝ほどの小さなクラゲです。

水族館ではやはりおっきくてキレイなクラゲなんかが人気ですが

こんな小さなクラゲにも興味を持っていただきたいし

そんなクラゲをうまく紹介できたらいいななんて思ってます。

 

by ハムいち@元気なきみが好き

第365回 いちごいちえ

春ですね。

巷ではイチゴが旬を迎えております。

そんなわけで

今回はイチゴみたいな可愛らしい生き物を紹介します。

 

その名もテンロクケボリガイ。

365-1.jpg

テンロクケボリガイはウミウサギ科に属する1㎝ほどの小さな貝の仲間で

この辺ではオオトゲトサカやアカトゲトサカなどにくっついて暮らしています。

 

まるで見た目がイチゴみたいなこの貝ですが

この赤い模様は貝が殻を覆うために出した外套膜(がいとうまく)のもので

実際の貝殻はこの写真のような色をしています。

365-2.jpg

 

まぁ一見すると海中では目立つような色彩ですが

前述の通り、トゲトサカ類に付着して暮らすと

この色彩が保護色となって目立たなくなります。

 

365-3.jpg

 

現在、共生・寄生のコーナーで展示しております。

非常に見つけづらく水族館の生き物としてはどうかとは思いますが

個人的にはとても好きな貝の一種です。

 

来館した際には是非とも探して見てください。

 

by ハムいち@私も入社して15(いちご)年

第358回 月が変わって新年よ!

というわけで

2022年ももう終わります。

個人的に今年一年の中で記憶に残っているのは

滋賀県に旅行に行ったことです。

琵琶湖のほとりの道の駅に到着して車から降りて

潮気でべたつかない風を浴びたときに

湖に来たんだなって実感したのはいい思い出です。

 

さて

毎年恒例のお正月水槽をやっております。

358-1.jpg

 

2023年の干支にちなんで

ウミウサギガイの展示を行っています。

 

358-2.jpg

 

ウミウサギガイはいわゆるソフトコーラルを食べるので

長期の展示となると餌の確保が難しかったりします。

しかし、今回は短期間と言うことで

普通に暮らしていたら中々見ることのないであろう本種を

展示しております。

 

ウミウサギガイの名前の由来は貝殻の色から来てると言います。

 

358-3.jpg

 

このつややかで真っ白な貝殻。

これ見てウサギってつけるってオシャレじゃん。

でも生きた個体だと外套膜という膜で貝殻を覆ってしまっているため

この状態で見ることができません。

 

でも

私的には外套膜を広げた姿にこそウミウサギガイの魅力があると思っております。

 

358-4.jpg

 

こちらがウミウサギガイの生体の写真です。

この黒い絵の具に黒を混ぜたような真っ黒。

そしてその上に星空のようにちりばめられている白い点。

これを美と言わないでなんと言うでしょう。

 

調査などで潜っているときに

ウミウサギガイがついていそうなソフトコーラルを見つけると

この美しさを見たくてついつい探してしまう程です。

 

 

そんなウミウサギガイを展示しているので

お時間ありましたら是非とも見に来て下さい。

1月15日までやってますよー。

 

by ハムいち@昔、飼ってたウサギの名はピーター

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