スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第391回 アオリイカの卵
皆さんこんにちは!!
春ももう少しで終わりの時期になりましたね。
気が付いたら私も串本に来て1年が過ぎてました・・・
まだまだ実力不足を痛感する日々・・・
水族館に来られる皆さんに喜んでいただける展示を目指してこれからも頑張ります!!
さて、今回はそんな私の担当する水槽の紹介をさせていただきます!
こちらは軟体動物を展示する水槽で展示中のアオリイカの卵です。
5月8日に搬入されました当時の写真です。見た目や大きさはまるで白いエンドウ豆のようです。
この1つのフサの中に5~7個程度の卵が入っています。
そこから2週間ほどすると中の卵がかなり大きくなり、くびれができます。
個人的にはエンドウ豆から枝豆に変化したような感じだと思ってます!!
数日前に中身を取り出し撮影した物です。
一番左側の大きな丸い部分には卵の中で成長するのに必要な栄養が入っており、
それをほとんど全て吸収してから孵化します。
その右側には短い足が確認でき、さらに右側の赤い部分は目です。
現在展示中の卵もよくよく見てもらうとこの小さな小さなイカさんを観察することができます!!
卵を保護する卵嚢に包まれているため少し見にくいですが、是非是非ご覧下さい!!
あと1~2週間ほどしたら孵化するかな???
byまつ
第390回 ついにやってきた季節
暖かくなってきました。
ヒートテックをいつまで着るか、悩んでいるさく太郎です。
わたしのブログではわりと毎回言っている気がしますが、一番好きな季節、春の訪れです。
生き物たちが寒い冬を乗り越え、一斉に動き出す春がとても好きです。桜も好きです。桜味のお菓子はあまり好きではないです。
こちらはサツキハゼです。
真っ白なお腹がぷっくりと膨らんでいます。お腹の中に卵を持っています。
5月辺りが繁殖期です。
イソヒヨドリの雛
水族館の屋上で飛ぶ練習をしていました。冬に親鳥が、暖かいバックヤードに入ってくることがありましたが、
子育ての準備をしていたのでしょうか。
少し驚かせてしまって、ゲゲッと言っているかのような表情になっています。ゴメンネ
そして私の中では毎年恒例、カエル探しの解禁季節でもあります。
ぽっちゃりお腹のニホンヒキガエル
恐らくメスです。この内側に向いている前脚が可愛いんですよね。土下座しているみたいで。
カジカガエル(恐らくメス)
夜渓流付近で耳を澄ますと、ヒョロロロと高めの美しい鳴き声が聞こえてきます。
都会では中々お目にかかれません。かわいい。
オタマジャクシ(恐らくヤマアカガエル)
カエルの中でも産卵シーズンが早いです。2月あたりから繁殖期に入るそうで、これは4月初めの様子です。
こちらは一ヶ月後の様子
もう変態して、上陸していました!!The・ヤマアカガエルの見た目をしています!
大きさで言うとこんな感じ
気が付かないと踏みつぶしてしまいそうで、恐る恐る、忍び足で観察していました。
この個体は完全に稚ガエルの姿になっています。
オタマジャクシの頃の尻尾は脚が生えても一定期間残っていますが、徐々に体に吸収されていきます。
がわいいッ!!!!!
相変わらず魚よりカエルが多くなってしまいましたが、春はいい季節と言うことですね。
水槽内でも、あちこちで春の訪れをご覧になることがあるかも知れません。
ぜひ、生き物たちとの四季を体感していただきたいです。
by さく太郎
第389回 月光に輝く「ゲッコウスズメダイ」
昨日珍しい魚を寄贈いただきました!!!!
その名もゲッコウスズメダイ!!!!!
多くのスズメダイ科魚類は、沿岸の浅い海域に生息していますが、
なんとこのゲッコウスズメダイは水深120mから採集されました。
深海魚(水深200m以深に生息する魚)とまではいきませんが、深場に生息する珍しいスズメダイです。
このような深場の魚は、水圧の関係で状態よく活かしたまま採集するのが非常に困難です。
今回、採集し寄贈いただいた串本町在住のOさんに感謝いたします。
ゲッコウスズメダイについて少しご紹介いたします。
本種は従来、同じく深場に生息するトウカイスズメダイ(体側に1本の褐色縦帯がある)の一種とされていましたが、
2019年に新種として記載された比較的新しい種です。
現在のところ、日本国内では相模湾から琉球列島にかけての黒潮流域で確認されています。
和名のゲッコウは、鱗の輝きが「月光」を思わせることからその名が付けられました。
上述のとおり、活かして採集するのが困難なため水族館での展示例は少なく、
沖縄美ら海水族館、高知県立足摺海洋館に次いで国内3館目?の展示になりそうです。
ゲッコウスズメダイは、本日4月26日からトピックス水槽で展示を開始しています。
生きた姿は中々お目にかかれない珍しい魚なので、お越しの際はじっくり観察してみてください。
※長期飼育は難しいと考えられるため、予告なく展示を終了する場合がございます。予めご了承ください。
by Big West
第388回 あなたが噛んだ水槽が痛い
館内の「小さな海の忍者たち」と題したコーナーでは
共生や寄生などの関係を持った生物を展示しておりまして
その中にガンガゼとガンガゼカクレエビを紹介した水槽があります。
中には有名な有毒のウニであるガンガゼと
全長1㎝ほどで棘に擬態して暮らすガンガゼカクレエビ。
この二種の関係は『偏利共生』とされており
住処や餌場を与えてもらうガンガゼカクレエビ
かたや特になんの利益もないというガンガゼの共生を紹介しています。
だいぶ前からこの水槽で大きな問題が起こっております。
それが
水槽の前面に細かい傷が入りまくり問題です。
こちらの水槽はアクリル樹脂で作られた水槽なのですが
表面に傷をつけるやつがいるんですよ。
それがガンガゼです。
当ブログの第363回でも紹介しておりますが
ウニの仲間は歯を持っており
それを使って自分の餌となる物を囓りとって食べます。
ちなみにこちらがガンガゼの歯です。
この歯を使ってアクリルガラスの表面に傷を付けてしまうのです。
傷が入ってしまったアクリルガラスは
直すのがそれはそれは大変。
今となっては
ガンガゼ専用水槽としてこの水槽は使っておりますが
傷が付いた水槽は見た目が少しぼやけてしまうのと
隙間に汚れが付きやすかったりと二重苦。
そこに掃除をしようとすると毒棘をぶん回すガンガゼが入っているので
三重苦水槽になっております。
でもこの水槽に入っているガンガゼカクレエビは
非常に面白い生き物ですので
見えづらいかとは思いますがよくよく目をこらして
覗いていただきたいものです。
はー困ったねという
話でしたとさ。
ははっ。
by ハムいち@歯は大事
第387回 だって魚だもの
昨夜の春の嵐の影響で
大シケの串本海中公園です
春休みでせっかく串本に来ていただいたのに
天気のせいで串本の印象が悪くなってしまわないか
心配している くろすけ です
でも、天気が悪くても
当園の水族館は、通常通り営業していますので
みなさん 遊びに来てくださいね
さて、今日も朝の日課、水槽の見回りをしていると
何やら妙な行動をしている魚に目が行きました
魚というと、みんな同じように泳ぎまわっている
ように思われるかもしれませんが
種によって、あるいは個体によって
個性みたいなものがあります
まずはこちらの画像をご覧ください
1匹のニセカンランハギが何やらサンゴの上で
横たわっています
水槽の中には他にもニセカンランハギがいますが
サンゴの上で横になっているのは1匹だけ
何をしているのかじっと見ていると
体をサンゴの上で動かしています
ニセカンランハギが乗っているサンゴは
オオスリバチサンゴといいます
スリバチのような形をしているので
この名がありますが
このサンゴをよく見ると
表面にイソギンチャクのようなものが
並んでいます
これはポリプと呼ばれます
このニセカンランハギはどうも
このポリプの上をふぁさ~となでるように
体を動かしています
ポリプがやわらかいので
気持ちがいいのでしょうか
まるで人がやわらかいものの上で
ほおずりしたくなるように
やわらかいポリプといえば
同じ水槽に、ナガレハナサンゴ
というサンゴが入っています
オオスリバチサンゴよりも長い触手の
ポリプが出ていますが
こちらで同じことをしているのを
見たことはありません
ニセカンランが体を乗せている
オオスリバチサンゴの骨格が
ちょうどお皿みたいな形になっているので
それが体にフィットしてよいのでしょうか?
以前にもブログで紹介しましたが
ニセカンランは、エアレーションでも
遊び?ます(こちら)
あの時と同じ子(魚)なのかは分かりませんが…
同じ子だったらかなりおもしろい
人間くさい行動をする魚を見ると
魚だって日々いろいろ考えて過ごしているのかも
と、考えさせられる今日この頃です
by くろすけ♀