スタッフブログ【さびうらびより】2017年06月一覧
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。
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第233回 スギノキミドリイシの一斉産卵
6月20日(火)夜9時15分頃、海中公園前グラスボート乗り場において今年初めてとなるサンゴの一斉産卵を観察しました。
今回産卵したのは樹枝状の群体を形成するスギノキミドリイシという種類で産卵は23時頃まで続きました。
このスギノキミドリイシはグラスボート乗り場に約50m四方にわたって大群落を形成しており、20日に産卵が確認されたのは全体の3分の1程度でした。
今年で観察を始めて3年目になりますが、サンゴの産卵には様々な要因が複合的に関わっていると考えられており、産卵日を完璧に予測するのは非常に困難です。
ぶっちゃけ、前日サンゴが産んだかどうかは次の日に海から漂う臭いやスリック(サンゴの卵や胚が一部の水面集まったもの)の様子を見れば分かることも多いのですが・・・どの種類が産卵したのかを特定するためにはひたすら潜って確認するしかありません。
そして、今回の初産卵が観察できるまでが結構長かったのです。
実に1ヵ月と8日。
あまりに産まないと次第に心が荒んでいきます。
・始めの10日間
よし!やるぞ!!
そろそろ産みそうな気がする。
・10日から20日
おかしい。産まん。
でもいつ産むか分からないから頑張ろう!
・20日から30日
もう産まねぇんじゃないか。
どうせオレの目は節穴だよ。
・31日から38日
どうせ産まないんでしょ?
海荒れないかな。
・39日目
やっと産んだ。
ということで、頑張って写真を撮りました。
海中が一面バンドルに包まれる様子は相変わらず圧巻!
とりあえず、今年も無事に産んでくれたようで荒んだ心も癒やされました。
因みにその後、6月23日、24日と立て続けに残りの群体も産卵し、グラスボート乗り場でのスギノキミドリイシの産卵は一段落したのではないかと思っています。
今後は7月末にかけて串本を代表するサンゴであるクシハダミドリイシやエンタクミドリイシ等の産卵が予測されますので、引き続き観察を続けていきたいと思います。
by ひらりん
○おまけ
これだけボヤいといてなんですが、
夜潜るといつもは見かけない生物ともで会えるので、実は結構楽しかったりします。
サンゴが産卵した日ではありませんが、この日は大きなアカウミガメと出会うことができました。
第232回 環水平アーク
先日船を出して潜水調査をしていたら、空に変な虹が出現していました。
やや反った直線の虹です。
これは環水平アークと言うらしいです。
なにやら、雲中の氷晶に太陽光が屈折して起こる現象で、太陽の高度が58°以上の時にだけ現われるそうです。
やや気が滅入る潜水調査の前に良いものが見られました。
そして、これはこの調査に対する吉兆に違いない!なんて思っていたら
なんとまさしくその通りに
ここ数年で一番のコンディションの良さでスムーズに調査を行う事が出来ました。
この調査は、毎年海が荒れて延期したり海中の調査ポイントを見つけるのにものすごい苦労するのですが、今回は延期する事無く調査ポイントもあっさり見つける事が出来、大満足です。
いや~良かった良かった
珍しいものが見られて、調査も予定通り滞りなく終わるとは良い事ずくめです。本当に良かった。
まあ強いて残念な点を挙げるなら、そこそこ良い値段の私物の防水デジカメが水没してお釈迦になった事ぐらいです。
イヤーホントウニヨカッタヨカッタ…
by とーる
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