海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:くろすけ♀一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第159回 秘かな楽しみ

今年もたくさん子ガメが生まれました。

diary159_1.jpg

かわええ~

私は、ウミガメ担当ではないので(ココ大事!)、特にかわいく思うのです。
世話をするとなると、大変なことも多いじゃないですか~
なので、かわいい子ガメたちが育っていく姿をちょっと離れたところから見ている
まるで、孫を見るおばあちゃんのような心境で、愛でているわけです。

でも、たまに手を出したくなるときもあります。
とーる氏(ウミガメ担当)に隠れて、

diary159_2.jpg

手を出してみます。

diary159_3.jpg

かまれます。
(´ ▽`)/ かわえ~

さらに

diary159_4.jpg

いっぱいかまれます。(=´Д`=)

この頃の子ガメといったら、何でもエサに見えるみたいで
とにかく指を入れたらカム!
これが大人のウミガメだったら、シャレにならないけど
これくらいなら、痛くもかゆくもありません!

と、いうのは言い過ぎました。
時々くちばしのとがったところでグイグイかまれると
ちょっと痛いときもありますが、それも

イテテテ(=´Д`=)
という感じでかわえ~。

かむ力加減で子ガメたちの成長がわかります。
早く大きくなってほしいような、ほしくないような・・・
これが婆心というものなのでしょうか。

というわけで、今しかできないことを楽しみながら、
秘かに無責任に子ガメをかわいがっている今日この頃です。

 

1歳の君たち

diary159_5.jpg

もう遠慮させていただきます(×_×;)
 

by くろすけ♀

第151回 サンゴのニオイ

前回のブログでサンゴの卵が臭うって話を書いたんですけど、
じゃあ、サンゴって臭いんだ~って思われると
「サンゴってきれ~い」と思ってくださってる方の
イメージが台無しになると思うので、
サンゴの名誉のためにフォローさせていただくと


サンゴの卵のニオイとサンゴのニオイは全然違います!

サンゴ本体というかそのものは、海の中にあるので
ニオイをかぐチャンスは少ないのですが、
春の大潮などで、潮が引き浅瀬のサンゴが干上がってくると
そのニオイをかぐことできます。

どんなニオイかというと
磯のニオイというか、青のりのニオイにすこしツンとするようなしないような
でもあんまり食欲わかないな~
というような、ニオイです。

diary151_2.jpg

沖縄では、サンゴをかじって食べているブダイ(というお魚)の仲間を
よく食べるんですが、刺身にしてね。
で、一切れこれを口に入れると、するんです。
サンゴの香り。

って書くと、なんかステキな香りのような気がしてくるけど
このニオイ、結構好き嫌いが分かれるところなんです。
私は、たいていのものは美味しく食べられるヒトなので
がんがん食べ、
「イラブチャー(沖縄ではブダイのことをこう呼ぶ)は泡盛に合うわ~」
と言っていたような気がする・・・

このニオイの正体、我々飼育員の間では
「褐虫藻(かっちゅうそう)のニオイ」と呼んでいます。
褐虫藻とは、サンゴの体の中に入っている藻の一種で
サンゴはこの藻が光合成で作る栄養分をもらって生きています。

diary151_3.jpg

褐虫藻はサンゴだけじゃなく、シャコガイなんかも持ってて
ゆえに、シャコガイを食べるとおなじようなニオイがします。

そらすずめさんは、子供の頃、お父さまの仕事の関係で
このニオイを嗅ぎ続けて、キライになったそうです。
だから、沖縄に赴任していたときも、イラブチャーもギーラ(シャコガイのこと)も
ダメだったそうです。

もったいない~。
泡盛に合うのに~。
 


ということで、サンゴの卵とサンゴのニオイは違うって話。


diary151_4.jpg


サンゴは食べられません。


by くろすけ♀

第150回 匂うor臭う?

朝水槽のガラスふきをしていたならば
ウミシダ水槽にピンクのつぶつぶがたくさん!
もしや、ウミシダが卵を産んだ!?

ところが隣のサンゴの水槽でも
ピンクのつぶつぶがたくさん
スズメダイたちが小躍りしてそれをパクパク食べている。
 犯人は「トルコの方ですよね?」ってお客さんに間違われるNさん
前の晩産まれたサンゴの卵を私の水槽にばらまいた。
曰く、「餌になるかな~と思ってbleah


「サンゴの卵を餌に」て、どんだけ・・・
と思ってグラスボートの港に行ったならば

におうぞ、におう
風に乗ってただよう
サンゴのかほり・・・



diary150_1.jpg

赤潮のようですが、サンゴの卵です。
しかも濃厚。

diary150_2.jpg


前の晩潜った某有名カメラマンさんによると
産んだのはスギノキミドリイシとクシハダミドリイシ
らしいです。

この卵たちが、あの美しいサンゴになり
生き物達のすみかになり餌になり
海の中の森とよばれたりオアシスとよばれたり
するのね~

と壮大な海のロマンに思いを巡らせている横で
おえ~、おえ~とロマンをぶちこわす声が

ステラマリス船長しまっちが
サンゴの卵の臭いにえずいてました。

だめなんだそうです。
この臭い。
確かにいい匂いとはいえない。

どんなにおいかというと
磯の香りを生臭くしたような・・・
う~ん、うまい言葉がみつからない。
でも、独特なニオイです。

ま、ニオイの好き嫌いはひとそれぞれだから、
納豆も、なれ鮨も、ブルーチーズも、好きな人いっぱいいるから。
私は、キライではないです。
スキでもないが。

diary150_4.jpg

魚たちは大好きなもよう。
この時期、サンゴの卵をねらってチョウチョウウオが大群で
集まってきます。
海中展望塔の窓から見えますよ!(上写真)

興味のある方はぜひ、今海中公園へbleah


by くろすけ♀
 

第143回 金環日食

ホームページがリニューアルして、「さびうらびより」の更新がとどこおってしまいました。
 これからは、心を入れ替え、びしばし更新!・・・できたらいいなあ・・・と思っています。

過去の記事が消えていますが、追々アップされる予定です。


さて、世紀の天体ショー。ご覧になった方も多いのではないかと思います。
前日の天気予報では、串本の天気は曇りで日食の見られる可能性は低いとのこと。
雨になる可能性も高く、昨日の感じでは90%以上の確立で無理だろうな、と思ってました。

串本は、日食の「中心食帯」と呼ばれる地域のど真ん中に入っていて、最も長く金環日食が見られる場所。
町をピーアールするために、町特産の「金柑」を「金環」にかけて、金柑を使ったお菓子やら特産品を開発、イベントも計画して半年以上前から準備してきました。

雨が降り続く昨日午後3時の段階で、今日のイベントを行う決定をしたのは一か八かのカケだったと思います。

そして、おめでとうございます。
そらすずめさん!(南紀金環日食実行委員会副会長)

みんなの祈りが通じたのか、海に沈めた巨大てるてる坊主が効いたのか

見事、金環日食を見る事ができました!!

diary143_1.jpg

 私も早起きして7時過ぎに会社に行き、日食メガネを準備して他のスタッフと共に観察しました。
一番肝心な所で雲行きが怪しくなって、これはヤバイかも!
というところで、雲がちょうどいいフィルターになって、きれいなリングを見ることができました。


本当は、直に見てはいけません!

diary143_2.jpg

ハムいち君撮影


いや~、ええもん見さしてもらいました。

こうなると、次は、皆既日食を見たい!と密かに野望を抱く、眠い午後なのです。 


by くろすけ♀

第136回 長生き競争


ずいぶんとご無沙汰してしまいました。
このブログを読んでくださっている、奇特な皆さま申し訳ございません。

一昨日は節分でした。
節分というと、数え年の数だけ豆を食べると病気にならないということで、
子供の頃はおもしろがってよく食べたものです。

が、この豆まきの豆って堅いんですよね。よくかまなきゃならない。
そのうち食べるのが苦痛になってきたりして。
今だったら、いっぱい食べなきゃならんから、相当つらいですよね。
ていうか、初めから食べようとも思わないけど・・
豆の数なんか、見たくもないけど・・

さて、歳の話といえば
当館の生きものたちも、長生きしてるものが多いです。
そこで、私が担当している水槽のご長寿たちを紹介します。


ムラサキハナギンチャク

この子達は、今から27年前にこの水族館で生まれました。
もちろん、私の入社前です!
1mmにも満たない卵から、今では触手を広げると50cm以上になります。
細い触手をいっぱに広げ、水流にゆらめく姿は、イソギンチャク界の女王かと。
厳密に言うと、イソギンチャクの仲間とはちょっと違うけど。


続いては、こちら


ウミバラ

バラっていう名前がついてるけど、サンゴです。
なんと、このサンゴはこの水族館がオープンした1971年からこの水槽で飼育されています。

1973年の貴重な写真


当時は20cm位の大きさでしたが、
今では、



こんなに大きくなりました。
直径1m、高さ70cmくらいかな。
まだまだ成長しています。

日本のサンゴ長期飼育記録ではNo.1です。

このウミバラがここに置かれた時、今の飼育スタッフの約半数は影も形もなかったという・・・


他にも、



お花のようなキサンゴたちも
みんな20年以上の月日が経っています。

いったい、サンゴってどれくらい生きるの?
って聞かれますが、海の中には1000年は生きているサンゴもいたりして
もはや、ケタが違います。
環境さえ変わらなければ、サンゴは遙かに長く生き続けるんですね。




この水族館の歴史を見続けてきた生きものたち。
これからも変わらず、元気で長生きしてほしいです。


そして、いつか来る、私の引退もぜひ見届けてほしいものです。


by くろすけ♀
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