海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:とーる一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第103回 穴掘り


最近は暖かくなってきたので、ウミガメ達が頻繁に上陸して日光浴(?)をする様になってきました。そして、あと1ヶ月もすれば産卵する様になります。


日光浴にいそしむウミガメさん達

現在、ウミガメさん達に気持ちよく産卵してもらえる様、産卵場を掘り返して固くなった砂を柔らかくし、石やごみを除去しています。
これがかなりの重労働・・・
ウミガメは、産卵時に40~60cm位の深さの穴を掘るので、60cmは掘り返さないといけないのです。さらに産卵場の面積は2カ所合わせて80㎡以上、これは約50畳もの広さです。
先ずスタート地点で大きな穴を掘り、進行方向の砂壁を崩し、崩した砂を後方へ送る。
これを繰り返して進んでいきます。
なにか塹壕を掘っている様な気分です。掘ったこと無いけど。



2人で暇な時にちまちま掘って現在4割程度完了、産卵開始までには十分終わりそうです。
ただ、この作業は疲れるだけでなく、悲しい現実を我々に突き付けてきます。
次の日、その次の日になっても疲れが取れず全身がだるいのです。
あれ~昔はこんなんじゃなかったのに・・・
もう少しで30という現実からは全力で目を背ける覚悟を決めた今日この頃です。

by とーる

第94回 水中の踊り子


先日、漁師さんから綺麗なウミウシが採れたと連絡があり頂くと「ミカドウミウシ」でした。
ウミウシの仲間には数cmほどの小さな種類が多いのですが、このミカドウミウシは最大で全長50cm以上になる最大級のウミウシです。今回頂いた個体は25cm程ですが、それでも他のウミウシと比べるとかなり大きいです。

このウミウシの特徴は大きいだけでなくなんと、
泳ぎます!
ウミウシのくせに・・・

そこで、水槽内で泳ぐ様子を撮影しました。



鮮やかで真っ赤な体色とひらひらと泳ぐ姿から、スペインのフラメンコを踊る踊り子を連想させ、「スパニッシュダンサー」と呼ばれています。

by とーる

第85回 孫アカ3匹の名前決定


今年の夏に生まれた3匹の世界初孫世代アカウミガメの名前が決定しました。

3匹のユニット名は「くしもトリオ」です。
兵庫県の久米桃代ちゃん(6才)が応募してくれた名前です。
ありがとうございました。


因みに3匹それぞれの名前も「くしもトリオ」から、
くーちゃん
しーちゃん
もーちゃん
と、考えてくれましたのでそのまま採用させていただきました。
ただ、それぞれの名前を正式に付けるのは、
もうちょっと大きくなってからにしたいと思います。
なぜなら、見分けが付かないから!

一応私は毎日世話をしているためそれぞれ分かるので、
3匹の特徴をお教えします。


くーちゃん
3匹の中で一番大きいです。


しーちゃん
2番目に大きい。
他の2匹と比べ、甲幅が大きめなので甲羅全体が丸っこい


もーちゃん
3匹の中で一番小さい。
背甲の椎甲板(甲羅の真ん中の列の鱗板)の枚数が
通常より多い(通常は5枚だが、6枚ある)ためわかりやすい。


どうでしょう。わかりましたか?



by とーる

第76回 世界初の孫世代アカウミガメ


10月も中程が過ぎ、今年の人工産卵場でのウミガメ産卵・孵化も一段落しました。
今年はアカウミガメだけの産卵で、産卵回数は例年並みでしたが、孵化率は低めでした。

しかし、今年は人工産卵場で孫世代(F2)のアカウミガメが誕生するというビッグニュースがありました。
1995年に世界で初めて飼育下でアカウミガメを繁殖させ、その時生まれた個体が成長し2006年から産卵を行う様になりました。そして、今年初めて孵化し孫世代(F2)が誕生しました。もちろん孫世代アカウミガメの誕生も世界で初めてになります。

生まれてきたのは3匹だけとちょっと心許ないですが、現在トピックス水槽で元気にしています。
今後DNA鑑定をして繁殖個体との親子関係をはっきりさせる予定です。


今回孫ガメが砂中から出て来るところを撮影することが出来たので、
孫ガメの誕生(正確には這い出しか)シーンをご覧ください。
因みに最後にカメが入ったバケツは、生まれた赤ちゃんガメが自然と集まる装置、
通称「子ガメホイホイ」です。



by とーる

第65回 イボハタゴイソギンチャク放精


気温も水温も大分高くなってきて、色々な生物の繁殖が見られるようになりました。
定番のサンゴやウミガメの産卵は今年も既に確認されていますが、
先日夕方頃「光を食べる生き物」水槽で、イボハタゴイソギンチャクが放精していました。



普段は大して動かずに水槽の底にべたーっと広がっているイボハタゴイソギンチャクですが、この時ばかりは絞り出すかのように伸びたり縮んだり広がったりと大忙しでした。動画は早送りではありません。

この放精でこの個体は雄であることが発覚。
そして、この水槽にはイボハタゴイソギンチャクがもう一匹・・・
雄の放出した精子に反応して雌は放卵するそうなので、期待して待ってみる・・・が、残念ながらもう一匹は無反応でした。
う~ん、もう一匹も雄だったのかそれとも気分が乗らなかったのか。

by とーる
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