海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第274回 夕暮れと水面観察

酷暑が過ぎ、日が暮れると涼しくなる季節になって来ました。

 

そのお陰で動きやすくなったので、数箇所で流れ藻採集と岸壁観察に行ってきました。

水面に浮く海藻、木くず、イカダその周りに隠れ潜む生き物を

目をこらして探します・・・

 

よく見ると目の付いた落ち葉が集団で泳いでいたので掬って見ました。

マツダイをゲット!

 

matsudai.jpg

写真の茶色い魚がマツダイ、白い水玉模様の魚はイスズミの稚魚です。

 

白黒の魚が好きなのでイスズミは嬉しかったです。

成魚になると水玉模様は消えますが、夜間の体色だと薄い水玉が出てきます。

 

 

 

採集はこのぐらいにして、岸壁に居着いた魚の観察に移りました。

去年は岸壁に死滅回遊魚はほとんど来ていませんでしたが、今年はそこそこ見られました。

 

tunodasi01.jpg

長いフィラメントが特徴のツノダシ

他にはヒレナガハギ、ヒメテングハギ、チョウチョウウオ類、メッキなどの幼魚がみれて岸壁はかなり賑やかでした。

 

 

 

そのなかでも一番驚いたのが下のコイツです↓

 

 

ishidai.jpg

水面近くまで巨大な石鯛があがってきてました。

 

石鯛の幼魚は白黒のラインが入ったお魚ですが、

成魚になると体が灰色になり口周りが黒くなるのでクチグロとも呼ばれています。

 

あれは全長50~60cmはありましたよ

さすがにこれはを掬ったら、網が海に持ってかれますね・・・

 

 

帰路の途中、夕日がキレイだったのそれもカメラに収めました

 

yuhi.jpg

写真ではホントの美しさをお伝えすることができず残念です・・・

 

捕れたお魚は水槽に移して、その日は終わり、

早く大きくなってもらって、皆様にお披露目できる日が楽しみです。

 

by   ナツメリ

第273回 ギリギリまで終わらないタイプです

自宅の湿気が凄く、服から卒業証書までカビさせてしまった青ネギです

 

夏休みももう残り僅かですね

皆さんの夏休みの宿題もきっとあと僅かもしくは既に終わっているかと思います。

まさかギリギリになって、なんて人はいないはず...

 

私は皆さんとは違い、毎日のようにタイムリミットに追われギリギリで終わらせるという様にとある作業をしています

それは何かというと調餌(エサ作り)です

餌料1.jpg

トンネル水槽のエサやりショーが毎日11:30から行われ

それに伴いエサである魚を切り終える制限時間も決まってきます

新米なので包丁の扱いに慣れておらず、いつも切り終えるのに約2時間もかかってしまいます

ですのでエサやりショーやる直前までエサの準備をしており、ギリギリの毎日を送っています

しかも夏になると水温が上昇すると魚達の食欲が増し、普段より多くのエサを用意せねばならなくなります。

わーい

いつもは20kgのエサなのに対し5kg追加してなんと25kg!!

現在エサはムロアジという魚(約15~20cm)を使っているのですが20kgのエサの場合数にして約170匹。

25kgともなると単純計算だと40匹強追加で約210匹も切らないといけないことになります

ひぇー大変ですね。。。

 

現在トンネル水槽バックヤードは無料解放をしており

そこで毎日9:00~11:15頃まで飼育員がヒィヒィ言いながらエサの魚を切っている様子がご覧頂けます

応援していただけると泣いて喜びます

餌箱.jpg

( ↑ エサとなる魚はこんな感じで箱に入っています。ちなみに1箱10kgです)

 

by青ネギ

第272回 台風10号

風向きが南西に変わって

大きな波が立ち始めました。

別にサーファーでも何でもないのですが

大きな波を見るとちょっとわくわくしてしまいます。

でも、大きな被害が出ないことを祈っています。

くろすけ♀です。

 

毎年このシーズンには台風の画像や動画を

ブログに載せているように思うのですが

今年も懲りずにやります。

台風の波の中に立つ海中展望塔です。

例年こんな大きな台風が接近するのは

9月から10月にかけてが多いのですが、

今年は8月でしかも、お盆の最中なんて

あまり聞いたことがありません。

 

いつも、台風が過ぎると、赤とんぼが飛んで

気温が下がって、ああ秋が来たな~と感じるのですが

この台風が過ぎ去っても

涼しくならないみたいですよ。

ラジオで気象予報士さんが言ってました。

逆に南の太平洋高気圧を引っ張ってくるらしくて

猛暑になるんだとか。

 

猛暑とか

かんべんしてほしいです。

暑いの苦手・・・

 

皆様、台風はもちろん

この後の熱中症にも

十分お気をつけください。

 

現場からは以上です。

 

by くろすけ♀

第271回 ウミガメ産卵場監視カメラ

串本近辺では5月下旬から7月下旬までの2か月間はウミガメの産卵期となり、

当館人工産卵場でも毎年ウミガメが産卵しています。

そこで大事なのは、どのウミガメがいつどこで産卵したかという情報です。

これをなるべくしっかりと把握しなければなりません。

ですので、この期間はウミガメ担当である自分が水族館で夜間毎日観察しています。

とは言え、さすがに徹夜で見続けるわけにはいかないので、大体日付が変わるくらいまでチェックし

以降深夜間に行った産卵のチェックは諦めるしかありません。

翌日産卵跡から卵を探し産卵の有無を確認できることもありますが、個体の特定は出来ませんし、

産卵跡がウミガメの足跡で消えてしまうことも多いです。

 

そこで、今年から産卵場に夜間観察用の監視カメラを設置しました。

下の動画は今回監視カメラに記録された産卵の様子の一部です。

アカウミガメが産卵を終えて埋め戻しをしている辺りです。

ちなみに、画面の下のほうにタイマイが見切れていますが、こいつは上陸しても全然産卵しません。

兎に角これで深夜の産卵もチェック出来るようになりました。

とは言え、これでも完ぺきというわけではありません。

何故なら画像からでは個体の識別が非常に難しいのです。

通常足に付けてある標識から個体識別をしていますが、映像では標識を確認することが出来ません。

風貌から個体の識別を試みていますがなかなか難しいです。

来年からは、甲羅に目印でも付けておこうかと思います。

 

また、やってみて意外と面倒なのが映像の確認です。

毎日毎日ほぼ変化のない映像をチェックするのがこんなに苦痛だとは…

あと今後是非試したいのは、監視カメラ映像のリアルタイムでのネット配信です。

ウミガメの産卵の様子を皆さんに生中継!

来年の産卵期には出来るように頑張ってみます。※但し、やる気が続けば

まあ、ほぼ砂場がただ写ってるだけですが…

 

by とーる

第270回 サンゴの産卵観察 in 2019

毎年恒例サンゴの産卵調査の季節がやってきました。

 

この時期になると修行僧のように毎晩海へ向かいます。

今年は5月19日から観察を始めました。

P6050028.JPG

ミスガイのつぶらな瞳に癒やされつつ、産まない産まないと心が荒んでいく中、

7月2日、3日にようやく今年初のスギノキミドリイシの一斉産卵が観察されました。

黒潮の蛇行に伴い、水温の上がり方が緩やかだったこともあってか、例年よりもやや遅めの産卵となりました。

2019_1.JPG

2019_2.JPG

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今年は産卵時間も遅く、23時30頃をピークに22時から24時くらいまでだらだらと産卵が続きました。

あんまりだらだらと産卵が長引くため、撮影はあきらめて帰ろうかとも思ったのですが、何とか頑張って撮影しました。

P7030026.JPG

P7030098.JPG

サメハダテナガダコも幻想的な光景に見入っているようでした。

 

因みに本当の今年初産卵はタカクキクメイシ。

6月26日に観察されました。

こちらは派手さこそありませんが一粒一粒のバンドルが大きいので迫力があります。

P6260013.JPG

 

また、以前海水の味について書きましたが、

魚達がまいうーまいうーと食べているサンゴのバンドルは少し苦かったです。

 

この後はクシハダミドリイシ、エンタクミドリイシと続く予定ですので、

引き続き観察を続けます。

 

by ひらりん

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