海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:くろすけ♀一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第184回 コーラルロード夏編 続き

さびうらの浜、またの名をコーラルロード
夏の見所 続きです。

咲き誇るハマユウを愛でながらざくざく歩いていると
ふと足下に可憐な花を発見!

diary184_1.jpg

ハマゴウです。

あっつい炎天下の砂浜を海に向かって伸びる何本もの茎。
その茎の所々に青紫色の花がついてます。
一見すると地味だけど、よく見るとかわいらしい。
せっかく歩きやすく整備してある散歩道を遠慮無くまたいで生えているので、
「何だ、この邪魔な草は!」
と思わず、暖かい目で見てやって下さいまし。

diary184_2.jpg

ちなみに昔、このハマゴウの種を集めて枕の中身に使ったそうです。
ハマゴウは浜香とも呼ばれるように、ハーブのようないい香りがする上
何と虫が来ない!と、いいことずくめ!

と、生まれも育ちも串本の当館館長が申しておりました。
 

コーラルロードも半ばまで来たところで
海岸では目を引くオレンジ色の花を発見。

diary184_9.jpg

オニユリです。

近づいて写真とりたいけど・・・・

ハマユウ群団に阻まれて近づけず。

diary184_3.jpg
 

でも、こんな過酷な環境で咲く百合なんて。
さすがオニだわ・・・

と感心しながら、さらに歩く。

 

と、ここで、浜を歩くときの心得。

その1 足下をよく見るべし。
 

なぜなら、浜にはヒトに優しい植物ばかりではありません。

その1つがこれ!

diary183_6.jpg

ハマアザミ!

葉がぎざぎざで鋭いトゲがあります。
毒は無いけど、触るととってもイタイ!

サンダルなんかで歩いていて足下にコレが敷き詰めるようにあったりなんかすると
痛くてたまらん!まさに「針のむしろ」なのです。

その2 サングラスあればなおよし。

真夏のコーラルロードは目がちかちかするんです。
なぜなら、足下の真っ白いサンゴ(の骨)が真夏の太陽を反射して
レフ板なみの効果があるんじゃないかと・・・

diary184_4.jpg

上からも下からも夏の太陽の恩恵を預かるので
目の保護にオススメします。

その3 帽子必須!(日焼止めも!?)

日陰は全くありません。
浜風があると心地よいので、うっかりすると大変なことに。

以上、気をつけてくらんしよ。

 

さて、コーラルロードも終点。
「筆島」までやってきました。

筆島のアップを撮り忘れたので、途中の画像。

diary184_5.jpg

筆島。
それは コーラルロードのシンボル

岩が崩れやすいので上ってはいけません。

この辺りにはきれいな貝殻もいっぱい落ちていて
貝殻拾いには最適です。
 

で、この辺の植物といえば

diary184_7.jpg

ダンチク

3mはあろうかという、ヨシを巨大化したような植物。
子供の時、これはサトウキビだと思っていた・・・

diary184_6.jpg

台風の強風にも耐え、非常に丈夫な植物です。
防風林の役割も果たしてるとか。
台風銀座と呼ばれる串本を守っていると言っても過言ではない!?

 

ということで、夏のコーラルロード散歩。
片道ゆっくり歩いて10~15分位。
気が向いた方は是非、歩いてみて下さい。

 

おまけ

ダイビングパークで満開のハマボウ

diary184_8.jpg

さすがハイビスカスの仲間!
華があるわ~!

 

by くろすけ♀

第183回 コーラルロード夏編

dairy183_1.jpg

 

昨日明けたみたいです。
梅雨明けとともに夏全開って感じで
紫外線が肌に食い込む食い込む・・・
 

と言いながらも、梅雨明けに浮かれて
目の前の浜を散歩してみました。

diary183_2.jpg

さびうらの浜、またの名をコーラルロード。

 

浜に降りようとすると、可憐なハマナデシコがお出迎え。

diary183_3.jpg

可憐な割にはタフで丈夫。
さすが「なでしこ」。

でも、花のシーズンはそろそろ終わり。
また、来年ね!と別れを惜しみつつずんずん降りていくと

今キテルお花に出会いました!

diary183_4.jpg

ハマユウ!
南紀を代表する花です。
なんでか、というと
かの有名な万葉集にかの有名な柿ノ本人麻呂さまが詠んだ歌があるからです。

み熊野の浦の浜木綿百重なす 心は思へど直に逢はぬかも 

diary183_5.jpg

熊野の浜のハマユウのように幾重にも恋心を重ねているけど、直接会えないんだよねえ

切ないコイゴコロを歌った歌です。

ただ、私としてはこの花にあまり繊細な恋心は似合わないと思うのですが
(あくまで個人の感想です)
なんて言うか、豪快な感じがするんですよね。
葉っぱなんか、分厚くてぴかぴかつやつや、生き生き。
生命力を感じます。

なので、南紀の海にはぴったりの植物ですけどね。

ハマユウ今見頃です。

コーラルロード夏編
も少し続きます。

 

by くろすけ♀

第178回 帰ってきた大鍋

一年で一番忙しいゴールデンウィークが終わって何だか気が抜けた、くろすけ♀です。
許されるなら、

diary178_1.jpg
石によりかかってこちらをチラ見するクラカケモンガラ

こんなふうにもたれかかってだらだらと過ごし

diary178_2.jpg
石にあごをのせて休憩中のサザナミフグ

こんなふうに引きこもってテレビでも見ていたい、
そんな気分です。

 

ということで、テンションが上がらないまま、
しかも、ゴールデンが終わってから言うのも何ですが、
特別展が新しいものに変わりました。

現在開催しているのは、

オスマントルコの蘇る軍艦
「エルトゥールル号の記憶」展

約120年前に串本町大島沖で沈んだトルコの軍艦エルトゥールル号の遺品を展示しています。
(エルトゥールル号遭難事件について-Wikipedia
実は、エルトゥールル号の遺品を当館で展示するのは今回で2回目。
2009年から2010年にかけて、当時海から引き上げられたばかりの遺品を展示していたんです。
で、その時のシンボルともいえるのが「蓋付きの大鍋」

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エルトゥールル号の乗組員の賄いを作るために使われていた大鍋

この時は脱塩処理のため真水に浸けられ1年間当館で保管・展示されました。
あの頃、宿直の夜、この鍋のそばを通ると何か変な感じがするとか、
鍋の中から何かが出てきそうだとか、
まあ、スタッフの間では楽しい話題満載でしたが、
あの鍋が3年ぶりにまた、帰ってきました!

diary178_4.jpg

もう水の中には入ってません。
発掘から3年、いろんな展示会で日本中、トルコ中を旅してきた大鍋は、すっかり垢も取れ、
昔のような禍々しさも無くなり、骨董品の風情を漂わせておりました。

diary178_5.jpg

大鍋の他にも、新たに発掘された遺品、それについての詳しい解説もあるので、
皆さんぜひ見に来てください!

ゴールデンウィークは過ぎてしまったけど、12月1日までやってるからまだまだ大丈夫ですよ~!

diary142_4.jpg
トルコの方ですか?と間違えられる副館長もお待ちしております!

 

by くろすけ♀

第171回 寒い朝

気がついたら今年が半月近く過ぎてるじゃないですか。
ぼやぼやしてると次気がついた頃には半年、そして1年と経ってる気がする、くろすけ♀です。

年末から今年にかけて、とーる氏のブログにもあったように(コチラ)水族館の命ともいえる
取水ポンプ(外の海の水をくむポンプ)の調子が悪くてなんかあたふたしてるんですけど、
追い打ちをかけるように、昨日ボイラーが壊れました!

ま、壊れたと言っても部品交換で済むんですが、部品が来るまではボイラー停止。
よって、今水槽の水温は、外の海水温並に下がっております。

と、書くとじゃあ、生き物はどうなるの!?とご心配いただいている皆さん。
とりあえずは、大丈夫です。気合いで乗り切ります!

というのは冗談ですが、うちの生きものたちは、すべてこの辺の海にすんでる生きものたちなので、
外の海水温と同じになったところですぐに死ぬわけではありません。
幸い、ここ数日水温が暖かめで今朝も17.5℃ありました。
これが2月後半や3月前半の一番寒い時期の水温15℃や14℃になったらちょっとしんどいけど。

じゃあ、ボイラーいらんやん!と思われる方もおられるかもしれませんが
一応夏のホットな時期限定で串本で見られる魚や、熱帯系で寒いところ苦手なんだぜ的な、
わがままなデリケートな生きものたちもいるので、やっぱりボイラーは必要なんです。

で、やっぱりそういう寒がりな生きものたちは、今朝は機嫌を損ねていつものように出てきてくれません。

diary171_3.jpg
なんで今日は寒いのと口をとがらす、コクテンフグ

diary171_4.jpg
完全にやる気をなくしている、クロホシマンジュウダイ

diary171_6.jpg
いつもの行列も今朝は短め(詳しくはコチラ

ということで、早く直らないかな~と思っていたら、さっき「ボイラーなおったで!」との声が。
よかった、よかった。
これで魚たちも機嫌をなおしてくれることでしょう。

しかし、今年2013年もいろいろありそうです・・・

by くろすけ♀

第164回 ユウレイイカが出た!

今朝水産試験場のH君から、
「近くの防波堤で釣り人がユウレイイカをすくった!」
との電話が入り、早速軽トラにバケツをつんで見に行きました。

H君の案内で見に行くと、そこには数名の人だかりが!
のぞくと、全長40cmほどの半透明の細長いイカが容器の中でゆらゆらと動いていました。
すくったのは、羽曳野市から来られた辻本さん。
堤防で釣りをしていて、泳いでいたイカに気づき、タモですくったそうです。

図鑑によるとユウレイイカは西日本以南、南シナ海・インドネシア外洋域の中・深層とあります。
最近新江ノ島水族館でも展示を始めて話題になってます。
当館では去年の今頃、定置網にかかったことがありますが、その時はすでに死亡。
今年は生きたまま捕獲できたということで、展示までこぎ着けるかなと
思ったのですが、運び込んで数時間後には虫の息。
夕方にはお亡くなりになってしまいました。
深海にいるイカが水面近くをふらふら泳いでいること自体、あまりよろしくない状況なので
しかたがないといえばしかたがないのですが、残念です。

でも、こんな風に深海の生き物が浅瀬に現れると心配になるのが「地震」。
特に、串本は南海・東南海で津波が最も早く到達する地点といわれてるので心配です。
でも、普段はそんなこと忘れがち。
時々かかる、深海の不思議な生き物も、自然からの警告だと思って、
その都度気を引き締めていくことが、大事ですね。

diary164_1.jpg
今回のユウレイイカ。触腕がとても長いのが特徴。触腕には発光器が並びます。

diary164_2.jpg
体が透き通っているので、内蔵が見えます。立派なカラストンビもあります。

by くろすけ♀

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