海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:そらすずめ一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第169回 海底のオーパーツ発見!?
第154回 出前授業 特別編
第132回 ちょっとシュールな住人
第123回 出前授業に行ってきました!
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第169回 海底のオーパーツ発見!?

オーパーツとは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指します。語源は英語の「OOPARTS」、「out-of-place artifacts」つまり「場違いな工芸品」という意味です。実は私はこのオーパーツが大大大好きでです。書店の書棚の前を通りかかってオーパーツの文字が見えれば思わず買ってしまうほどで、そのお陰で書棚にはオーパーツの本がどっさり並んでいます。ただよくよく本のページをめくってみれば紹介されているオーパーツはどの本も似たり寄ったり。つまりこれは出版社に完全に騙されていると言っては失礼ですが、オーパーツオタクを完全に見破られて手玉にとられているのです。どもわかっちゃいるけどやめられないってフレーズが昔ありましたが、まさにわかっているけど買ってしまう、これはもう病気です。

オーパーツの代表と言えばインカ帝国の遺跡から発見されたロケットをかたどったとされる棺の飾り絵であったり、同じくジェット機の形に見える金の工芸品、ナスカの地上絵など南米のものが有名で、南米大陸はオーパーツの大産地なのです。
ヨーロッパも負けていません。地中海の海底から発見されたアンティキティラ島の機械。これは紀元前に地中海に沈んだ難破船から発見されたものですが、当時の機械技術としてはとんでもない精巧なものです。また海に関するものではピリレイスの地図が有名。これは南極大陸が発見される前につくられた地図ですが、地図に南極大陸の海岸が描かれているとオーパーツ信奉者は主張しています。また日本では宇宙人をかたどったと言われる遮光器土偶や那国島の海底遺跡オーパーツが有名です。

そんな中、この和歌山の海で新しい海のオーパーツが発見されました。発見者はなんとこの私!。場所は南紀某所の海底で近くに道路がなく人が容易に近づけるところではありません。3年前の秋に初めて海底作業の最中に目にしたのですが、その時はカメラを持ち合わせていなくて記録できず、昨年は海が荒れて発見できず、今回三度目の正直でやっとたどり着きました。

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さて、このオーパーツ(!?)。皆さんは一体何に見えますか。
写真からわかるようにかなり大きなもので、ちなみに直径は3m位。水深10数mの砂底に半ば埋もれる様に幾つか沈んでいます。丸い車輪の様な縁には歯車の様なギザギザがあり、これがなかなかオーパーツとしては「いい味」を出しています。歯車っていかにも文明の象徴みたいなパーツで、実はオーパーツって歯車型をしたものが多いんです。

近くの海を子供の時から知り尽くしているという渡船業者の船長さんに聞いても初めて聞く話だという事で、誰も知っている人がいません。昔近くに大きな船が沈んだのでその船のエンジンの部品ではという話もありましたが、材質が金属ではない様なのでこれは却下。
他に考えられるのは人工魚礁。魚礁には実に様々な形のものがあるので、これは有力。ただ円形でしかも縁にギザギザなんて作るのも難しければ、一体どんな目的でこんな複雑な形にしたのかこれまた不明。
でも人工漁礁は昔から随分と仕事上でも目にしましたが、複雑怪奇な形のものが多いのも事実。これはどう考えても実際の海でなく机の上だけで考えた結果だろうというけったいなシロモノがゴロゴロあります。特に公共事業華やかな頃のものを見ていると、実用よりもお金を使うのが目的ではというものが実にたくさんあります。
そんなこんなで、この不思議な物体が古代の歴史遺産であって欲しいと願う一方で、もしかしたら「公共事業バブルの落とし子?」というつまらないオチになる可能性もあります。
でも謎は謎のままの方がオタクにとっては楽しいかも!?

by そらすずめ

第154回 出前授業 特別編

 
和歌山県文化情報センターの「サマー遊ing2012」に参加しました!
 
出前授業は学校などの施設に海の生き物を持って出張し、生き物とのふれあいを通じて海に対する関心を高めてもらい、またそれを機会にこの串本を訪れてくれることを期待して開いている出張イベントです。
 
でも今回呼ばれていったのは学校でも会社でもなく、和歌山県立図書館文化情報センターというところ。ここで社会教育主事をしておられる上田さんと以前からお付き合いがあり、今回はこの施設が夏休みに開催している「サマー遊ing 2012 おもしろ科学教室」というイベントに招かれて行ったのですが、名前を聞くと何だかお堅い名前みたいです。
 
会場玄関では上田さんが炎天下汗を垂らしながらお迎えしてくれました。どうぞよろしくお願いします~!
 
クーラーばっちりの車内から取り出した今回の主役ウミガメの赤ちゃんは全部で10匹。早速お披露目前のシャワーを浴びさせて本番に備えます。
 
ウミガメタッチングの前に少しお勉強ということで、ラムサール条約に指定された串本の海のすごさやサンゴやお魚さん達の暮らしについてお話しました。とても立派なホールでそらすずめのテンションも上がります。みんな熱心に聞いてくれましたよ。

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黒潮のお話です。
 
お待ちかねのウミガメとの触れあいタイム。説明は当館ウミガメスタッフの「とーる君」、会場スタッフにもお手伝いいただき、アカウミガメとアオウミガメの両方をだっこしてもらいました。生まれてちょうど1年になる赤ちゃんなので、少々大きく、生まれたばかりのちびっ子ガメを想像していたちびっ子には少し意外だった様ですが、それでもすぐに慣れて、仲良く触れあいタイムを過ごしていただきました。会場には130人もの方が集結、環境学習の為に訪れた県立向陽・桐蔭両校の中学生達も時間一杯まで熱心に観察していました。

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わいわいがやがや人の輪ができる。
 
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ちょっとこわごわ
 
今回の機会を作って頂いた和歌山県立図書館館長の平松館長はじめ県立図書館及び文化情報センターの皆様方にこの場をお借りして深く御礼申し上げます。
 
普段行きたくてもなかなか行けない南紀串本。でもこちらから出かけて行きますよ。串本海中公園出前授業は県下の学校・事業所などに費用無料(交通費のみ)で出張していますので、お気軽に声を掛けて下さい。
 
申込み方法などはこちら
 
 
そろそろ今年の子供達が生まれてくる季節。皆さんに会えるのを楽しみにしています。
 
by そらすずめ

第132回 ちょっとシュールな住人


以前サルバドール・ダリの展示会を見たことあるんや。
美術の教科書にでとる有名な「柔らかい時計」なんか、どれもほんま悪い夢に出てきそうなシュルレアリスムの世界。ちなみにシュルレアリスムちゅうのは「超現実」の意味なんやそうや。超現実ってあんまり訳のわからん言葉やけど、美術でいえば、「夢や無意識下でしか起こり会えない奇妙な世界を描いたものがシュルレアリスム」ということらしいわ。
日本でよく言うシュールちゅう言葉は本家のシュルレアリスムとは少々意味が違う使われ方をしているようやけど、「既存の状態を逸脱している」「奇妙な」「少し変な」まあ感単位いえばそんな意味かいな。

てところでこれや。



営業時間終わってたまたま水槽から上げて写真撮ろう思うたら、夕日の入る薄暗い床の上からこっちを見上げてる目に気いついた。どや?ちょっと怖いやろ?

なんでも壁の模様や何でもないものが顔に見える現象をシミュラクラ現象と言うらしい。人間は人や動物に出会った場合、敵味方を判断したり感情などを予想したりするため相手の目を見る、その時に目が二つに口が一つの逆三角形の並びをみると何でも顔に見えるように「ノー味噌」がプログラミングされているらしいで。だから時折鍵穴が顔に見えたり壁の節穴が目に見えたりするわけや。でもこいつは片目でも十分存在をアピールしとる。
見てるとウインクでもしそうやわ。

ちなみのこのホラガイ食べたらうんとうまい。サザエなんか比べもんにならん。でもこいつは茹でるの勇気いるなあ。鍋の中からじいっと見つめられたらガスのスイッチ捻れへんで きっと。


by そらすずめ

第123回 出前授業に行ってきました!


毎度ありい!出前です!
と言うわけで出前に行ってきました。
でも持って行ったのはソバでもカツ丼でもありません。
出前したのは、ウミガメの赤ちゃん。

出前先は海中公園から車で北へ2時間半ほど走ったところにある和歌山市立楠井小学校の3年生の皆さんデス。担任の平林先生ありがとうございました!

出前授業は体育館でやることになっていたのですが、到着したら丁度昼休み。
たくさんの子供達が遊んでいて、みんなに気づかれずに準備するのに気を遣いました。

もっともどの子供達にも見て欲しいのですが、昼休みに校庭でウミガメを公開したらあっという間に辺りはパニック状態になりかねません。おまけにせっかく呼んでいただいた3年生より先に見せることはできないのでここは我慢我慢。

準備が整い、なんだか懐かしい始業の鐘が鳴って授業が始まりました。参加者は64人で皆元気でウミガメの登場を今か今かと待っています。

最初はスライドで串本の海のすごさを紹介しました。皆とても行儀良く熱心に聞いています。こちらの質問にも一生懸命答えてくれました。同じ県内でも串本に行ったことのない子供達ってたくさんいるんですね。



というところでウミガメ君の登場!さすがウミガメ!子供達のテンションが一気に急上昇。誰もが目がキラキラです。

去年生まれた1歳の子供と今度生まれた0歳の赤ちゃん、どちらも大人気。でも小さい方はまだ幼いので見せるだけ。1歳の子供は子供達の手から手へ引っ張りダコならぬ引っ張りガメとなっていました。







後日、みんなから素敵なお礼の手紙集をいただきました。ありがとう!また呼んでくださいね。

串本海中公園では和歌山県内への出前授業を行っています。詳しくはコチラをご覧下さい。ウミガメと学校で遊びたいみんな、待ってます。

by そらすずめ

第105回 春ですね~


もうすぐ春ですね~と可愛く歌っていたキャンディーズのスーちゃんが亡くなったという先日のニュース。青春時代を共に過ごした(といっても単に同じ時代に青春していたに過ぎませんが)モノとしては本当に悲しいニュースです。同級生(と言ってもこれまた別に肩を並べて勉強していた訳ではありませんが)としても、本当に寂しい事です。
それはさておき、もうすぐ春ですね~と言ってたら、時はすでに初夏の装い。海中公園の水槽の中にも遅まきながら春がやってきました。

ってことで、ひーちゃんがこの前報告したカミナリイカにも春が来ましたよ。
このカミナリイカは全てスタッフが目の前の海から釣ってきたもの。運良く元気で水族館まで到着したので今水槽で我が世の春を謳歌しています。で運の悪い方はどうなったかって?うーん。でもカミナリイカは天ぷらがおいしいな。

カミナリイカたちはこの水槽の中でもちゃんと春を感じるのか、今ラブラブシーズン真っ盛り。特に雄は普段は地味な体の色を全身ギラギラのメタリックブルーに変えて、さらにそれに蛍光オレンジでアレンジ。おまけに全身キスマークだらけの、ケバケバネオンサインと化しております。どこの世も男どもは「オンナ」の気を引くことならどんなことだってやります。普段はよれよれの手足(!?)だってこの通りピーン!オス同士の争いも日増しに激しくなります。連日のバトルでイカたちも少々お疲れかと思いきやいたって意気軒昂。朝から晩まで恋の駆け引きに明け暮れております。

それでも交尾も無事に済ませたので、そろそろかなとプラスチックネットで作った「愛の巣」を入れてやりました。と、たちまち産卵開始。オスが後ろでガードする中、メスは一つ一つ丁寧に卵を産み付けていきます。それにしてもこの卵。引っ張っても千切れない程丈夫なのに、メスは一瞬で生み付けてしまうのです。脚をもぞもぞ動かしながら生み出した卵を水を前方に吹き出しながら生み付ける場所に接近、脚を揃えてネットにかぶせたなと思ったら「ハイッ!」「ハイッ!」てな感じで次々に生み付けていきます。まるで手品!

すでに卵の中には子供たちが入っているのが透けて見えます。
早く可愛い赤ちゃんを見たいですね。

次の展示は串本の最もメジャーなイカ、アオリイカですかね、海人くん。
大きいのいつでも引き取りますよ。お礼は海中公園の招待券でいかが!?


後ろからアヤシイ気配


誰や!いつでも相手になるゾォ!


うりゃ~ 十足パンチじゃ~!


あんた 今忙しいんだってば 産卵中!


早く生まれるといいね

by そらすずめ
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