海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:そらすずめ一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第68回 年に一度のパフォーマンス


先日の大水槽の前を歩いていると、なんだかいつもと違うただならぬ雰囲気に気がつきました。水槽の中をのぞき込むと、水槽の砂底から黒いものが幾つも立ち上がっているではありませんか。そう、それはニセクロナマコなのでした。



ニセクロナマコといえばこの錆浦の最も普通にいる生きもので、食べられないので漁師には見向きもされず(彼らにとっては幸いですが)、海水浴客からはまるでウン○でも見るように嫌われ、スノーケリングのガキどもに見つかればたちまちつかまって内蔵を吐き出すまで握りしめられたあげくキャッチボールのボールの代わりにされてしまうという、誠に幸薄い生きものなのです。またこの串本の海水槽では水槽底の砂の掃除役を任され、日々縁の下の力持ちとして目立たない仕事に一途に励んでいるのです。

ところがこの日のニセクロナマコクンは違いました。彼らは仕事を放棄し、まるで体の中に1本筋が通ったように背筋を伸ばし、あの蛇使いの操るコブラのごとく一斉にカマ首をもたげていたのです。一体どこにそんな筋肉があったの?と聞きたくなるくらい。



そのうちに1匹の頭のところに白いものがしみ出るように出てきました。精子です。一般に精子が放出されるとそれに刺激されて他のものも放精するのですが、この日は何だかそのうちの1匹に妙に感じるものがあり、レンズを向けていました。



と、水底からむくむくと伸び上がったその個体が、頭の部分からオレンジ色の卵を一気に放出したのです。ぶわっー!と音こそしませんでしたが、まるでそんな感じ。卵は頭上高く吹き上がりました。なるべく遠くまで自分たちの子孫を届かせようというナマコの「気迫」が見て取れました。



放卵した個体は徐々に小さくしぼみましたが、その数分後にまたまたむくむくと立ち上がり再びぶわっー!と放卵。これを3度繰り返すと、さすがに体力を使い果たしたのか、もう立ち上がる事はありませんでした。

普段は砂の上にごろんと寝ころびほとんど動かない様に見えるナマコの年に一度のパフォーマンス。他の観客がいなかったのが本当に残念でした。

by そらすずめ

第61回 上流から流れてきたものは!?


先日の早朝 本州最南端の潮岬沖に釣りに出掛けたときのことです。
潮岬の灯台下は黒潮に由来する急潮流が有名で、しかも馬の背の様に沖合に向かって長く瀬が伸びているので、速い流れがさらに増幅されて、まるで川の激流の様になります。
この激流は毎日あるわけではなく、日によって強くなったり弱くなったりするのですが、潮が速くなると、岸寄りに渦巻きができ、周辺の小魚たちがこの渦巻きの中に集まるのです。だから、潮が速い時ほど、釣りには好都合と言うわけです。

そんな訳で当日もこの潮の中を上っては流れ下るの繰り返しをしていましたが、なかなか魚は釣れません。

ふと気がつくと上流から何か赤いモノがドンブラコ ドンブラコと流れて来るではありませんか。

はては「桃」でも流れてきたか、と思い、良く見ていると、なんとそれは「桃」ではなく、大きなアカウミガメでした。

この場所は流れに翻弄されるウミガメが集まるところとして有名で、流れのある時であればほぼいつでもウミガメの姿を見ることができる珍しい場所なのです。

でも何だか様子がおかしい。まるで溺れてでもいるかの様に、水面でバシャバシャ水音を立てています。まさかウミガメが溺れる訳もあるまいしと、少し船を近づけてみて驚きました。なんと1頭だと思ったウミガメは2頭だったのです。

しかも良く観察するとカメ同士は仲良く遊んでいる訳ではなく、真っ正面から激しく取っ組み合いをしているのでした。それはもう激しいバトルで、大きな口を開けてお互いの首筋に激しく噛みついています。

船を近づけても逃げる様子もなく、流れ下ること約1キロ。お陰でカメラでバッチリと撮影できました(最初の方ピントがボケてますが・・・)。



最後には船縁まで来て船にゴツンとぶつかり、まるで目が覚めたように分かれて逃げて行きました。

ウミガメ博士の宮脇前館長に聞きますと、これは交尾期のオスとメスで、コトに及ぼうとするオスをメスが嫌がってケンカしていたのではないかと言うことです。
自然の海の上でのこうしたシーンはとても珍しいと言うことで、とても貴重な体験でした。

追伸:お二人さん いやお二亀さん、お邪魔してすみませんでした!。

by そらすずめ

第50回 フライフライカレーデビュー!!


海中公園に遊びにくるお客様から良くある質問が「おいしい魚食べるところない?」
串本というととってもキレイな海があり、自然がいっぱい、さぞかし魚もおいしいだろうと言うことで、皆さんおいしい魚を求めて来るんでしょうけど、確かにおいしい魚はごまんとあります!
し、しかし...。
実はここだけの話、串本って意外に魚の値段が高いんですよ。
困ったことに。
その理由は、「高い魚は流通ルートにのって都会に流出してしまうから」 なんです。
串本がもっともっと不便なところなら(例えば離島とか)採算に合わないので、おいしい魚が地元に残るのでしょうが、高速道路が年々延びて今や大阪は車で3時間、東京へのトラック輸送も頻繁に行き来しているために、おいしい魚がどんどん都会に出て行ってしまう。
魚も過疎化なんです!

では串本ではおいしい魚は食べられないの?
ご安心あれ! そんなことはありません!
安くておいしい魚も実はたくさんたくさんあるんです。
その代表がトビウオ。
トビウオってあのトビウオ、空を飛ぶヤツです。
このトビウオ、おいしい魚なのにあんまり人気がない。
なんでもおろす(つまり料理することね)のが面倒で、あっさりしていて脂が少ないから、なんですと。
でもこのトビウオ実は知る人ぞ知るとってもおいしい魚なんです。
刺身も新鮮なものは抜群においしい!
おまけに背の青い魚だからDHAたっぷりで血液サラサラにするにはぴったりのヘルシー食材なんです。

今回海中公園で提供を始めたのがこのトビウオを使った「フライフライカレー」。



トビウオは英名でフライングフィッシュ。
それと揚げ物のフライをかけてあるんです。
名付け親はあの有名プロダクションY興業のY・Iさん。
串本にも良くダイビングに来られるテレビの人気者です。
あっさりサクサクしたトビウオフライがカレーとばっちりマッチして、食べれば思わずトビウオみたいに飛び上がる!
そんな地産メニューになってます。
海中公園にお越しの際にはぜひぜひ食べてみて下さいね。
おいしくて健康にもいいヘルシーオリジナルカレーです。
4月からレストランアクロポーラにて提供します!!

by そらすずめ

第43回 最近オモウコト




梅一輪 一輪ほどの 暖かさ (嵐雪)
お正月のしめ縄がとれたばかりだと言うのに、山の畑に行ったらもうちらほらと白梅が咲いていました。さすが常春の国串本ですね。

ところで今年の串本はやけに寒い気がします。国内ではどこもかしこも久しぶりの豪雪だし、例年雪不足に悩んでいたスキー場は雪がたっぷり、と言うことは、久しぶりに寒い冬が戻ってきたのでしょうか。ただ一方ではここ串本でもオニヒトデが急増、北風吹きすさぶ寒さの中の駆除作業でも結構な数が獲れています。おまけに将来を嘱望される(しないしない!)小さな赤ちゃんオニヒトデまで結構な数いたりして。

地球は温暖化していてこのまま行くと世界は水没しちゃうから炭酸ガス排出にストップをかけろと世界中が躍起になっていますが、一方では地球はこの先急速に氷河期に向かっているという学説もまことしやかにささやかれています。果たして一体どっちがホントなんでしょうか。僕にはこの温暖化騒ぎが最近何となく胡散臭いものに思えて仕方がありません。まあ未曾有(みぞうゆうじゃありませんよ)の世界大不況に対する新ニューディール政策と考えればそれもありなんでしょうが、海中公園の駐車場にも最新のエコカーが毎日次々と訪れる様子を見ていると、何だか心の奥に妙な引っかかりを感じます。

あるいは小さな梅の花や赤ちゃんオニヒトデ達はすでにその答えを知っているのかも知れません。けれど悲しい事に野生のチカラをとうの昔に失ってしまった私たち人間は、いつも情報に振り回されてばかり。いつもの道すがらの小さな生き物たちにちょっと目を向けてみることが、その答えを得る一番の近道なのかも知れませんね。自然は正直です。

by そらすずめ
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