海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第302回 サンゴの産卵観察 in 2020

今年もこの季節がやってきました。

 

いえ、やってきてしまいました。。

 

そう。サンゴの産卵調査。

 

いいですね~。 すてきですね~。 とかたまに言われますが、

ええ楽しいですよ(はじめのうちはね)。 すてきですとも(産卵すればね)。なーんてね。てへ。

ということで個人的には修行というか苦行というか。。年々体力の衰えを感じています。

 

今年は6月頭から観察をはじめました。

 

コブカラッパを海中公園前で初めて見たり

san1.JPG

サンカクヒシガニがかっこよかったり

san2.JPG

脱皮直後のキモガニは薄緑色だったり

san3.JPG

トゲカイカムリが素敵だったり

san4.JPG

2ヶ月近くカニばかり見ていましたが、

 

7月19日の晩にようやくミドリイシの大規模な一斉産卵が観察できました。

 

産卵したのはナカユビミドリイシ、スギノキミドリイシ、クシハダミドリイシ、ニホンミドリイシの4種で、それぞれ時間をずらして順番に産卵しました。

 

スギノキミドリイシは群体数も多いのであっというまに海中がバンドルで覆われます

sug1.JPG

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テーブル状のクシハダミドリイシの産卵もなかなか派手です

kus1.JPG

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少し離れた場所にぽつんとあるクシハダミドリイシの産卵もそれはそれで趣があります

kus4.JPG

ニホンミドリイシの産卵は時間が遅いので、力尽きて撮影できませんでしたが、がっつりバンドルがセットされていたのでこの後、午前0時頃にかけて産卵したと思います。

赤白のイバラカンザシがおしゃれですね。メデタイメデタイ。

nih1.JPG

 

じつはこの前日の18日にナカユビミドリイシとクシハダミドリイシが、次の日の21日にはスギノキミドリイシが少しずつ産卵していますが、19日の産卵は近年でもかなり大規模なものとなりました。

 

ダイバーのひとたちも潜っていたようなので見れた方は運が良かったですね。オメデトー

 

これでグラスボート乗り場のミドリイシのほとんどは落ち着いたものと思われますが、今後もマイペースに観察を続けたいと思います。メデタシメデタシ。

 

by ひらりん

第301回 げげげ

ヤマトカラッパというカニがいます。

 

301-1.jpg

ヤマトカラッパはカラッパというカニの仲間で

日本にいるカラッパの中では最大種とされています。

実際に、現在飼育中のヤマトカラッパは

甲幅が20㎝以上あります。

ハサミ脚が顔の前でカポンとハマるようになっており

上から見るとまん丸でそれはそれは可愛いもんです。

私と同世代でカラッパを知っている方の中には

「カラッパラッパー」と宣ったことがある方は多いはず。

 

そういう素敵なカニなのですが

今、展示中の個体はもう飼育して1年以上が経過しています。

すると最近、とんでもない進化を始めました。

それがこちら。

 

 

301-2.jpg

ツノが生えてきました。

父さん、妖気を感じます状態です。

世紀末ヒャッハー状態と言ってもいいでしょう。

 

このツノの正体はカイメンです。

 

301-3.jpg

おそらくムラサキカイメンの仲間であろうカイメンが

ヤマトカラッパの上に張り付いて上に伸びて

鳥や雲や夢までも掴もうとしています。

 

しかし、非常にユニークなお姿をしていますが

これはこの個体が長いこと脱皮していないということです。

飼育するカニの中には水槽内でなかなか脱皮しない種がいまして

ヤマトカラッパもなかなか脱皮しないカニに私の中で分類されています。

 

大変気に入っておられるのかもしれませんが

出来れば脱皮してキレイになっていただく方が嬉しいので

何卒よろしくお願いします。

 

 

 

 

でもその髪型・・・似合ってるよ。

 

by 細かい変化を見逃さず誉めよう ハムいち

第300回 ありがとうとおかえり

今日はコンビニでお昼にチキンラーメンとからあげを買いました。

どんだけチキンが好きなの、と思われているかもしれません。

どうも、鶏肉も好きなくろすけ♀です。

 

前に紹介したモヨウフグ(こちら)。

残念ながら休館中にお空に旅立ってしまいました。

当館に来てから5年と4ヶ月でした。

地元の定置網に入ったときから、大人サイズだったので

それなりに歳をとっていたのかもしれません。

残念ですが、愛嬌のある姿でたくさんのお客さまを

喜ばせてくれました。

本当にありがとう。

 

それから、モヨウフグがいなくなって

相方のイシダイの攻撃性が増してきたので

イシダイも大きなトンネル水槽に引っ越しすることになりました。

ここには何匹かのイシダイも入っているので、

同じ仲間同士うまくやっていってくれるといいのですが。

 

主役級だった2匹がいなくなって、さみしくなった

玄関水槽でしたが、6月新たなアイドル2匹が

「クマノミ水槽」から引っ越してきました(詳しくはこちら)。

 

P4080205.JPG

新人のモヨウフグとサザナミフグです。

 

新人といっても、モヨウフグもサザナミフグも

小さいときから当館で飼育されていて、

飼育年数で言うと前のモヨウフグと同じくらいです。

 

特にモヨウフグの方は、幼魚の時、当時私が担当していた、

ヒトデ水槽にいたので、私にとっては、巣立った子供が

大人になって帰ってきたようなもの。

ついつい、あれこれ世話をやいてしまいます。

 

diary248_6.jpg

小さいときのモヨウフグ。色が黄色だった

 

 

イカが好きだと言えば、餌にイカを用意し、

貝が好きだと言えば、貝殻が底に溜まるもいとわず、貝をまき。

実家に帰ったとき、母親がうっとうしいくらい

世話をやく気持ちがわかりました。

 

あまり過保護にしていると、太りすぎになったり

好きな餌しか食べなくなったりすると

よくないので、ほどほどにしないといけません。

 

でも、できるだけ気分良く過ごしてもらいたいので

これからも何かと世話をやかせていただく所存です。

 

ちなみに、このモヨウフグとサザナミフグは

前の水槽で、とっても仲良しだったので

2匹を離すのはかわいそう、ということで

一緒に玄関水槽に引っ越してきました。

 

ただ、最近あんまり一緒にいないような気がする・・・

2匹の間に何か心境の変化があったのでしょうか。

気になるところです。

また、何かわかればブログに書こうと思います。

 

それでは皆様、これからもよろしくお願いいたします。

 

最後に、現在のモヨウフグとサザナミフグによる

シンクロしナイズドスイミング

 

by くろすけ♀

第299回 ウミガメの産卵はじめました

今年もウミガメの産卵が始まりました。

ということで、私はまた夜間産卵観察をして家には寝に帰るだけの生活になりました。

このブログも産卵観察をしながら書いています。

ウミガメが上陸しないとやることが無いので案外暇です。

 

今回はつい今さっき行われた産卵の様子を紹介します。

まずは卵を産み落としている最中の様子です。

ウミガメの卵は正にピンポン玉です。

大きさ、色、形はピンポン玉そっくりです。

ですが硬さは違います。

産み落とされたばかりのウミガメの卵は、結構柔らかく指で軽く押すだけでへこみます。

動画を見るとわかりますが、産み落とされる時20~30㎝ほど落下するので

卵同士がぶつかって割れないように柔らかくなっています。

1回の産卵で大体100~120個の卵を産みます。

 

次に卵を産んだ後、穴を埋め戻す様子です。

卵を産んだ後は穴埋め作業です。

ただ砂をかぶせて穴を埋めるだけでは、砂が柔らかいのでそのうち陥没してしまい

掘り返されやすくなってしまいます。

ですので、ある程度砂をかぶせた後は後ろ足を使って砂を押し固めます。

短い後ろ足を使って器用にこねこねして押し固めています。

 

と、今日のとれたて産卵の様子をご紹介しました。

気付けばもうすぐ日付が変わりそうですので、私もそろそろ帰ろうかと思います。

そのまえに産卵場へ最後の確認に行かねばなりませんが、

今の願いは…

 

 

 

 

どうか上陸してませんように

帰れなくなるから…

 

 

by とーる

第298回 とある飼育員の日課

 

皆さんこんにちは。中途半端に日を浴び、手の甲だけうっすら焼けてコッペパンみたいになっています。

さく太郎です。

 

一部の地域では、コッペパンというとメロンパンを指す言葉だそうですね。

また西日本の一部では、メロンパンの中には白あんが入っていたり・・・

東日本から来た私は、東と西でこんなにも違うのかと、日々色々なことに驚かされる毎日です。

ちなみに私が言うコッペパンは、給食に出てきた方です。

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、私の初投稿のブログではオオアカヒトデを載せました。

長い腕をうにょうにょと動かし、不思議な格好になっている姿が面白く、今日はどんな格好をしているのか

チェックするのが日課となってきました。

 

今回は、たまってきたヒトデの写真を、飼育員の中で「勝手に面白ランキング」をつけました!

ユニークな動き方をするヒトデ達をご覧下さい!

 

 

 

 

 

 

 

第4位 「使徒」

298-1.jpg

頭の部分(にあたるところ)が、つるんとしているのがいいですね。後ろにいるハコフグも戸惑っていますね。

某人気アニメに出てくるあのキャラクターのように見えませんか?

 

 

 

 

 

 

 

第3位 2つあります。 ①「まだ行ける・・・!」

298-2.jpg

ほぼ落ちかけているのですが、ここから岩に上ろうと必死にあがいていました。

ちょっと横着なヒトデですね。わかるよ、私も同じ。

 

 

 

 ②「腕組み」

298-3.jpg

なんだ、見せつけか?髪の毛セットしながら余裕の態度で腕組みしちゃって。(ただの被害妄想)

下の方は綺麗な曲がり方をしていますね。なんだかんだいって個人的にお気に入りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位 「滑り込みセーフ」

298-4.jpg

腕がピーーーンと伸びていますね。顔を右に傾けて、伸びた腕を頭に見立てても面白いですが、

良い角度に曲がった膝の部分が、滑り込んできた雰囲気を醸し出しているように見えます。

 

 

 

 

栄えある第1位は~~!!

 

ドコドコドコドコドコドコドコd・・・ジャーン

 

 

 

 

 

「上から目線」

298-5.jpg

これは・・・見つけた瞬間吹き出しました。

「なんだね?私に何か用かね?」 とでもいっているのでしょうか。

それとも、「そこの君。このエアーストーン(酸素を水槽内に送る石)の位置、ここじゃないよね?動かしたまえ」

とでもいっているのでしょうか・・・(震え声)

私の勝手な被害妄想ですけどね!

 

 

こんな感じに、勝手に妄想するのがとても面白いんです。ヒトデ的には大迷惑でしょうね。

今回は動きがわかりやすいヒトデを選びましたが、他の生き物も面白い動き・可愛い行動など・・・

じっと見ていると見つけることの出来る、新たな発見があります。

 

海中公園は休館が続いていましたが、6月1日より開館予定です!

お時間がありましたら、ぜひ水族館へお立ち寄り下さい。

そして、生き物の面白い姿を見つけてみて下さい。

きっとやみつきになることでしょう・・・

 

 

by さく太郎

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