海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:とーる一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第362回 漂着物

先日、当館から見える海岸の一角で何やらカラスが集まっている場所がありました。

海岸でカラスが集っているとなると、まあ大体予想がつきます。

高確率で何らかの大きな「生もの」が打ちあがっている、かつ死んでいる、です。

この辺りでしたら、それはほぼほぼウミガメです。

となると、行って調査しなければいけません。

ただこういう情報が入ったときは、若干、ほんのすこーしだけ憂鬱になります。

やっぱり臭いは強烈ですし、重いですし、人通りが多い浜であれば放置するわけにもいかないので大変なのです。

とはいえ、こういったウミガメ漂着情報の収集も大事なので必ず調査します。

 

と思って近づいてみると、意外にも今回はウミガメではありませんでした。

※若干閲覧注意

DSC_0966.JPG

全長は約210㎝

正直最初はなんだかさっぱりわかりませんでした。

よくよく見てみると、どうやらイルカのようです。

かなり腐敗が進んでいたため、下顎、胸びれ、尾びれ等は無くなっていました。

胸びれや尾びれが無いとなかなかイルカと認識できませんでした。

尾部↓

DSC_0964.JPG

頭部↓

DSC_0965.JPG

ウミガメの漂着はよくありますが、イルカの漂着はこの辺りでは珍しいです。

海獣類はさっぱりなので種類がよくわかりませんが、おそらくミナミバンドウイルカではないかとのことでした。

 

by とーる

第355回 ウミガメの口の中

水族館で飼育しているウミガメたちは、餌をもらうことを段々覚えていきます。

長く飼育している個体は、人影が見えると餌を食べられると思って近づいて来て口を開けて要求してきます。

慣れるとくちばしを触って口を開けさせて、そこに餌を投げ入れて食べさせられるようになります。

ただし、口内をチェックするときには有用ですがそれ以外にはあまり意味はありません。

水槽に餌を投げ入れれば勝手に食べますしね。

動画に出てくるのは、若いアカウミガメと成体のアカウミガメです。

若いアカウミガメの方は体色が白っぽいですが、この個体は生まれつきの色素異常です。

355回 ウミガメ口の中.jpg

餌が欲しくて口を大きく開けてくれるので、口内が良く見えます。

ウミガメにもちゃんと舌があるのが見えますね。

歯は、ウミガメには、と言うよりカメにはありません。

大昔、カメの祖先には歯があったようですが進化の過程で無くなってしまいました。

その代わりにくちばしが発達していてかなり強力です。

動画のアカウミガメは自然界ではカニや貝などを好物としており、硬い殻をくちばしで砕いて食べてしまいます。

ですので、ある程度大きくなったウミガメに嚙まれるとかなり危険で、指を千切られてもおかしくありません。

動画の様な餌やりは、慣れている飼育員だからですので一般の方はマネしないでください。

ちなみに私は、動画後半に出てくる様な成体のアカウミガメにがっつり指を嚙まれたことがあります。

作業中軍手越しに噛まれたのですが、あまりの痛さに指の感覚がなくなって軍手を取ったら指も一緒に取れるのではないかと思いました。

幸い無事でした。

小さいウミガメにはしょっちゅう噛まれるので、慣れてきて大分我慢できるようになりました。

もしくは、良い噛まれ方が分かるようになってきます。

 

by とーる

第350回 アカウミガメ誕生

8月11日に当館人工産卵場にて今年最初のアカウミガメが誕生しました。

今年は、6月9日から7月24日までの間に12回程のアカウミガメの産卵を確認しています。

そして8月11日に6月9日の産卵巣から65匹が誕生し、翌12日には別の産卵巣から80匹が誕生しています。

アカウミガメ (3).JPG

アカウミガメ (4).JPG

現在餌もよく食べるようになっていますので、早く館内子ガメ水槽でデビューさせようと準備中です。

一応8月20日にデビュー予定です。

アカウミガメ (2).JPG

 

今年はおそらく300~400匹ほどのアカウミガメが誕生する見込みです。

 

by とーる

 

第349回 観光船ステラマリス窓掃除

現在観光船ステラマリスは運航再開に向けて着々と準備中です。

近いうちに再開の報告が出来るかと思いますので、もう少々お待ちください。

 

今日は、準備を進めるステラマリスの窓掃除を手伝ってきました。

ステラマリスは半潜水型観光船なので観覧窓はこんな感じ↓になっています。

P8090802.JPG

窓ガラスの内側は普通に中から掃除できますが、外側の掃除は海に潜らないとできません。

なので海中展望塔と同じように定期的にダイビングで海に潜って掃除をします。

 

今回は前回の掃除から期間が空いてしまったため、汚れが結構酷くなってました。

P8090736.JPG

うーん汚い

向こう側がほとんど見えません。

時間が経てば経つほど汚れは強固になって取りにくくなるので、酷くなる前に定期的に掃除するのが大事ですね。

偉そうに言ってますがこの言葉は思いっきりブーメランで自分に突き刺さってます。(水槽の掃除…部屋の掃除…)

 

さて海中のガラスに付くこの汚れは実際なんなのでしょうか。

近くで見てみるとこんな感じになっています。

P8090778.JPGP8090748.JPGP8090752.JPG

やはり海藻類が一番多いですが、貝・ゴカイ・イソギンチャク・コケムシ・カイメンなど

実に様々な生物が付着していますので、これらをじっくり観察するのも一興かも知れません。

 

で、掃除した結果

これが

P8090735.JPG

こうなりました。

P8090785.JPG

 

中から見ても

P8090794.JPG

P8090799.JPG

ぴかぴかです。

 

もう少しで皆さんにもご覧頂けるようになりますので、

運行再開までもう少々お待ち下さい。

 

by とーる

第344回 ウミガメの餌やりもいいけど魚の餌やりも

今年もGWがやってまいりました。

来館されるお客さんに人気のイベントとして餌やりがあります。

串本海中公園では、ウミガメの餌と展望塔での魚の餌を基本的には常時販売しています。

で、やっぱり人気はウミガメの餌です。

販売数では2~3倍位の差があります。

が!

魚の餌やりを強くお勧めしたい。

私はウミガメ担当ですが、魚の餌やりの方が面白いと思っています。

当然ウミガメの餌やりも面白いのですが、ウミガメは食べるスピードが遅いのでGWの様な繁忙期は

あげる餌の量がウミガメの食べるスピードを上回ってしまい残りがちになってしまいます。

また、水族館のウミガメは普段から良い餌をもらっていて栄養状態がいいですしグルメになっています

ので、販売してる配合飼料に飽きてきます。

その点、展望塔の魚たちは貪欲さと勢いが違います。

こんな感じでメジナ達が餌を食べてくれます。

こっちの方がウミガメより迫力がありますし、餌も豪快に撒けます。

おススメです!

よって私の推奨は、ウミガメの所で一袋餌を買って、ウミガメなんぞには5粒でもあげておけば十分、

残りを展望塔まで持って行って魚にバーッと撒きさらに魚の餌も一袋購入してもう一度盛大に撒く。

これで完璧です。

 

※魚も餌をあまり食べない時がたまにあります。

 

byトール

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