スタッフブログ【さびうらびより】2025年07月一覧
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串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。
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第417回 ウミガメの産卵手伝い
串本海中公園のウミガメ人工産卵場では、そろそろ産卵期が終わりそうです。
毎日日付が変わるころまで残って産卵観察をしていましたが、ようやく解放されそうです。
今年の産卵観察では、久しぶりにちょっと変わった作業を行ったのでご紹介します。
ウミガメの産卵行動は7つの区分に分けられ、1.上陸、2.ボディーピット、3.穴掘り、4.産卵、
5.穴埋め、6.カモフラージュ、7.帰海となります。
この順序は基本的にどのウミガメでも同様ですが、各行動の時間や巧拙は個体によって様々で、
さっさと穴を掘って産卵する個体もいれば、いつまでもうろうろして中々産卵しない個体もいたり、
穴を掘るのも上手い下手があります。
ここで問題なのは、穴を掘るのが下手な個体です。
穴掘りを何度も失敗しているとその内産卵を諦めてしまうので、
最終手段として私が穴掘りを手伝います。
穴掘りを始めた個体に後ろからそっと近付き、四つん這いになってスタンバイします。
ウミガメは左右の後肢を使って交互に穴掘りをするので、左右を入れ替えるタイミングで
素早く手で砂を一掻きするのを繰り返します。
卵を産み始める前のウミガメは刺激を受けると産卵をやめてしまう可能性があるので、
ウミガメに触れないように素早く慎重に穴を掘ります。
ウミガメは自分で穴を掘っていると思っているかもしれませんが、
場合によっては大半を私が掘っていたりします。
この作業を15分から30分ほど延々と繰り返し、その結果卵を産んでくれたりくれなかったりします。
↑これがウミガメとの共同作業の結果産卵した卵です。
私一人で観察と作業をしているので、
穴掘り中のウミガメの真後ろで這いつくばって息をひそめる飼育員の様子をご紹介できず残念です。
中々きつい作業ですが、成功した暁にはウミガメが産卵し始める瞬間を観察することが出来、
これは担当者である私だけの特権です。
by とーる
第416回 アオリイカの成長
皆さんこんにちは!
今年の梅雨はあっという間に過ぎていきましたね。
天気が良い休みの日にはたまに釣りをして過ごすのですが、
先日、一緒に釣りをしていた人がなんとカエルアンコウを釣り上げました!!!
それも餌で釣ったわけでは無く、たまたま背ビレに針が引っ掛かったようでした!
カエルアンコウって釣れるんですねー、初めて見ました。
そんな釣り上げられたカエルアンコウは現在展示中です。是非探してみてくださいね!!
さて、そんなカエルアンコウが展示されている水槽の隣にはアオリイカの稚イカを展示しています!
この稚イカはトピックス水槽に展示していた卵から孵化した個体です。
↑孵化直後の稚イカ
全長1㎝程度で孵化した稚イカはすくすくと成長して1年後には胴長40㎝程度まで大きくなります。
大きくなるためにはその分たくさんの餌を必要とします。
孵化直後の稚イカはとても小さく食べられる餌も小さいため、
目の前の海から小型のプランクトンを採集してきて与えています。
主に与えているのはアミ類で、少し潜れば大量に採集できるため稚イカ育成には欠かせない存在です。
↑アミ類
スーッと獲物に近づいて触腕を使って一瞬で獲物を捕らえる姿が有名なイカの捕食シーンですが、
実は初めから餌をとらえるのが上手なわけではありません。
孵化後まもなくして餌を捕食するようになると積極的に餌を捕まえに行くシーンを目撃できます。
しかし、初めはめちゃくちゃ下手くそです。逃げられてしまったり、勢いが付きすぎて壁に引っ付いてしまったり、
そもそも触腕は使わずに全身で突撃します。それでも何度も何度も繰り返していくうちに少しずつ上達していき、
数日後にはヒョイヒョイと涼しい顔をして捕獲する姿を見せてくれます。
「失敗は成功のもと」まさにそんな姿を見せてくれます。
↑展示中の稚アオリイカ
そうやって餌を捕獲するのが上手になったイカは現在、生まれたときから約3倍ほどの大きさに成長しています。
最近では小さなイソスジエビも上手に捕獲できるようになりました。
これからもすくすくと大きくなるアオリイカを見守っていきたいと思います。
byまつ
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