海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第187回 採集事情④

またまた一ヶ月ぶりの更新になってしまいました。すいません・・・

夏の忙しい合間を縫ってちょこちょこと

「串本の海大水槽」にて展示する魚を採集していました。

海中公園の目の前に広がる磯では夏になると潮だまりに

熱帯性のスズメダイやハギなどの幼魚が多く見られるようになります。

diary187-1.JPG

海中公園の目の前に広がる磯

 

当館ではこうした潮だまりで幼魚のうちにたくさん採集し、

予備水槽である程度の大きさまで成長させてから展示します。

diary187-2.JPG

ちなみに巻き網や二本の網で地道に採集しています。

diary187-3.JPG

採集し予備水槽にて飼育中の魚たち

 

当館では一度採集した魚は幼魚のうちから水槽に馴染ませながら

何年もかけて大切に育てていきます。

串本の海を再現している「串本の海大水槽」は見た目だけではなく、

自然海水の掛け流しのおかげで飼育環境まで

魚たちが生まれ育った串本の海に限りなく近いのです。

だからこそ長生きする生き物が多いのですね。

 

by Go

第186回 ウミガメの赤ちゃん誕生

ほぼ一ヶ月ぶりの更新になってしまいました。すいません・・・
 
お盆で大忙しの中、人工産卵場では今年初のウミガメの赤ちゃんが誕生しました。
8月13日の夜にアカウミガメが、14日の夜にはアオウミガメが生まれました。
 
 
こちらがアカウミガメ
186-1.2.JPG
 
186-2.JPG
 
 
 
 
そしてこっちがアオウミガメ
186-3.JPG
 
186-4.JPG
 
 
生まれたばかりだけの特徴として、
口の鼻の間に卵の殻を割るための「卵角」があり、
お腹には卵黄囊(栄養の入っていた袋)の跡が見られます。
この特徴は暫く経つと無くなってしまいます。
また、この時だけの特徴はもう1つあるのですが、それは今度動画を撮って改めて紹介したいと思います。
 
 
赤ちゃん達は、まだ数が少なく生まれたばかりなので水族館の裏で飼育していますが、
もう少し増えて餌を食べる様になったら館内の水槽にデビューさせたいと思います。
来週中にはデビューできるかな、と思いますのでお楽しみに。
 
 
by とーる

第185回 生きているんだ!!友達なんだ!!

ある朝のこと。

館内をホテホテと歩いていると

コソコソコソと足元を走る影が…

 

Gキブリか?Fナムシか?

 

 

 

185-1.jpg

いいえ、彼です。

どうやら迷い込んできたようです。

 

可哀想なんですぐにバケツで保護して

しばらくグラビア撮影会。

その後、外へ逃がしてあげようと思った時

ふと思いました。

 

 

 

都会に住む人たちの中で

彼の正体を知っている人はどれだけいるのだろう…と。

幼稚園や小学校で今なお愛されているだろうあの名曲では

彼らだって友達なんだと高らかに宣言されています。

名前だけ知ってて姿を知らない虫ランキングがあれば

おそらく彼はベスト3に入るのではないでしょうか。

 

そんな私も彼の何を知っているのでしょう。

そこでいろいろと調べてみました。

 

 

1.    コオロギに割と近い仲間である

 

バッタ目コオロギ上科に属しているようです。

なるほど、そう言われると全身からそこはかとなく

コオロギ感を醸し出しているかなと。

英語でもMole cricket(モグラコオロギ)とついているそうな。

あと、和名では頭に『お』は付きません。

なるほどなるほど。

 

 

2.    「七つの技をもっている‼」

 

とーる氏と彼について話してたら

突然そんなことを言い始めるじゃないですか。

最近、ウミガメの産卵を夜中までずっと見てるんで

疲れてるんだな、かわいそうだなって思ったんですよ。

 

 

 

 

ホントでした。

 

というのも、その様なことわざがあるようで

飛んだり泳いだりといろいろできるけど、どれもいまいちで

突出したものがない、つまりは「器用貧乏」ってことらしいです。

他にも彼はことわざに出てきてますが

いい意味の言葉が出てきません。

 

 

3.    あの曲の作詞者

 

一番調べててびっくりしたのがこれ。

かの有名な自分の顔を食べさせるヒーローの

生みの親の方だったんですね。知らなかった~。

御年90を超えて未だに現役ってのを最近TVで目にしてたので

まさかこのような所でお会いできてびっくりです。

ちなみに一番好きなキャラは天丼の人です。

まぁ関係ないけど。

 

 

 

 

ってな感じでいろいろと調べてみましたが

御多分に漏れず彼らも今、分布域と共に数が減ってきているそうです。

そりゃそうでしょう、土や畑がないと生きられない彼ら。

コンクリートで舗装された場所では暮らせません。

それに農家の方からすれば作物の根っこを食べる害虫のようです。

だからせめてGキブリなど他の虫と間違えて殺されることのないよう祈って

ここに載せてみます。

くろすけ♀さん曰く

手に乗っけて指の間に潜ろうとするあの感じが気持ちいいそうです。

俺は苦手ですが…

 

 

185-2.jpg

この熊手のような手で穴を掘って潜る

 

ここをご覧の方もほとんどの方が

小さい頃から友達宣言をしているはずです。

この機会に彼のことをいろいろ調べてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

185-3.jpg

元気でな~

 

 

 

あっ、ここまできても彼の名前がまだわからない方は

「彼」を一回ローマ字にしてaとeを入れ替えてみるといいよ。

 

by ハムいち

第184回 コーラルロード夏編 続き

さびうらの浜、またの名をコーラルロード
夏の見所 続きです。

咲き誇るハマユウを愛でながらざくざく歩いていると
ふと足下に可憐な花を発見!

diary184_1.jpg

ハマゴウです。

あっつい炎天下の砂浜を海に向かって伸びる何本もの茎。
その茎の所々に青紫色の花がついてます。
一見すると地味だけど、よく見るとかわいらしい。
せっかく歩きやすく整備してある散歩道を遠慮無くまたいで生えているので、
「何だ、この邪魔な草は!」
と思わず、暖かい目で見てやって下さいまし。

diary184_2.jpg

ちなみに昔、このハマゴウの種を集めて枕の中身に使ったそうです。
ハマゴウは浜香とも呼ばれるように、ハーブのようないい香りがする上
何と虫が来ない!と、いいことずくめ!

と、生まれも育ちも串本の当館館長が申しておりました。
 

コーラルロードも半ばまで来たところで
海岸では目を引くオレンジ色の花を発見。

diary184_9.jpg

オニユリです。

近づいて写真とりたいけど・・・・

ハマユウ群団に阻まれて近づけず。

diary184_3.jpg
 

でも、こんな過酷な環境で咲く百合なんて。
さすがオニだわ・・・

と感心しながら、さらに歩く。

 

と、ここで、浜を歩くときの心得。

その1 足下をよく見るべし。
 

なぜなら、浜にはヒトに優しい植物ばかりではありません。

その1つがこれ!

diary183_6.jpg

ハマアザミ!

葉がぎざぎざで鋭いトゲがあります。
毒は無いけど、触るととってもイタイ!

サンダルなんかで歩いていて足下にコレが敷き詰めるようにあったりなんかすると
痛くてたまらん!まさに「針のむしろ」なのです。

その2 サングラスあればなおよし。

真夏のコーラルロードは目がちかちかするんです。
なぜなら、足下の真っ白いサンゴ(の骨)が真夏の太陽を反射して
レフ板なみの効果があるんじゃないかと・・・

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上からも下からも夏の太陽の恩恵を預かるので
目の保護にオススメします。

その3 帽子必須!(日焼止めも!?)

日陰は全くありません。
浜風があると心地よいので、うっかりすると大変なことに。

以上、気をつけてくらんしよ。

 

さて、コーラルロードも終点。
「筆島」までやってきました。

筆島のアップを撮り忘れたので、途中の画像。

diary184_5.jpg

筆島。
それは コーラルロードのシンボル

岩が崩れやすいので上ってはいけません。

この辺りにはきれいな貝殻もいっぱい落ちていて
貝殻拾いには最適です。
 

で、この辺の植物といえば

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ダンチク

3mはあろうかという、ヨシを巨大化したような植物。
子供の時、これはサトウキビだと思っていた・・・

diary184_6.jpg

台風の強風にも耐え、非常に丈夫な植物です。
防風林の役割も果たしてるとか。
台風銀座と呼ばれる串本を守っていると言っても過言ではない!?

 

ということで、夏のコーラルロード散歩。
片道ゆっくり歩いて10~15分位。
気が向いた方は是非、歩いてみて下さい。

 

おまけ

ダイビングパークで満開のハマボウ

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さすがハイビスカスの仲間!
華があるわ~!

 

by くろすけ♀

第183回 コーラルロード夏編

dairy183_1.jpg

 

昨日明けたみたいです。
梅雨明けとともに夏全開って感じで
紫外線が肌に食い込む食い込む・・・
 

と言いながらも、梅雨明けに浮かれて
目の前の浜を散歩してみました。

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さびうらの浜、またの名をコーラルロード。

 

浜に降りようとすると、可憐なハマナデシコがお出迎え。

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可憐な割にはタフで丈夫。
さすが「なでしこ」。

でも、花のシーズンはそろそろ終わり。
また、来年ね!と別れを惜しみつつずんずん降りていくと

今キテルお花に出会いました!

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ハマユウ!
南紀を代表する花です。
なんでか、というと
かの有名な万葉集にかの有名な柿ノ本人麻呂さまが詠んだ歌があるからです。

み熊野の浦の浜木綿百重なす 心は思へど直に逢はぬかも 

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熊野の浜のハマユウのように幾重にも恋心を重ねているけど、直接会えないんだよねえ

切ないコイゴコロを歌った歌です。

ただ、私としてはこの花にあまり繊細な恋心は似合わないと思うのですが
(あくまで個人の感想です)
なんて言うか、豪快な感じがするんですよね。
葉っぱなんか、分厚くてぴかぴかつやつや、生き生き。
生命力を感じます。

なので、南紀の海にはぴったりの植物ですけどね。

ハマユウ今見頃です。

コーラルロード夏編
も少し続きます。

 

by くろすけ♀

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