海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ブログ更新一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第388回 あなたが噛んだ水槽が痛い
第387回 だって魚だもの
第386回 ウミガメの交尾の季節となりました
第385回 アオイガイの展示
第384回 地と天の話
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第388回 あなたが噛んだ水槽が痛い

館内の「小さな海の忍者たち」と題したコーナーでは

共生や寄生などの関係を持った生物を展示しておりまして

その中にガンガゼとガンガゼカクレエビを紹介した水槽があります。

 

388-1.jpg

中には有名な有毒のウニであるガンガゼと

388-2.jpg

全長1㎝ほどで棘に擬態して暮らすガンガゼカクレエビ。

この二種の関係は『偏利共生』とされており

住処や餌場を与えてもらうガンガゼカクレエビ

かたや特になんの利益もないというガンガゼの共生を紹介しています。

 

だいぶ前からこの水槽で大きな問題が起こっております。

それが

388-3.jpg

水槽の前面に細かい傷が入りまくり問題です。

こちらの水槽はアクリル樹脂で作られた水槽なのですが

表面に傷をつけるやつがいるんですよ。

それがガンガゼです。

 

当ブログの第363回でも紹介しておりますが

ウニの仲間は歯を持っており

それを使って自分の餌となる物を囓りとって食べます。

 

388-4.jpg

ちなみにこちらがガンガゼの歯です。

この歯を使ってアクリルガラスの表面に傷を付けてしまうのです。

 

傷が入ってしまったアクリルガラスは

直すのがそれはそれは大変。

今となっては

ガンガゼ専用水槽としてこの水槽は使っておりますが

傷が付いた水槽は見た目が少しぼやけてしまうのと

隙間に汚れが付きやすかったりと二重苦。

そこに掃除をしようとすると毒棘をぶん回すガンガゼが入っているので

三重苦水槽になっております。

 

でもこの水槽に入っているガンガゼカクレエビは

非常に面白い生き物ですので

見えづらいかとは思いますがよくよく目をこらして

覗いていただきたいものです。

 

はー困ったねという

話でしたとさ。

ははっ。

 

by ハムいち@歯は大事

第387回 だって魚だもの

昨夜の春の嵐の影響で
大シケの串本海中公園です

diary387_1.jpg

春休みでせっかく串本に来ていただいたのに
天気のせいで串本の印象が悪くなってしまわないか
心配している くろすけ です

でも、天気が悪くても
当園の水族館は、通常通り営業していますので
みなさん 遊びに来てくださいね

さて、今日も朝の日課、水槽の見回りをしていると
何やら妙な行動をしている魚に目が行きました

魚というと、みんな同じように泳ぎまわっている
ように思われるかもしれませんが
種によって、あるいは個体によって
個性みたいなものがあります

まずはこちらの画像をご覧ください

1匹のニセカンランハギが何やらサンゴの上で
横たわっています

diary387_2.jpg
水槽の中には他にもニセカンランハギがいますが
サンゴの上で横になっているのは1匹だけ

何をしているのかじっと見ていると
体をサンゴの上で動かしています

ニセカンランハギが乗っているサンゴは
オオスリバチサンゴといいます
スリバチのような形をしているので
この名がありますが
このサンゴをよく見ると
表面にイソギンチャクのようなものが
並んでいます
diary387_4.jpg
これはポリプと呼ばれます

このニセカンランハギはどうも
このポリプの上をふぁさ~となでるように
体を動かしています

ポリプがやわらかいので
気持ちがいいのでしょうか
まるで人がやわらかいものの上で
ほおずりしたくなるように

やわらかいポリプといえば
同じ水槽に、ナガレハナサンゴ
というサンゴが入っています
diary387_3.jpg
オオスリバチサンゴよりも長い触手の
ポリプが出ていますが
こちらで同じことをしているのを
見たことはありません

ニセカンランが体を乗せている
オオスリバチサンゴの骨格が
ちょうどお皿みたいな形になっているので
それが体にフィットしてよいのでしょうか?

以前にもブログで紹介しましたが
ニセカンランは、エアレーションでも
遊び?ます(こちら
あの時と同じ子(魚)なのかは分かりませんが…
同じ子だったらかなりおもしろい

人間くさい行動をする魚を見ると
魚だって日々いろいろ考えて過ごしているのかも
と、考えさせられる今日この頃です


by くろすけ♀

第386回 ウミガメの交尾の季節となりました

ウミガメの産卵は紀南では6~7月ごろなのでまだ先ですが、

そろそろ産卵の前段階である交尾の季節になってきました。

 

ウミガメの産卵や孵化・脱出は陸上で行われるため比較的観察し易いですが、

交尾は広い海の中で行われるため観察できることは非常に稀です。

その点水族館では、その様子をじっくり観察することが可能です。

DSC_2101.JPG   DSC_2106.JPG

先日早速アカウミガメが交尾していました。

この時は小一時間ほどの交尾でしたが、長いときは数日にわたって交尾を続けます。

交尾中、雄は雌にしがみついていて動けませんのでとっても大変です。

餌は食べられませんし、呼吸も雌のタイミングでしかできません。

 

交尾期は5月ごろまで続きますので、来館された際は是非交尾中のウミガメがいないか探してみてください。

 

by とーる

第385回 アオイガイの展示

皆さんこんにちは!!

 

ここ数日は少し温かすぎませんか?

ウィンタースポーツを楽しむ身としては2月いっぱいは寒くあって欲しいのですが・・・

とは言え温かい方がすごしやすく好きだったり・・・

 

さて、昨日連絡をいただき漁港までとある生き物の搬入に行きました。

それがこちら↓

P2153720.JPG

アオイガイです!!

名前に貝と付きますがタコの仲間です!

タコなのに貝殻を持っている変わった種なのです!!

しかし、貝殻を持っているのはメスだけで、オスは普通のタコのような見た目をしています。

さらに、オスは体が小さく滅多に見かけません。

一方で、メスは体が大きく目立つのでぷかぷか浮いているところをしばしば発見されます。

普段は外洋にいますが風が強い日などに港に流れ着いたりもします。

P2163730.JPG

こちらは今朝の写真です。

よくよく見てもらうと貝殻が少し異なる見た目をしています。

アオイガイの第1腕は膜状になっており、貝殻を覆うことができるようになっています。

このようにして覆いながら貝殻を作る成分を分泌し、自分で貝殻を作っていきます!

P2163737.JPG

最後の写真はお食事!!

昨日搬入して翌日ですがさっそくご飯を食べてくれました!!

食べているのはオキアミです。

1枚目2枚目の写真でひょっとこのように出ている部分は口では無く、

イカやタコにある漏斗と言われる部分です。

口は他のタコと同様に足の中心にあります。

 

こんなにもユニークでかわいいアオイガイですが、

飼育は難しく急遽展示を終了することもありますのでご了承下さい。

 

byまつ

第384回 地と天の話

年始を迎えたと思ったら、あっという間に2月

何となく冬は時間が経つのが早い気がします。まあ、年中そう言ってますけど。さく太郎です~

 

時は遡り・・・

1月後半に串本の潮岬にて「火祭り」を見てきました!

 

hima1.jpg

 

芝の駆虫をし、春に向けて新しい新芽を育てるための恒例行事です。

この火は地元の高校の弓道部員が火矢にて着火しています。(残念ながらその光景は時間の都合で見られませんでした・・・)

 

炎が芝一面に広がっております!!

串本に来て5年目ですが、実は初めて見ました。

家柄キャンプファイヤーやバーベキューなどをしてこなかったので、間近に見る大きな炎に圧巻されました。

是非とも来年は火が放たれるところが見たいです・・・!

 

そのころ、串本町では重大発表がされていました・・・

 

串本町 ロケットの発射がついに決定しました!!

コロナなどでずっと延期にされていましたが、ついに3月に発射予定です!

当館では特別な思いでロケットの発射決定を心待ちにしていました。なぜなら・・・

 

 

roke1.jpg

 

ロケットの発射成功祈願として、ロケット応援水槽を作る計画が合ったためです!

もちろんロケットが串本町で発射されること自体もとても期待していましたが、

その応援水槽を作ることもずっと計画されていました。ようやく展示できました・・・!

 

roka2.jpg

 

水槽内にはロケットの実際の1/60スケールの模型(飼育員手作り!)や、星にまつわる生き物を展示しています。

ホシササノハベラやクロホシイシモチ、ミツボシクロスズメダイ・・・おや、ロケットに乗っている魚もいますね。

ホシゴンベです。粋なことするじゃない。

 

roke4.jpg

 

またこちらのサカサクラゲは、学名が Cassiopea sp.  カシオペア座

 

 

roke6.jpg

 

こちらは、キクノハナガイ Siphonaria sirius  

冬の大三角形で有名な おおいぬ座のシリウス

 

を意味する名が付いています。星好きな私にはぐっと刺さりますね、素敵。

 

今回発射するのは、今後も数多く発射される予定の、記念すべき第1号機です!

皆さんも水槽を見ながら一緒に応援しましょう!!

 

 

 

おまけ

惑星に見立てたレイアウトに乗っかるホシゴンベ

水槽を見下ろして浸ってます。

roke5.jpg

 

by さく太郎

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