スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第308回 私だけ...?
すっかり秋の空になり、涼しくなり、食欲爆発的になり...
いや、お腹空いているのはいつもですね。テヘ
どうも、さく太郎です。
今日は私が個人的に推している魚の「あれ」について話したいと思います。
「あれ」というのはですね、ずばり
目! 魚のおめめ、魚眼です。
魚の目だと「ウオノメ」と読みますが、魚眼は「ぎょがん」と読みます。
じっと観察していると、魚の目は良くきょろきょろ動いているのが分かります。
視野は片眼150~160° 両眼では30°の範囲が見えているそうです。
死角は後方40°~50°と、かなり広範囲のモノが見えるみたいです。
しかし人間の基準に合わせて視力を出すと、バショウカジキで約0.53 クロマグロで約0.28と
視力は良くないみたいですね。ただし、瞬間的な物の識別力は人間より遙かに高いようで、
何だかよく分かりませんが、自然界で生きて行くためには大事な役割をしているのでしょう。
そんな魚眼ですが、普段私たちは水槽越しで生き物を見ているわけですが、生き物たちも私たちを見ていると
思う瞬間が何度もあります。いや、毎日あります!
水族館実習にきた実習生に話しても、「???」と言う顔をされて、悲しかったので、
ぜひともその瞬間を知って頂きたい、見て頂きたい!!(今日は熱が入っている)
まずこちらをご覧下さい。
ある日の展望塔から見えた、アカササノハベラ
どうですか!?これは完全にこちらを気にしていませんか!!
この振り向き加減は完全に「ん?」という声が聞こえます。
ちなみに後ろに移っている大きな魚は、おそらくクエハタと言うお魚です。
手前はヘラヤガラですが、後ろにいますね。。こちらを観察しているようで、ちょっとじわじわきます。
こちらはトンネル水槽のイシガキフグ
なんだかセクシーな目線をくれました。いいねいいね~なんて言って撮っていたら
こっち向いた!!!焦って撮ったので少しぶれましたが、一枚上の写真でもわかるように
こちらの存在に気が付いていると思います。(撮らせてくれたかはまた別ですが)
なかにはカメラを向けると、こんな風に隠れてしまう子も。魚にも以外と表情があるんですよ。
この子からは、「ひょえぇぇ」という声が聞こえてきます。
そして何よりの推しポイントが、
このタマカイを例に挙げると
この部分!!!!角膜の透明の部分!
この画像だと余計にわかりにくくなりましたが、一つ前の画像で確認してみて下さい
私はこの透明の部分が好きで、とても魅力的に思えて、思わずじっと見てしまいます...。
このクロオビマツカサ(たぶん)ならばおわかりいただけるでしょうか。
ガラスのように透明な部分。
どの魚にも共通しているはずなので、是非とも水槽の魚の、新しい見方として
この部分を見つけてみていただきたい。魚と眼を合わせてみて欲しい。
そしてこの感覚になる人が、私だけじゃないことを信じたい...
by さく太郎
第307回 ちいさくてまるいふわふわ
館内の水槽では時折小さくて丸いモノがフワフワしていることがあります。
それはたいていヒトデの入った水槽でみられますが、
その正体はというと・・・
フグの幼魚。
とくにこの季節は実習生達とワイワイ掬ってきたフグたちがさりげなく水槽でふわふわしています。
それが大抵ヒトデの入った水槽なのは病気が出にくいからで、
理由についてはよく分かりませんが、ヒトデの粘液に含まれる微量な毒素が効いているとかいないとか。。
当館では昔からヒトデ水槽で幼魚を育てると元気に大きくなることが多いようです。
さて、そんなフグの幼魚達ですが、
今年も絶賛ふわふわ中です。
まずはコクテンフグっぽい子から。
まだ3cmくらい。今はだいたいみんなこのくらいのサイズです。
あまりたくさん同居させるとけっこう喧嘩するのでまだこの子はバックヤードにいます。
続いてこのプリプリムチムチの後ろ姿は
スジモヨウフグ。
何かをガン見しています。
オニヒトデのトゲの隙間からこちらを伺ってるのは
サザナミフグ。
流し目でさりげなくカメラを意識していました。
こんな感じで
今はまだみんな、ちいさくてまるいふわふわですが、
いつの日か、おっきなぽよんぽよんになることを期待しています。
こんな感じのぽよんぽよんにね。
by ひらりん
おまけ。
フグたちの隣の水槽にはマダラタルミの幼魚。
こちらは水槽の中をひらんひらん泳ぎ回っています。
ひらんひらりん・・・。。。
第306回 やっぱり秋が好き
というわけで夏が過ぎました。
当館としてはおよそ9ヶ月ぶりのクラゲ展示をしています。
タコクラゲです。
過去にもこのブログでおそらく紹介してますが
夏の終わりから紀南ではタコクラゲが出現し始めます。
当館のクラゲ展示はだいたい
夏秋 タコクラゲ
↓
冬春 ミズクラゲ
というサイクルで回ってます。
ただ、昨年は諸事情と
春の緊急事態宣言で府県をまたがる採集に行けなかったため
ミズクラゲの展示が出来ませんでした。
だから久しぶりなので
「そうそう、クラゲ、これこれー」みたいな気分で
飼育展示を行っております。
今のところ餌の食いもよく
着々と成長しております。
今年もまた長く飼育できるといいな。
by ハムいち
第305回 いろいろあった2020夏
いろいろ大変だった2020年夏が
やっと終わった、という気がしています。
くろすけ♀です。
コロナウィルスはもちろんですが
この夏は暑さにもやられました。
陸上も海中も水槽も。
串本の海水槽の
クマノミのおうち(アジサイイソギンチャク)も
しらたきのように真っ白です。
普段の色は茶色。
これは、海水の温度が高くなって
サンゴやイソギンチャクの体の中に入っている
褐虫藻(かっちゅうそう)という藻類が
なくなってしまって起きる
「白化現象」というものです。
今年は海中展望塔から見えるサンゴも白化しています。
今年は経験したことがないような猛暑だったので
いろいろ海の中の生き物にも影響が
出ているようです。
願わくばこれ以上、
大きな試練が来ませんように。
でも最近は
水温が少しずつ下がり始めて
水槽の魚たちは元気です。
食欲増し増し。
水槽を見ていると訴えるように
近づいてきます。
もっと餌がほしいのかな。
クロハギ
アジアコショウダイ
オジサン
はい、わかりました。
by くろすけ♀
第304回 今年もアカウミガメ誕生
8月が終わりました。
毎夏恒例のお盆の駐車場整理、今年はほとんどやることなく終わりました。
夏のイベントも中止となりましたし、こんなに夏らしくない夏は入社以来初めてです。
一方、気温水温はウンザリするほど上昇し、陸上海中の生物共に結構な打撃を受けてます。
さて海中公園では今年もウミガメの繁殖シーズンとなり、
人工産卵場では例年以上の産卵が見られました。
そして8/20に今年最初の赤ちゃんウミガメが誕生しました。
現在は館内子ガメ水槽で飼育展示しています。
もう餌ももりもり食べるようになっています。
赤ちゃんウミガメは体が軽く基本的に浮いて生活しているため、
餌も浮いている方が食べやすいです。
ですので餌のアミエビは、凍った状態から表面を少し溶かした程度であげています。
そうすることでアミエビは水に浮いた状態になり、表面の溶けたアミエビをウミガメが
食べていくといった感じです。
また毎年恒例の卵の展示も行っています。
9月中旬~下旬頃に孵化予定ですので運が良ければ孵化の様子も見ることが出来ます。
by とーる