スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG
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第392回 ウミガメの産卵始まりました
今年もウミガメ産卵の季節になりました。
早速、6月4日にアカウミガメの今年第1号産卵を確認しました。
ウミガメ担当である私は、6月から7月末までの産卵期間中は産卵チェックのためほとんどの日は
24時頃まで水族館に残って観察しています。
そこで問題となるのは夕食です。
弁当を作るほどの料理スキルややる気はないですが、毎食弁当を買っていたら食費が大変なことに
なってしまうので水族館で夕食を作っています。
職場にキッチンや冷蔵庫などはあるので調理ができますが、流石にがっつり料理をするのも大変
なので基本そばかうどんを茹でて食べています。
そんなわけでこの時期の夕食は、およそ週5でそばかうどんを食べています。
ちなみにそばとうどんを交互ではなく、
そばそばそばそばそばその他その他うどんうどんうどんうどんうどんその他その他
です。
そばとうどんは好きなので意外と平気です。
また今年もウミガメの産卵・孵化脱出ライブ配信は行う予定ですが、現在バタバタしていてまだ準備が
終わっていません。
近日中に配信を開始する予定ですのでもう少々お待ちください。
by とーる
第391回 アオリイカの卵
皆さんこんにちは!!
春ももう少しで終わりの時期になりましたね。
気が付いたら私も串本に来て1年が過ぎてました・・・
まだまだ実力不足を痛感する日々・・・
水族館に来られる皆さんに喜んでいただける展示を目指してこれからも頑張ります!!
さて、今回はそんな私の担当する水槽の紹介をさせていただきます!
こちらは軟体動物を展示する水槽で展示中のアオリイカの卵です。
5月8日に搬入されました当時の写真です。見た目や大きさはまるで白いエンドウ豆のようです。
この1つのフサの中に5~7個程度の卵が入っています。
そこから2週間ほどすると中の卵がかなり大きくなり、くびれができます。
個人的にはエンドウ豆から枝豆に変化したような感じだと思ってます!!
数日前に中身を取り出し撮影した物です。
一番左側の大きな丸い部分には卵の中で成長するのに必要な栄養が入っており、
それをほとんど全て吸収してから孵化します。
その右側には短い足が確認でき、さらに右側の赤い部分は目です。
現在展示中の卵もよくよく見てもらうとこの小さな小さなイカさんを観察することができます!!
卵を保護する卵嚢に包まれているため少し見にくいですが、是非是非ご覧下さい!!
あと1~2週間ほどしたら孵化するかな???
byまつ
第390回 ついにやってきた季節
暖かくなってきました。
ヒートテックをいつまで着るか、悩んでいるさく太郎です。
わたしのブログではわりと毎回言っている気がしますが、一番好きな季節、春の訪れです。
生き物たちが寒い冬を乗り越え、一斉に動き出す春がとても好きです。桜も好きです。桜味のお菓子はあまり好きではないです。
こちらはサツキハゼです。
真っ白なお腹がぷっくりと膨らんでいます。お腹の中に卵を持っています。
5月辺りが繁殖期です。
イソヒヨドリの雛
水族館の屋上で飛ぶ練習をしていました。冬に親鳥が、暖かいバックヤードに入ってくることがありましたが、
子育ての準備をしていたのでしょうか。
少し驚かせてしまって、ゲゲッと言っているかのような表情になっています。ゴメンネ
そして私の中では毎年恒例、カエル探しの解禁季節でもあります。
ぽっちゃりお腹のニホンヒキガエル
恐らくメスです。この内側に向いている前脚が可愛いんですよね。土下座しているみたいで。
カジカガエル(恐らくメス)
夜渓流付近で耳を澄ますと、ヒョロロロと高めの美しい鳴き声が聞こえてきます。
都会では中々お目にかかれません。かわいい。
オタマジャクシ(恐らくヤマアカガエル)
カエルの中でも産卵シーズンが早いです。2月あたりから繁殖期に入るそうで、これは4月初めの様子です。
こちらは一ヶ月後の様子
もう変態して、上陸していました!!The・ヤマアカガエルの見た目をしています!
大きさで言うとこんな感じ
気が付かないと踏みつぶしてしまいそうで、恐る恐る、忍び足で観察していました。
この個体は完全に稚ガエルの姿になっています。
オタマジャクシの頃の尻尾は脚が生えても一定期間残っていますが、徐々に体に吸収されていきます。
がわいいッ!!!!!
相変わらず魚よりカエルが多くなってしまいましたが、春はいい季節と言うことですね。
水槽内でも、あちこちで春の訪れをご覧になることがあるかも知れません。
ぜひ、生き物たちとの四季を体感していただきたいです。
by さく太郎
第389回 月光に輝く「ゲッコウスズメダイ」
昨日珍しい魚を寄贈いただきました!!!!
その名もゲッコウスズメダイ!!!!!
多くのスズメダイ科魚類は、沿岸の浅い海域に生息していますが、
なんとこのゲッコウスズメダイは水深120mから採集されました。
深海魚(水深200m以深に生息する魚)とまではいきませんが、深場に生息する珍しいスズメダイです。
このような深場の魚は、水圧の関係で状態よく活かしたまま採集するのが非常に困難です。
今回、採集し寄贈いただいた串本町在住のOさんに感謝いたします。
ゲッコウスズメダイについて少しご紹介いたします。
本種は従来、同じく深場に生息するトウカイスズメダイ(体側に1本の褐色縦帯がある)の一種とされていましたが、
2019年に新種として記載された比較的新しい種です。
現在のところ、日本国内では相模湾から琉球列島にかけての黒潮流域で確認されています。
和名のゲッコウは、鱗の輝きが「月光」を思わせることからその名が付けられました。
上述のとおり、活かして採集するのが困難なため水族館での展示例は少なく、
沖縄美ら海水族館、高知県立足摺海洋館に次いで国内3館目?の展示になりそうです。
ゲッコウスズメダイは、本日4月26日からトピックス水槽で展示を開始しています。
生きた姿は中々お目にかかれない珍しい魚なので、お越しの際はじっくり観察してみてください。
※長期飼育は難しいと考えられるため、予告なく展示を終了する場合がございます。予めご了承ください。
by Big West
第388回 あなたが噛んだ水槽が痛い
館内の「小さな海の忍者たち」と題したコーナーでは
共生や寄生などの関係を持った生物を展示しておりまして
その中にガンガゼとガンガゼカクレエビを紹介した水槽があります。
中には有名な有毒のウニであるガンガゼと
全長1㎝ほどで棘に擬態して暮らすガンガゼカクレエビ。
この二種の関係は『偏利共生』とされており
住処や餌場を与えてもらうガンガゼカクレエビ
かたや特になんの利益もないというガンガゼの共生を紹介しています。
だいぶ前からこの水槽で大きな問題が起こっております。
それが
水槽の前面に細かい傷が入りまくり問題です。
こちらの水槽はアクリル樹脂で作られた水槽なのですが
表面に傷をつけるやつがいるんですよ。
それがガンガゼです。
当ブログの第363回でも紹介しておりますが
ウニの仲間は歯を持っており
それを使って自分の餌となる物を囓りとって食べます。
ちなみにこちらがガンガゼの歯です。
この歯を使ってアクリルガラスの表面に傷を付けてしまうのです。
傷が入ってしまったアクリルガラスは
直すのがそれはそれは大変。
今となっては
ガンガゼ専用水槽としてこの水槽は使っておりますが
傷が付いた水槽は見た目が少しぼやけてしまうのと
隙間に汚れが付きやすかったりと二重苦。
そこに掃除をしようとすると毒棘をぶん回すガンガゼが入っているので
三重苦水槽になっております。
でもこの水槽に入っているガンガゼカクレエビは
非常に面白い生き物ですので
見えづらいかとは思いますがよくよく目をこらして
覗いていただきたいものです。
はー困ったねという
話でしたとさ。
ははっ。
by ハムいち@歯は大事