海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:とーる一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第309回 テヅルモヅルはキモくて良い

先日漁師さんから立派なテヅルモヅルをいただきました。

皆さんはテヅルモヅルをご存じでしょうか。

名前だけ聞いても何の仲間なのかさっぱりだと思います。

 

これが今回頂いたアカテヅルモヅルで、腕を広げると50㎝以上はある大型個体です。

アカテヅルモヅル.jpg

テヅルモヅルは植物の様な見た目ですが立派な動物です。

クモヒトデの仲間ですので、大雑把に言えばヒトデに近い生物です。

浅海から深海まで生息し、生態はいまいちよくわかっていません。

複雑な腕を持っていますが、ヒトデの仲間らしく元をたどれば五本の腕があり

そこから分岐を重ねてこのような姿になっています。

DSC_0937.JPG      DSC_0939.JPG

 

日中はあまり動きませんが、夜になると海中を漂う小さな餌を集めるため腕を大きく広げます。

当然移動も出来ます。

餌(アミエビ)をあげた様子がこちらです。

餌に反応してわしゃわしゃ動き出して中々不気味です。

 

私はこのテヅルモヅルが結構好きで、この意味不明さキモさがたまらないのです。

これを見たお客さんの多くは「うわーなにこれ気持ち悪い」となりますが、

その様子を見た私は「でしょう!」と嬉しくなります。

理解不能な気持ち悪さや嫌悪感も突き詰めれば一種の感動だと思うのです。

 

 

by とーる

第304回 今年もアカウミガメ誕生

8月が終わりました。

毎夏恒例のお盆の駐車場整理、今年はほとんどやることなく終わりました。

夏のイベントも中止となりましたし、こんなに夏らしくない夏は入社以来初めてです。

一方、気温水温はウンザリするほど上昇し、陸上海中の生物共に結構な打撃を受けてます。

 

さて海中公園では今年もウミガメの繁殖シーズンとなり、

人工産卵場では例年以上の産卵が見られました。

そして8/20に今年最初の赤ちゃんウミガメが誕生しました。

P8310213.JPG

 

現在は館内子ガメ水槽で飼育展示しています。

もう餌ももりもり食べるようになっています。

赤ちゃんウミガメは体が軽く基本的に浮いて生活しているため、

餌も浮いている方が食べやすいです。

ですので餌のアミエビは、凍った状態から表面を少し溶かした程度であげています。

そうすることでアミエビは水に浮いた状態になり、表面の溶けたアミエビをウミガメが

食べていくといった感じです。

 

また毎年恒例の卵の展示も行っています。

P8310188.JPG

P8310189.JPG

9月中旬~下旬頃に孵化予定ですので運が良ければ孵化の様子も見ることが出来ます。

 

by とーる

第299回 ウミガメの産卵はじめました

今年もウミガメの産卵が始まりました。

ということで、私はまた夜間産卵観察をして家には寝に帰るだけの生活になりました。

このブログも産卵観察をしながら書いています。

ウミガメが上陸しないとやることが無いので案外暇です。

 

今回はつい今さっき行われた産卵の様子を紹介します。

まずは卵を産み落としている最中の様子です。

ウミガメの卵は正にピンポン玉です。

大きさ、色、形はピンポン玉そっくりです。

ですが硬さは違います。

産み落とされたばかりのウミガメの卵は、結構柔らかく指で軽く押すだけでへこみます。

動画を見るとわかりますが、産み落とされる時20~30㎝ほど落下するので

卵同士がぶつかって割れないように柔らかくなっています。

1回の産卵で大体100~120個の卵を産みます。

 

次に卵を産んだ後、穴を埋め戻す様子です。

卵を産んだ後は穴埋め作業です。

ただ砂をかぶせて穴を埋めるだけでは、砂が柔らかいのでそのうち陥没してしまい

掘り返されやすくなってしまいます。

ですので、ある程度砂をかぶせた後は後ろ足を使って砂を押し固めます。

短い後ろ足を使って器用にこねこねして押し固めています。

 

と、今日のとれたて産卵の様子をご紹介しました。

気付けばもうすぐ日付が変わりそうですので、私もそろそろ帰ろうかと思います。

そのまえに産卵場へ最後の確認に行かねばなりませんが、

今の願いは…

 

 

 

 

どうか上陸してませんように

帰れなくなるから…

 

 

by とーる

第294回 さらばクマノミ水槽

私が担当する水槽の一つに「光を食べる生き物」水槽(通称クマノミ水槽)があります。

いや、ありました。

過去形です。

 

この水槽は、名前の通り光を食べる(光合成する)サンゴやイソギンチャクを主役に、

イソギンチャクと共生するクマノミや様々な魚を展示する水量約10トンの水槽です。

(正確に言えばサンゴやイソギンチャク自身が光合成するわけじゃないですが…)

P4080208.JPG

             通称 クマノミ水槽          

 

ここは元々2つの水槽に分かれていましたが、漏水工事をする際に1つに繋げ、

新たなテーマの水槽へとリニューアルし現在のクマノミ水槽となったのです。

そして、そのリニューアルからずーっと私が担当していました。

水槽のデザイン、制作、生物採集と全部携わって12年ほどとなりました。

 

P4080195.JPG

           サンゴやイソギンチャクとクマノミ

 

P4090255.JPG

             勝手に生える海藻や石灰藻

 

P4080205.JPG

        小さい時から飼育しているモヨウフグとサザナミフグ

 

P4080188.JPG

         悪いモヨウフグが千切って増やしたソフトコーラル

 

しかしながら、近年再び水が漏れ始め、これはもう限界と判断し水を抜くことにしました。

出来れば、応急処置をしつつ工事が可能になるまで時間稼ぎをして凌ぎたかったのですが、

漏水が悪化するペースが早く、工事のめどdollarが立たないため諦めました。

 

P4080230.JPG

              クマノミ水槽の裏側

P5170284.JPG

            クマノミ水槽裏側 水抜き後

 

水槽にいた生物は、ほとんどが他の水槽に貰われていきましたが、

モヨウフグとサザナミフグは現在行き場がなくバックヤードの水槽で飼育中です。

フグ類は色んなものを齧ってしまうので悩ましいのです。

とは言え、状態は良く見栄えもいいのでどこかで展示できるように検討中です。

 

当館としては結構大きめの水槽だったので、潰してしまったのは非常に残念です。

いつかまたこの水槽が復活できる日が来るといいなぁ

 

by とーる

第293回 子ガメに餌やり

休園中は暇かと思いきや

色々やることがあって意外と忙しい今日この頃です

 

ブログネタに子ガメの餌やりの様子でも紹介しようと水中撮影してみましたが、

これが意外に大変でした。

子ガメたちは、餌はもちろん指だろうがカメラだろうがガブガブとアタックしてきます。

まだ1歳未満のアカウミガメですので、噛まれてもケガするほどではないのですが

それなりに痛かったです。

 

ちなみに撮影風景はこんな感じ↓です。

DSC_0747.JPG

GoProが集中攻撃されています。

 

by とーる

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