海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:とーる一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第319回 長すぎるアオウミガメの交尾
第314回 タツナミガイ
第309回 テヅルモヅルはキモくて良い
第304回 今年もアカウミガメ誕生
第299回 ウミガメの産卵はじめました
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第319回 長すぎるアオウミガメの交尾

ただ今ウミガメプールでは交尾の季節となっており、オスが盛んにメスにアタックしています。

第228回でも紹介しましたが、当館のアオウミガメは交尾時間がとても長いです。

この時は17日間という記録を打ち立てましたが、現在この記録を更新中です。

318-3.JPG

ちなみに、ウミガメプールにはアカウミガメもおり、当然こちらも交尾をしますが、

アオウミガメの様に日を跨ぐことはほとんどありません。

これはなぜかというと、推測ですが交尾に積極的なオスの数の違いではないかと思います。

当館のアカウミガメで交尾に積極的なオスは3~4頭いますが、アオウミガメは1~2頭です。

交尾に積極的なオスは他個体の交尾の妨害にも積極的です。

ですから、アカウミガメの場合誰かが交尾を始めるとすぐに他のオスが寄ってきて、

突っついたり噛んだりと邪魔をします。

なので、あまり長時間交尾は見られません。

一方アオウミガメは、オスが少ないのであまり妨害されることが無く長時間の交尾が行えるようです。

不思議なのが、アカ⇔アオで互いの交尾を妨害することはほとんどありません。

アカとアオで交尾しようとすることもほぼないため、同種かどうかはしっかりと認識しているようです。

318-2.JPG

そして、今回のアオウミガメの交尾はなんともう少しで1ヵ月継続となります。

もう呆れる長さです。

実は交尾したまま死んでるんじゃないかと思いましたが、ちゃんと生きてます。

途中一度メスの上から降りていたことがあるのですが、すぐにメスを追いかけまわし、

その日の内にまた交尾状態へと戻っていました。

上に乗っかられているメスは大変そうですが、実はオスのほうがかなり過酷です。

交尾期間中は基本的に餌は食べません。

ただ、メスは期間が長くなると交尾したまま餌を食べることもあり、

このメスも今はオスを乗っけたまま餌を食べるというシュールな状態です。

オスは全く食べないので、もう1か月近く絶食中です。

あと、息継ぎはメスが浮上するタイミングに合わせてしなければならないので、

自らのペースで呼吸が出来ません。

318-1.JPG

このオスもメスもどちらかが交尾を終了しようと思えばできるはずなので、

どういう結果になるか分かりませんが、もうこのまま好きにさせてみようと思います。

 

by とーる

 

 

第314回 タツナミガイ

ウミガメプールは屋外で日当たりが良いので海藻が良く生えます。

特にアオノリの仲間が繁茂します。

このアオノリの仲間は、海藻食生物の餌となるので水族館にとっては意外とありがたいです。

特に海藻しか食べない生物は、これが無いと飼育するのが非常に面倒になります。

現在飼育している中では、アメフラシやタツナミガイなどが海藻しか食べない生物です。

そこで今回はタツナミガイの摂餌を撮影しました。

 

P2020270.JPG

タツナミガイ顔.jpg

 

まずタツナミガイとは、アメフラシやウミウシ類に近い生物で名前の通り貝の仲間です。

一見すると貝殻はありませんが、体内に退化し小さくなった貝殻が存在します。

PA183505.JPG

これがタツナミガイの貝殻です。

この殻の形から立浪貝の名前がついているそうです。

 

アメフラシやタツナミガイやウミウシ類は、貝殻が(ほぼ)なくなった貝なのです。

要するに海の中のナメクジです。

…あれ?

そう考えると途端に可愛くなくなりました。

不思議です。

アメフラシやウミウシとかナマコなんかは可愛いと思えるのに、

ミミズやナメクジ、イモムシなんかは嫌いです。

毛虫やムカデは地球上から消滅してほしいとすら思います。

 

その点タツナミガイはとても可愛らしいです。

カバの様な顔、つぶらな瞳、ずんぐりむっくりした体、のそのそと移動する姿

とても愛らしいです。

ただ日中は岩の隙間でじっとしており、さらにこの体色のためものすごい地味で、

海中ではよく探さないと見つけられません。

しかし、意外と大食漢でかなりの量の海藻をもしゃもしゃと食べ続けます。

正直あまり展示映えしないですが、お気に入りの生物です。

 

by とーる

第309回 テヅルモヅルはキモくて良い

先日漁師さんから立派なテヅルモヅルをいただきました。

皆さんはテヅルモヅルをご存じでしょうか。

名前だけ聞いても何の仲間なのかさっぱりだと思います。

 

これが今回頂いたアカテヅルモヅルで、腕を広げると50㎝以上はある大型個体です。

アカテヅルモヅル.jpg

テヅルモヅルは植物の様な見た目ですが立派な動物です。

クモヒトデの仲間ですので、大雑把に言えばヒトデに近い生物です。

浅海から深海まで生息し、生態はいまいちよくわかっていません。

複雑な腕を持っていますが、ヒトデの仲間らしく元をたどれば五本の腕があり

そこから分岐を重ねてこのような姿になっています。

DSC_0937.JPG      DSC_0939.JPG

 

日中はあまり動きませんが、夜になると海中を漂う小さな餌を集めるため腕を大きく広げます。

当然移動も出来ます。

餌(アミエビ)をあげた様子がこちらです。

餌に反応してわしゃわしゃ動き出して中々不気味です。

 

私はこのテヅルモヅルが結構好きで、この意味不明さキモさがたまらないのです。

これを見たお客さんの多くは「うわーなにこれ気持ち悪い」となりますが、

その様子を見た私は「でしょう!」と嬉しくなります。

理解不能な気持ち悪さや嫌悪感も突き詰めれば一種の感動だと思うのです。

 

 

by とーる

第304回 今年もアカウミガメ誕生

8月が終わりました。

毎夏恒例のお盆の駐車場整理、今年はほとんどやることなく終わりました。

夏のイベントも中止となりましたし、こんなに夏らしくない夏は入社以来初めてです。

一方、気温水温はウンザリするほど上昇し、陸上海中の生物共に結構な打撃を受けてます。

 

さて海中公園では今年もウミガメの繁殖シーズンとなり、

人工産卵場では例年以上の産卵が見られました。

そして8/20に今年最初の赤ちゃんウミガメが誕生しました。

P8310213.JPG

 

現在は館内子ガメ水槽で飼育展示しています。

もう餌ももりもり食べるようになっています。

赤ちゃんウミガメは体が軽く基本的に浮いて生活しているため、

餌も浮いている方が食べやすいです。

ですので餌のアミエビは、凍った状態から表面を少し溶かした程度であげています。

そうすることでアミエビは水に浮いた状態になり、表面の溶けたアミエビをウミガメが

食べていくといった感じです。

 

また毎年恒例の卵の展示も行っています。

P8310188.JPG

P8310189.JPG

9月中旬~下旬頃に孵化予定ですので運が良ければ孵化の様子も見ることが出来ます。

 

by とーる

第299回 ウミガメの産卵はじめました

今年もウミガメの産卵が始まりました。

ということで、私はまた夜間産卵観察をして家には寝に帰るだけの生活になりました。

このブログも産卵観察をしながら書いています。

ウミガメが上陸しないとやることが無いので案外暇です。

 

今回はつい今さっき行われた産卵の様子を紹介します。

まずは卵を産み落としている最中の様子です。

ウミガメの卵は正にピンポン玉です。

大きさ、色、形はピンポン玉そっくりです。

ですが硬さは違います。

産み落とされたばかりのウミガメの卵は、結構柔らかく指で軽く押すだけでへこみます。

動画を見るとわかりますが、産み落とされる時20~30㎝ほど落下するので

卵同士がぶつかって割れないように柔らかくなっています。

1回の産卵で大体100~120個の卵を産みます。

 

次に卵を産んだ後、穴を埋め戻す様子です。

卵を産んだ後は穴埋め作業です。

ただ砂をかぶせて穴を埋めるだけでは、砂が柔らかいのでそのうち陥没してしまい

掘り返されやすくなってしまいます。

ですので、ある程度砂をかぶせた後は後ろ足を使って砂を押し固めます。

短い後ろ足を使って器用にこねこねして押し固めています。

 

と、今日のとれたて産卵の様子をご紹介しました。

気付けばもうすぐ日付が変わりそうですので、私もそろそろ帰ろうかと思います。

そのまえに産卵場へ最後の確認に行かねばなりませんが、

今の願いは…

 

 

 

 

どうか上陸してませんように

帰れなくなるから…

 

 

by とーる

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