スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第216回 ウミガメの卵探し
ただ今ウミガメの産卵シーズン真っ只中です。
当館の人口産卵場でも既に何度か産卵が確認されていますが、
付近の自然浜でもアカウミガメが産卵しています。
そこで、串本町内の浜を定期的に見て回りウミガメの産卵をチェックしています。
これが、炎天下の中あっちこっちの浜を歩いて回るので結構しんどいです。
たまに、地元の住民の方がウミガメの上陸・産卵跡を発見して連絡を下さったりもします。
先日も産卵跡の見つけて連絡を頂いたのですが、産卵しているかもしれない場所が波打ち際に
かなり近いところにあるとのこと。
確認に向かうと、確かに海にかなり近い・・・
満潮時や台風が来たりして卵が水没してしまうと、卵は当然死んでしまいます。
本来、産卵された卵はそのままにしておくのがベストなのですが、このままでは全滅の可能性があるので
緊急避難措置として、同じ浜内の安全な場所に卵を移動する事にしました。
ちなみに、ウミガメの上陸跡はこんな感じです。
キャタピラのような足跡がはっきり分かります。
台風や大雨で消されなければ数日間は残りますので、皆さんも機会があれば是非探してみてください。
人の足跡は波打ち際と平行に残りますが、ウミガメの足跡は垂直に残るので結構目立ち、割と遠目からでも分かります。
ちなみに、ウミガメは種類によって歩き方が違いますので足跡からウミガメの種類が分かります。
まあ、本州では99%アカウミガメですが。
産卵された場所はこんな感じです。
ちょっと分かり難いと思いますが、木の棒で囲まれた中が産卵跡です。
この中から卵を見つけるのですが、これはかなり大変です。
スコップを持っていますが、これが当たれば当然卵は割れてしまいますので、先ずは産卵跡の一番端っこ、
卵がおそらく無いであろう所をスコップで掘り、そこから素手で掘り進めて探していきます。
これがかなり時間が掛かります。
卵がすぐに見つかれば良いのですが、見つからないと延々と素手で掘る事になります。
最悪のパターンは、全て掘った結果卵を産んでなかった!なんてこともあります・・・
今回は無事109個の卵を見つける事が出来、移動させました。
この時卵を転がしてしまうと死んでしまう可能性があるので、慎重に取り出して移動させます。
最後に卵のある場所に囲いを作って、孵化時期にまた孵化調査を行います。
今年は、串本町内ではウミガメの産卵が中々好調で喜ばしいのですが、反面この作業が増えると涙が出てきます。
by とーる