海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ブログ更新一覧

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第346回 げろげーろ

現在、トピックス水槽ではカエルウオを展示しています。

 

346-1.JPG

346-2.JPG

カエルウオはイソギンポ科に属する魚で

主に潮だまりや浅い所で観察することができます。

餌は岩などに付着した海藻類を食べていますが

当館で飼育する際には

岩に海藻巻き付けたものを与えたり

慣れたら魚のミンチやアミエビなどを食べるようになります。

 

 

ここ串本海中公園の前の磯でもよく見ることができますが

警戒心が強く、近づくとすぐに石の裏や岩の隙間に隠れてしまいます。

ただ、飼育しているとだいぶ人にも慣れてくれますので

 

こんな感じで手からも餌を欲しがるようになってくれます。

海藻を食べずに指ばっかかじりにきてるように見えますよね。

私にもそう見えます。

 

 

まぁここまでの画像映像を見ておわかりの通り

このカエルウオという魚

実は可愛いんですよ。

 

カメラを構えて動かず待っていたら

水槽手前に置いてある石の上に来てくれたりするので

写真を撮るにはもってこい。

346-3.jpg

顔のアップを狙ってセクシーな表情を楽しむも良し

 

346-4.jpg

引きの画を狙って

哀愁溢れる姿を狙うも良し。

すごい楽しめます。

 

もしご覧になる際は水槽に張り付いて

愉快なカエルウオを満喫してください。

 

by ハムいち@カエルと言えばガマパックン世代

第345回 新しい玄関水槽

4月22日に新しい玄関水槽がオープンしました。

diary345_1.jpg

水槽のテーマは、これまでと同じ「サンゴの海の魚」ですが、

以前は飼育できなかったテーブルサンゴ(クシハダミドリイシ)や

枝サンゴ(スギノキミドリイシ)など、目の前の海を代表する

サンゴが入り、サンゴの間をカラフルな熱帯魚が泳いでいます。

串本の水深の浅いところで見られるサンゴの海を再現しました。

 

 

もともと、前の水槽の水漏れから始まったリニューアルでしたが

新しく作り直すなら、これまでうちになかったような水槽を作ろう

ということで、水槽の中だけでなく、水槽の外壁もこだわって

小さなお子様でもわくわくするような楽しい絵を描きました。

diary345_2.jpg

 

 

ここで、新しい水槽ができるまでを少し紹介します。

新水槽ははるばる愛知県からトラックに乗ってやってきました。

diary345_3.jpg
3月10日 新しい水槽到着!

diary345_4.jpg
水槽を設置!職人さんが息を合わせて少しずつ水槽を動かしながら設置しています。
プロの技です。

 

水槽を設置した後は、私たちの出番。

水槽壁面の擬岩は、先輩達のアドバイスを聞き、試行錯誤しながら、

モルタルを使って自分たちで作りました。

diary345_5.jpg

擬岩作りが一番苦労したかも・・・

 

サンゴも地先に生えているサンゴを採集してレイアウトしました。

 

1月に古い水槽の水を抜いてから約3ヶ月。

毎日大変でしたが、完成した水槽を見るとやはり嬉しいものです。

でも、これからがスタート。

サンゴの飼育もまだまだ試行錯誤の段階。

いつかこの水槽でサンゴの産卵が見られるようになればいいなあ。

串本海中公園の玄関にふさわしい水槽になるよう

これからもがんばります。

 

 

by くろすけ♀

第344回 ウミガメの餌やりもいいけど魚の餌やりも

今年もGWがやってまいりました。

来館されるお客さんに人気のイベントとして餌やりがあります。

串本海中公園では、ウミガメの餌と展望塔での魚の餌を基本的には常時販売しています。

で、やっぱり人気はウミガメの餌です。

販売数では2~3倍位の差があります。

が!

魚の餌やりを強くお勧めしたい。

私はウミガメ担当ですが、魚の餌やりの方が面白いと思っています。

当然ウミガメの餌やりも面白いのですが、ウミガメは食べるスピードが遅いのでGWの様な繁忙期は

あげる餌の量がウミガメの食べるスピードを上回ってしまい残りがちになってしまいます。

また、水族館のウミガメは普段から良い餌をもらっていて栄養状態がいいですしグルメになっています

ので、販売してる配合飼料に飽きてきます。

その点、展望塔の魚たちは貪欲さと勢いが違います。

こんな感じでメジナ達が餌を食べてくれます。

こっちの方がウミガメより迫力がありますし、餌も豪快に撒けます。

おススメです!

よって私の推奨は、ウミガメの所で一袋餌を買って、ウミガメなんぞには5粒でもあげておけば十分、

残りを展望塔まで持って行って魚にバーッと撒きさらに魚の餌も一袋購入してもう一度盛大に撒く。

これで完璧です。

 

※魚も餌をあまり食べない時がたまにあります。

 

byトール

第343回 淡い桃色の季節

 

最近急に暑くなってきたので、どの布団で寝たらいいかがわかりません。

どうもさく太郎です。

 

 

4月になり、一気に気温が上がりましたね。水温も20°に達するようになり、自然界では卵から孵った小さな魚が増えてきています。

水族館の駐車場では桜が咲いていました。(投稿時から少し前の写真です。)

4.15 ①.jpg

4.15 ②.jpg

見たところ、この桜の木は老木で、所々しか花がなく葉が多いですが、きれいに咲いています。

実家の地域にある桜並木を思い出しました。この串本の辺りには桜の木がたくさんある公園が中々無いので、

少々寂しいです。今年の春は駐車場の桜でお花見をしました。(本当に見るだけですが・・・。)

 

 

外の環境も変化しました。

 

4.15 ③.jpg

手乗りサイズのニホンヒキガエルが冬眠から目覚め、繁殖シーズンとなりました!

雨の日やその前後の夜、のし・・・のし・・・とヒキガエルが歩いていることがあり、それを見にたまに観察に出かけています。シュレーゲルアオガエルやアマガエルも、近くの田んぼで大合唱をしていて、

賑やかな春の訪れを感じます。個人的に一番好きな季節でもあります。

 

4.15 ④.jpg

コチラは繁殖期のアカハライモリです。雄は婚姻色といい、メスへの求愛の為に美しい色に変化します。

地域によって色の入り方が違うようですが、この地域は尾や頬辺りが紫色っぽくなるようです。

自然界でこの美しい発色を出すことができるなんて、、と毎回感動します。

これらの美しい野生動物の姿を見る私の夜の観察は、これからも長く続くことを祈っています。

 

 

水槽では2匹のクマノミを展示し始めました。

4.15 ⑤.jpg

 

こちらは雄のクマノミ

 

4.15 ⑦.jpg

 

こちらも雄です。クマノミは生まれたときは雄ですが、群れの中で一番大きな個体が雌になる、性転換をします。

2枚目のクマノミはまだ小さ過ぎますが、これから餌をたくさん食べて1枚目のクマノミと夫婦になってくれるのを

期待しています。

 

4.15 ⑥.jpg

 

・・・まだ2匹には距離があるようですが、毎朝水槽の前で「ふふっ・・・」といいながら、この子達を見守ります。

春・・・いい季節ですね。

 

by  さく太郎

第342回 目目連

 

目目連(もくもくれん)

鳥山石燕の画集「古今百鬼拾遺」にある日本の妖怪。家の障子に無数の目が浮かび上がるというもの。

                  出典:フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より。

 

 

風も徐々に温みはじめた春の夜中

やや湿気味を帯びた風が

まるですすり泣くかのように時折肌をなでる

そんなある日の夜

誰もいない水族館で一人の飼育員が目撃した

なんとも奇怪なものがたり.....

 

 

・・・・

当館には毒棘を持つ魚としてゴンズイを展示するやや大きめの水槽があるのですが、

直射日光が当たらない水槽のため、その壁は付着物が少なくゴツゴツとした岩肌のような景観となっています。

moku1.JPG

この水槽では20cmほどもあるゴンズイ達が大きなゴンズイ玉を作って泳ぎ回る様子をご覧頂けるほか、隠れキャラとしてカノコイセエビや小さなオイランヤドカリなんかも入っています。

moku2.JPG

このゴンズイ達、ずいぶんと小さな頃から飼育していますが、

最近、朝一番は水槽底の右端でぐで~んとしており、なんだか「まだ寝たい。。」といっているようなやる気無い感じが観察できます。

moku3.JPG

しかし・・・

私は見てしまった。

そんな平和な水槽の中にいたのは彼らだけでは無かったのです。

 

ある宿直の夜22時をまわった頃。

不意にゴンズイの水槽を照らした私は思わず足を止めました。

そこにはなんと水槽の壁を動き回る無数の光る目が私を見つめていたのでした・・・。。

moku6.JPG

おわり。

 

というわけで、この水槽、じつはたくさんの小さなゾウリエビも入っていたわけです!

その数15匹!

最初は残った餌なんかを食べてもらおうと入れてみたのですが、

昼間、壁に擬態する姿があまりに巧妙で面白かったため、こっそり展示個体を増やしていったのでした!

moku7.JPG

その結果、

昼間はまるで何もいないように見えるのですが、夜になると無数のゾウリエビが壁を動き回っている水槽になってしまったわけです。じつは最初の画像にもゾウリエビが写っていたりします。

 

残念ながら夜の水槽はご覧頂けませんが、宿直の夜など水槽を照らすと、ライトの光を反射したゾウリエビの目がたくさん光っていて、まるで障子に写る目目連のようです。

あまりに巧妙な擬態ゆえ、開館中にこの水槽のゾウリエビに気づいた方は少ないかと思いますが、機会がありましたら15匹すべての擬態を見破ってみてはいかがでしょうか!(※飼育員の気まぐれでもう少し数が増える場合もございます)

 

(例題)下の写真、みなさんはどこにゾウリエビがいるか分かりますか???(見破りレベル:初級)

moku4.JPG

 

 

 

 

 

以下:答え

moku5.JPG

moku8.JPG

 

 

おまけ。

因みに、朝はやる気の無いゴンズイ達ですが、餌の時間はやる気全開です。

 

ゴンズイ達の「ヒャッハーー!」という声(想像)を脳内再生しながら以下の動画もご覧下さい。

 

 

メデタシメデタシ。

 

by ひらりん

 

 

 

 

 

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