海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:とーる一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第424回 ウミガメ孵化率調査
第417回 ウミガメの産卵手伝い
第411回 久しぶりのウミガメ甲羅磨き
第405回 日本ウミガメ会議
第398回 人工産卵場への侵入者
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第424回 ウミガメ孵化率調査

今年の人工産卵場でのウミガメ繁殖は既に終わり、8~9月にアカウミガメとアオウミガメが合わせて400匹ほど誕生しました。

繁殖が終わった後の人工産卵場の砂の中には、孵化した後の殻や孵化しなかった卵が埋まっており、

これらは孵化期が終わった後に全て掘り返して回収します。

そして卵を数えることで孵化率を調べたり、孵化しなかった卵を割ってどの程度発生しているかを調べます。

また、温度記録装置も一緒に埋めてあるのでそれも回収して、砂中温度がどのように変化しているかを調べたりもします。

9月中に孵化は終わっているのに後回しにし続けた結果、11月後半になってようやく掘り返しが終わりました。

 

 

DSC_0689.jpg

↑自分で掘るのはしんどいので実習生に頑張ってもらってます。

DSC_0687.jpg

DSC_0691.jpg

↑この産卵巣は孵化率0だったため、113個の卵全て未孵化でした。

DSC_0690.jpg

↑孵化した卵の場合はこんなふうに殻だけが残っています。

 

結果、今年の総産卵数は1111個、孵化数は405匹で孵化率は36.5%となりました。

孵化率36.5%は当館としてはまずまずな数字です。

去年は夏場かなり気温が上がったため、砂中温度が上昇し孵化率が大分下がってしまいました。

今年も十分暑かったですが、砂中温度は去年ほど高温にならなかったためまずまずな結果です。

 

by とーる

第417回 ウミガメの産卵手伝い

串本海中公園のウミガメ人工産卵場では、そろそろ産卵期が終わりそうです。

毎日日付が変わるころまで残って産卵観察をしていましたが、ようやく解放されそうです。

今年の産卵観察では、久しぶりにちょっと変わった作業を行ったのでご紹介します。

 

ウミガメの産卵行動は7つの区分に分けられ、1.上陸、2.ボディーピット、3.穴掘り、4.産卵、

5.穴埋め、6.カモフラージュ、7.帰海となります。

この順序は基本的にどのウミガメでも同様ですが、各行動の時間や巧拙は個体によって様々で、

さっさと穴を掘って産卵する個体もいれば、いつまでもうろうろして中々産卵しない個体もいたり、

穴を掘るのも上手い下手があります。

ここで問題なのは、穴を掘るのが下手な個体です。

穴掘りを何度も失敗しているとその内産卵を諦めてしまうので、

最終手段として私が穴掘りを手伝います。

穴掘りを始めた個体に後ろからそっと近付き、四つん這いになってスタンバイします。

ウミガメは左右の後肢を使って交互に穴掘りをするので、左右を入れ替えるタイミングで

素早く手で砂を一掻きするのを繰り返します。

卵を産み始める前のウミガメは刺激を受けると産卵をやめてしまう可能性があるので、

ウミガメに触れないように素早く慎重に穴を掘ります。

ウミガメは自分で穴を掘っていると思っているかもしれませんが、

場合によっては大半を私が掘っていたりします。

この作業を15分から30分ほど延々と繰り返し、その結果卵を産んでくれたりくれなかったりします。

2025.7共同作業で掘った穴で産卵するアカウミガメ(7月19日).jpg

↑これがウミガメとの共同作業の結果産卵した卵です。

私一人で観察と作業をしているので、

穴掘り中のウミガメの真後ろで這いつくばって息をひそめる飼育員の様子をご紹介できず残念です。

 

中々きつい作業ですが、成功した暁にはウミガメが産卵し始める瞬間を観察することが出来、

これは担当者である私だけの特権です。

 

by とーる

第411回 久しぶりのウミガメ甲羅磨き

大分暖かくなってきた今日この頃。

むしろ、春はどこへ行ったのかと思う陽気です。

そんな中、先日久しぶりのウミガメ甲羅磨きイベントを開催しました。

 

当館のウミガメプールは非常に海藻が生えやすい環境で、特にこの季節は良く生えるため

ウミガメたちには海藻がたっぷりついていました。

koura_2503231.jpg

海藻はがっちり甲羅についており普通のたわしでは取ることはできませんので、

金属製のたわしを使って掃除します。

ウミガメの甲羅はとても頑丈なうえ、徐々に生え変わるので多少傷ついても問題はありません。

koura_25032330.jpg

かなりの重労働ですが、頑張るとこんなに綺麗になります。

 

が、おそらく1か月後くらいにはまた元通りになってしまいます。

まるで賽の河原のようです。

 

甲羅磨きのイベントは、産卵が始まる6月くらいまで月一で行う予定なので興味がある方はぜひお越しください。

 

by とーる

第405回 日本ウミガメ会議

年一回12月ごろ、ウミガメの研究や調査をしている人たちが集まる会議

「日本ウミガメ会議」というものがあります。

何をするかというと、各産卵地の産卵状況を報告しあったり、研究発表をしたり、

懇親会(という名の宴会)をしたりしてウミガメ屋同士で交友を深め情報共有する集まりです。

毎年開催場所が変わり、昨年は名古屋で今年は宮崎で行われました。

私もウミガメ担当者として、とても勉強になるのでなるべくこの会議には出席するようにしています。

第405回.jpg

が、

私がこの会議に出席する目的の半分は、正直観光です。

毎年開催場所が変わるので、いろいろな場所に行けて出不精の私には好都合なのです。

休みを多めにとって、折角の機会に色々見て回ります。

今回は、動物園水族館を計4か所回ることが出来ました。

チキン南蛮も大変美味でした。

DSC_2818.JPG

来年は徳島県だそうです。

今から旅行プランを考えておかねばなりません。

 

by とーる

第398回 人工産卵場への侵入者

今年のウミガメ繁殖はそろそろ終わったようです。

今年はアカウミガメが約360匹誕生しましたが、

大変申し訳ないことに脱出のライブ配信はほとんどできませんでした。

予測が外れてしまったことと運の悪さが原因です。

申し訳ない。

 

ウミガメの繁殖期である6月~9月ごろまでの人工産卵場には監視カメラが設置されています。

このカメラを使って産卵や脱出をチェックしたりライブ配信を行っています。

ウミガメを観察するためのものですが、たまに別の生き物が映ることがあります。

そんなウミガメとコラボする奇妙な侵入者をご覧ください。

↓(倍速です)

猫ちゃん!

猫の用事はおトイレです。

なんとまあ贅沢な猫トイレでしょうか。

ウンチをする場所なんていくらでもあるだろうに、やっぱり砂場でするのが好きなんですね。

朝方産卵場をチェックするとたまに埋めた後が見つかるので、こっちで後処理しています。

手前に上陸しているアカウミガメがいますがお互いまったく気にしていません。

ウミガメや卵にいたずらはしてないので、まあいいかという気持ちで見守っています。

 

by とーる

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