海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第348回 一寸の虫にも五分の魂

7月7日・・・今日は七夕です。

 

子供の頃、住んでいたマンションのイベントで、エントランスに置いた笹の葉に短冊や折り紙を飾るのが恒例でした。

各々が願い事を書いて、可愛らしい七夕っぽい折り紙をマンションに住むキッズみんなで折るのは、クリスマスの

ツリーの飾り付けの次に好きでした。

ただ、その笹はエントランス内に風が吹く度に大きく体を揺らし、身につけた飾り物をぽとぽとと落とすのです。

たまにクチャクチャになってしまうものも有りました。

 

子供なりに、あぁ、なんて儚い願い事なんだろう・・・なぁんてしみじみしていたのを今思い出しました。さく太郎です。

 

 

七夕は全く関係ないのですが、暑いので磯で生物採集をしました。

2022.7-1.jpg

 

干潮時に取り残された水たまり、タイドプールです。水の中にはもちろんたくさんの生き物が居ますが、

水から露出した部分でも生き物を見ることができます。

 

2022.7-2.jpg

 

一つ前の写真でもよく見ると大量に岩にくっついている白い物体。オハグロガキです。

 

20227-3.jpg

 

左の二つのお山はクロフジツボの仲間。となりの尖っているのはカメノテ。

 

2022.7-4.jpg

 

カメノテたくさん生えています!

これらの生き物は比較的乾燥に強く、常に海水に浸かる場所では無く、水しぶきがかかる程度の場所にも

生息することができます。大潮の干潮時なので完全に海から出ていますね。

 

もう少し水の中に入ると・・・

 

2022.7-5.jpg

 

ヒザラガイ。虫っぽいですね。

 

2022.7-7.jpg

 

ベニツケガニ。挟まれ注意。。

 

きょろきょろ観察していると、

2022.7-6.jpg

うぉっと!足下にも気をつけてください。ニセクロナマコ達がのんびりしています。

夢中になって歩き回っていると、いつの間にかナマコを踏んだりして、

ナマコの糸状の組織であるキュビエ器官がお尻から発射され、足にべたべたする糸が絡んでいるかも知れません。

 

他にも「お足元にご注意下さいシリーズ」はまだおりまして、

2022.7-8.jpg

 

魚が見えていますか?サツマカサゴです。岩に擬態し、その場を動かずじっとしています。

彼らの背びれには強力な毒があるので、気が付かずに踏んでしまうと大変なことになります。

 

2022.7-9.jpg

 

ガンガゼ。棘には毒があり、更に折れやすいため、体内に刺さったまま抜けなくなることも

あるかも知れません。見たら分かる、危ない奴やん・・・ひときわ目立つ細長い棘が目印です。

しかし食べると美味しいらしいです。

 

可愛らしい生き物たちもいました。

 

2022.7-10.jpg

 

恐らくハコフグ。黒い点が黒目と同じくらいの大きさだとミナミハコフグといわれています。

ピロピロ動いてかわいい。ボーロ位の大きさでした。

 

2022.7-11.jpg

 

キタマクラ。まだまだ小さく、親指くらいのチビマクラでした。

 

2022.7-13.jpg

 

少々ぶれましたが、この子たくさん居ました。

恐らくオオスジイシモチの幼魚かなと。米粒くらいの子から、1cmくらいの子までおり、

みんなで群れて暮らしているようでした。

 

2022.7-14.jpg

 

みんな大好きアオウミウシ。

ウミウシって、写真では拡大されているので分かりませんが、以外と小さいんです。

もちろん大きなウミウシも居ますが、だいたい通常時3cm程度です。この子は1cmくらいでした。

 

2022.7-15.jpg

 

チョウチョウウオの幼魚。ガンガゼパラダイスになっているので、気をつけて近づくと・・・

 

2022.7-16.jpg

 

なるほど、君やるねえ。身を守るためにガンガゼの檻に閉じこもっていきました。

危険な生き物を味方にして、弱い立場から一気に強気です。お見それしました。

大丈夫、食べたりしないヨ。

 

たくさん紹介しましたが、磯にはまだまだたくさんの生き物たちが居ます。

危険の無いよう十分気をつけて、身近に海の生き物を見ることのできる磯へ足を運んでみると、

とても面白いです。

 

海中公園の前の磯では採集が禁止ですが(飼育員は特別な許可を得ています)、上から覗くだけでも

多くの生き物を観察できます。

みなさんもぜひ暑い夏を、海や磯で乗り切りましょう!

 

by さく太郎

第347回 さんごガチャ中間報告

さかのぼること20回前の当ブログ

「さんごガチャ」的な感じでサンゴのスリックを育てていますという報告をしたのは私です。

 

そんな記事がこの世に存在したこと自体、記憶しているのは全人類の中で私1人だと思います

 

が、

 

つづけていましたとも。。人知れず

せわしていましたとも。。一生懸命

な~んてね。。ウへへ。

 

で、

 

ブログの順番がまわってきたもののとくにネタもないので

せっかくだから中間報告します。

 

まずは全体像から。

2021年8月。育て始めてしばらく経ったものがこちら。このころはまだプラヌラ(幼生)のものも居たような気がします。

sango2_1.JPG

で、現在の様子がこちら。シャーレは汚れていますが、サンゴの存在が視認できます。

sango2_3.JPG

では肝心のサンゴ達はといいますと

2021年8月時点では着底間もない稚サンゴが小さな骨格を形成していましたが、

sango2_2.JPG

今はサンゴらしくなり色もついてきました。ちゃいろくて褐虫藻がいっぱい。ウフフ。

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ほかにも

タバネサンゴ?的な子がいたり

sango2_6.JPG

キクメイシ?Micromussa?なんだこれは?的な子達がいたり

sango2_7.JPG

もはやなんじゃこりゃ?的なラブリーな子がいたり。ニヤリ。

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個性豊かな面々が着々と育ってきております。

 

因みにサイズ的にはこんな感じ。

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群体(もしくはまだ個体の)サイズは概ね5mm~25mmといったところでしょうか。

sango2_12.JPG

ミドリイシの仲間だともう少し成長も早いようですが、

今回はすべてそれ以外。

 

ほぼ丸1年育てても小さいものは未だ5 mm程度ということで

種名が分かるまで、まだまだ先は長そうですね。。

 

これからも細々と世話を続けていこうと思います。

 

 

終わりに。

 

そんな私の気持ちを知ってか知らずか

今日も呑気にびょ~~んと伸びていたり、

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肉部がモコモコだったりする、そこの我が子達よ!

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父さん、今日はおまえたちに伝えたいことがあります。

 

 

これからも

たくさん食べて、燦々と光を浴び、いつか、でっかい大人になるんだぞ。

 

以上。

 

by ひらりん

第346回 げろげーろ

現在、トピックス水槽ではカエルウオを展示しています。

 

346-1.JPG

346-2.JPG

カエルウオはイソギンポ科に属する魚で

主に潮だまりや浅い所で観察することができます。

餌は岩などに付着した海藻類を食べていますが

当館で飼育する際には

岩に海藻巻き付けたものを与えたり

慣れたら魚のミンチやアミエビなどを食べるようになります。

 

 

ここ串本海中公園の前の磯でもよく見ることができますが

警戒心が強く、近づくとすぐに石の裏や岩の隙間に隠れてしまいます。

ただ、飼育しているとだいぶ人にも慣れてくれますので

 

こんな感じで手からも餌を欲しがるようになってくれます。

海藻を食べずに指ばっかかじりにきてるように見えますよね。

私にもそう見えます。

 

 

まぁここまでの画像映像を見ておわかりの通り

このカエルウオという魚

実は可愛いんですよ。

 

カメラを構えて動かず待っていたら

水槽手前に置いてある石の上に来てくれたりするので

写真を撮るにはもってこい。

346-3.jpg

顔のアップを狙ってセクシーな表情を楽しむも良し

 

346-4.jpg

引きの画を狙って

哀愁溢れる姿を狙うも良し。

すごい楽しめます。

 

もしご覧になる際は水槽に張り付いて

愉快なカエルウオを満喫してください。

 

by ハムいち@カエルと言えばガマパックン世代

第345回 新しい玄関水槽

4月22日に新しい玄関水槽がオープンしました。

diary345_1.jpg

水槽のテーマは、これまでと同じ「サンゴの海の魚」ですが、

以前は飼育できなかったテーブルサンゴ(クシハダミドリイシ)や

枝サンゴ(スギノキミドリイシ)など、目の前の海を代表する

サンゴが入り、サンゴの間をカラフルな熱帯魚が泳いでいます。

串本の水深の浅いところで見られるサンゴの海を再現しました。

 

 

もともと、前の水槽の水漏れから始まったリニューアルでしたが

新しく作り直すなら、これまでうちになかったような水槽を作ろう

ということで、水槽の中だけでなく、水槽の外壁もこだわって

小さなお子様でもわくわくするような楽しい絵を描きました。

diary345_2.jpg

 

 

ここで、新しい水槽ができるまでを少し紹介します。

新水槽ははるばる愛知県からトラックに乗ってやってきました。

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3月10日 新しい水槽到着!

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水槽を設置!職人さんが息を合わせて少しずつ水槽を動かしながら設置しています。
プロの技です。

 

水槽を設置した後は、私たちの出番。

水槽壁面の擬岩は、先輩達のアドバイスを聞き、試行錯誤しながら、

モルタルを使って自分たちで作りました。

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擬岩作りが一番苦労したかも・・・

 

サンゴも地先に生えているサンゴを採集してレイアウトしました。

 

1月に古い水槽の水を抜いてから約3ヶ月。

毎日大変でしたが、完成した水槽を見るとやはり嬉しいものです。

でも、これからがスタート。

サンゴの飼育もまだまだ試行錯誤の段階。

いつかこの水槽でサンゴの産卵が見られるようになればいいなあ。

串本海中公園の玄関にふさわしい水槽になるよう

これからもがんばります。

 

 

by くろすけ♀

第344回 ウミガメの餌やりもいいけど魚の餌やりも

今年もGWがやってまいりました。

来館されるお客さんに人気のイベントとして餌やりがあります。

串本海中公園では、ウミガメの餌と展望塔での魚の餌を基本的には常時販売しています。

で、やっぱり人気はウミガメの餌です。

販売数では2~3倍位の差があります。

が!

魚の餌やりを強くお勧めしたい。

私はウミガメ担当ですが、魚の餌やりの方が面白いと思っています。

当然ウミガメの餌やりも面白いのですが、ウミガメは食べるスピードが遅いのでGWの様な繁忙期は

あげる餌の量がウミガメの食べるスピードを上回ってしまい残りがちになってしまいます。

また、水族館のウミガメは普段から良い餌をもらっていて栄養状態がいいですしグルメになっています

ので、販売してる配合飼料に飽きてきます。

その点、展望塔の魚たちは貪欲さと勢いが違います。

こんな感じでメジナ達が餌を食べてくれます。

こっちの方がウミガメより迫力がありますし、餌も豪快に撒けます。

おススメです!

よって私の推奨は、ウミガメの所で一袋餌を買って、ウミガメなんぞには5粒でもあげておけば十分、

残りを展望塔まで持って行って魚にバーッと撒きさらに魚の餌も一袋購入してもう一度盛大に撒く。

これで完璧です。

 

※魚も餌をあまり食べない時がたまにあります。

 

byトール

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