海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:とーる一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第344回 ウミガメの餌やりもいいけど魚の餌やりも
題339回 船で調査
第334回 オオモンカエルアンコウの餌やり
第329回 久しぶりにアオウミガメ誕生
第324回 賽の河原
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第344回 ウミガメの餌やりもいいけど魚の餌やりも

今年もGWがやってまいりました。

来館されるお客さんに人気のイベントとして餌やりがあります。

串本海中公園では、ウミガメの餌と展望塔での魚の餌を基本的には常時販売しています。

で、やっぱり人気はウミガメの餌です。

販売数では2~3倍位の差があります。

が!

魚の餌やりを強くお勧めしたい。

私はウミガメ担当ですが、魚の餌やりの方が面白いと思っています。

当然ウミガメの餌やりも面白いのですが、ウミガメは食べるスピードが遅いのでGWの様な繁忙期は

あげる餌の量がウミガメの食べるスピードを上回ってしまい残りがちになってしまいます。

また、水族館のウミガメは普段から良い餌をもらっていて栄養状態がいいですしグルメになっています

ので、販売してる配合飼料に飽きてきます。

その点、展望塔の魚たちは貪欲さと勢いが違います。

こんな感じでメジナ達が餌を食べてくれます。

こっちの方がウミガメより迫力がありますし、餌も豪快に撒けます。

おススメです!

よって私の推奨は、ウミガメの所で一袋餌を買って、ウミガメなんぞには5粒でもあげておけば十分、

残りを展望塔まで持って行って魚にバーッと撒きさらに魚の餌も一袋購入してもう一度盛大に撒く。

これで完璧です。

 

※魚も餌をあまり食べない時がたまにあります。

 

byトール

題339回 船で調査

ブログネタが全然思いつかないので、やっつけで水族館の地味~なお仕事紹介

 

水族館の仕事の一つとして潜水環境調査があります。

調査自体そこそこ大変な作業ですが、報告書を書くのもかなりしんどいので、

報告書の時期には毎年うんうん唸りながら夜遅くまで文章を考えています。

 

また、調査地点まで行くのに船が必要なことが多いので、水族館の船をよく使います。

串本海中公園では船を3隻所有していて、

●半潜水型海中観光船「ステラマリス」

●ダイビング船「ネレイス」

●作業・調査船「オルカ6号」

があります。

そして飼育ではオルカ6号を使って、

潜水調査・潜水採集・釣り採集・ウミガメ放流・観測などを行っています。

P9272078.JPG

これがオルカ6号で、小さめの漁船と言う感じです。

操船や管理は私の担当なのですが、個人的には操船の楽しさ<管理の大変さですね。

 

DSC_0124.JPG

昨年末に行った串本町大島での調査の時の様子です。

12月なので寒かったですが、天候・海況は絶好でした。

DSC_0127.JPG

調査前のダイバーです。

私は船長なのでお留守番です。

正直冬場の調査では留守番でほっとしています。

DSC_0133.JPG

DSC_0134.JPG

この日は潜水中のダイバーも上からよく見え、近くにキビナゴの群れも。

ここの水深は15m位だったと思います。

この時の様な状況だと、調査中私は船の上で特にやることが無くボケっとできて楽なのですが、

風が強い日や海が荒れているときは一転して、錨が外れて走錨しないか、暗礁にぶつからないか、

ダイバーの所在が分かり難い、船が揺れて酔う、とストレスMAXです。

 

by とーる

 

第334回 オオモンカエルアンコウの餌やり

先日漁師さんから立派なオオモンカエルアンコウを頂いたので、水槽で飼育展示しています。

オオモンカエルアンコウは、アンコウ目カエルアンコウ科に属するアンコウの仲間です。

カエルアンコウの中では大型な種です。

 

PC020514.JPG

オオモンカエルアンコウは飼育する側としては、中々の魅力にあふれた魚です。

カエルアンコウの仲間では大型種なので、見た目のインパクトは絶大です。

全長は最大30㎝ほどですが、見ての通り体高と体幅がかなりあるため全長以上の重量感があります。

体表に鱗は無く、ぶよぶよとした魚らしくない触り心地です。

そしてなんといってもこのブサ…個性的な顔!

PC020513.JPG

カエルアンコウは、ほとんど泳ぐことは無く岩やサンゴなどの隙間で周囲の景色にカモフラージュしてじっとしています。

そのため、体を固定しやすい様に胸びれが手の様に発達し、このひれを使って海底を歩いて移動します。

泳ぐのはあまり上手では無いため、素手でも簡単に捕まえられます。

PC020485.JPG

そして、アンコウの仲間らしく頭部にエスカと呼ばれる疑似餌を持ち、

これを使って小魚をおびき寄せ一瞬にして丸のみしてしまいます。

ですので、飼育下ではほかの魚と同じように餌をばらまいても中々食べてくれないので、

棒の先に餌を付けて顔の近くまで持っていかなければなりません。

額の辺りから疑似餌をぴょこぴょこ出しているのがわかるでしょうか。

お腹が空くとぴょこぴょこするので、餌を欲しがっているのが分かりやすいです。

ただ、中にはあまり餌付きが良くなく自分からは中々食べてくれない子もいるのですが、

そんな時には口に餌の小魚を咥えさせてやると、そのまま食べてくれたりもします。

ほとんど動かず、餌も食べさせてもらうこの姿。

なんだかとっても怠惰な感じがして羨ましいです。

 

by とーる

第329回 久しぶりにアオウミガメ誕生

館内子ガメ水槽では常時ウミガメの子供を飼育展示しています。

毎年8月9月に赤ちゃんが生まれ展示を開始し、1年後次の子たちが産まれると交代します。

ですので、館内子ガメ水槽では1年間子ガメの成長を見ることが出来ます。

そして今年も多数の子ガメが誕生し、既に展示を始めています。

今年のウミガメ繁殖はなかなか好調で、去年初めて生まれた孫世代(F3)アカウミガメは今年も

順調に誕生し、さらに4年ぶりにアオウミガメも誕生しました。

以前紹介しましたが、交尾を1か月以上の記録的長期間した甲斐があったようです。

というわけで、今年は久しぶりにアカウミガメとアオウミガメの両方の赤ちゃんを同時に展示

していますので、来館された際はぜひ両種の違いを見比べてみてください。

 

アカウミガメの赤ちゃん

アカウミガメ1.JPG

アカウミガメ2.JPG

 

アオウミガメの赤ちゃん

アオウミガメ1.JPG

アオウミガメ2.JPG

アカウミガメは全身赤茶色ですが、アオウミガメは背甲側は真っ黒で腹甲側は真っ白と

オセロの様な配色です。

大きさは生まれつきアオウミガメの方がやや大きいです。

これは卵の状態からすでにアオウミガメの方が一回り大きく、

最終的な大きさもアオウミガメの方がやや大きくなります。

 

個人的な感想を言うと、見た目の可愛さはアオウミガメに軍配が上がりそうです。

アカウミガメはやや武骨な顔つきですが、アオウミガメは丸みを帯びた顔で柔らかい印象です。

お客さんからの受けもアオウミガメの赤ちゃん方が良い気がします。

しかしながら、実際飼育をしてみるとアカウミガメの方が好印象です。(個人的には)

なぜかというと、まずアカウミガメは積極的で好奇心旺盛ですがアオウミガメはやや慎重で

臆病なため、餌やりの時にアカウミガメは猪突猛進で突っ込んできて、ツバメの雛の様に

口を大きく開けて餌をせがんできて可愛いのです。

アオウミガメも最初のころはよく寄ってきますが、少し成長すると遠慮がちになってしまいます。

また、アオウミガメは成長してくると噛み合いが酷くなるため、怪我によく悩まされます。

そんなわけで、見た目のアオ、中身のアカというイメージです。

まあ、最終的にはどちらも噛むわ暴れるわの体重100㎏クラスの怪獣になってしまいますが。

何はともあれ、間違いなく今が一番ウミガメのかわいい時期ですのでぜひ見に来てください。

 

by とーる

第324回 賽の河原

毎年4月から5月ごろになるとツバメが訪れ、水族館の色んな所で巣作りに励んでいます。

屋外ウミガメプールの軒にも毎年必ず巣を作っており、今年も行ったり来たりしていました。

ウミガメプール付近で巣を作るツバメは、持ってきた枯れ草をプールの海水に漬けて巣の材料にしているようです。

324-1.JPG

 

が、

今年はどうやら様子がおかしい…

巣作りのために頻繁に行き来しているのに、いつまでたっても巣が出来ません。

324-2.JPG

何をしているんだこいつらは、と思ってよく観察してみると

真下の床を見て納得しました。

324-3.JPG

海藻を使って巣を作っていました。

この海藻は、この時期ウミガメプールに豊富に生えているアオノリの一種です。

なるほど、アオノリでは粘着しないようで全て落下してしまい一向に巣が作れなかったようです。

アオノリは目の前のウミガメプールにいくらでもあるので、横着したのでしょうか。

結局いつまでたっても巣が出来ないのでさすがに諦めたようで、その内普通の巣を作っていました。

324-4.JPG

今年のウミガメプールのツバメは、楽をしようとした結果余計に苦労することになってしまったようです。

しかし、アオノリで出来た巣か…

なにか臭そうで嫌です。

 

by とーる

 

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