スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ブログ更新一覧
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。
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第386回 ウミガメの交尾の季節となりました
ウミガメの産卵は紀南では6~7月ごろなのでまだ先ですが、
そろそろ産卵の前段階である交尾の季節になってきました。
ウミガメの産卵や孵化・脱出は陸上で行われるため比較的観察し易いですが、
交尾は広い海の中で行われるため観察できることは非常に稀です。
その点水族館では、その様子をじっくり観察することが可能です。
先日早速アカウミガメが交尾していました。
この時は小一時間ほどの交尾でしたが、長いときは数日にわたって交尾を続けます。
交尾中、雄は雌にしがみついていて動けませんのでとっても大変です。
餌は食べられませんし、呼吸も雌のタイミングでしかできません。
交尾期は5月ごろまで続きますので、来館された際は是非交尾中のウミガメがいないか探してみてください。
by とーる
第385回 アオイガイの展示
皆さんこんにちは!!
ここ数日は少し温かすぎませんか?
ウィンタースポーツを楽しむ身としては2月いっぱいは寒くあって欲しいのですが・・・
とは言え温かい方がすごしやすく好きだったり・・・
さて、昨日連絡をいただき漁港までとある生き物の搬入に行きました。
それがこちら↓
アオイガイです!!
名前に貝と付きますがタコの仲間です!
タコなのに貝殻を持っている変わった種なのです!!
しかし、貝殻を持っているのはメスだけで、オスは普通のタコのような見た目をしています。
さらに、オスは体が小さく滅多に見かけません。
一方で、メスは体が大きく目立つのでぷかぷか浮いているところをしばしば発見されます。
普段は外洋にいますが風が強い日などに港に流れ着いたりもします。
こちらは今朝の写真です。
よくよく見てもらうと貝殻が少し異なる見た目をしています。
アオイガイの第1腕は膜状になっており、貝殻を覆うことができるようになっています。
このようにして覆いながら貝殻を作る成分を分泌し、自分で貝殻を作っていきます!
最後の写真はお食事!!
昨日搬入して翌日ですがさっそくご飯を食べてくれました!!
食べているのはオキアミです。
1枚目2枚目の写真でひょっとこのように出ている部分は口では無く、
イカやタコにある漏斗と言われる部分です。
口は他のタコと同様に足の中心にあります。
こんなにもユニークでかわいいアオイガイですが、
飼育は難しく急遽展示を終了することもありますのでご了承下さい。
byまつ
第384回 地と天の話
年始を迎えたと思ったら、あっという間に2月
何となく冬は時間が経つのが早い気がします。まあ、年中そう言ってますけど。さく太郎です~
時は遡り・・・
1月後半に串本の潮岬にて「火祭り」を見てきました!
芝の駆虫をし、春に向けて新しい新芽を育てるための恒例行事です。
この火は地元の高校の弓道部員が火矢にて着火しています。(残念ながらその光景は時間の都合で見られませんでした・・・)
炎が芝一面に広がっております!!
串本に来て5年目ですが、実は初めて見ました。
家柄キャンプファイヤーやバーベキューなどをしてこなかったので、間近に見る大きな炎に圧巻されました。
是非とも来年は火が放たれるところが見たいです・・・!
そのころ、串本町では重大発表がされていました・・・
串本町 ロケットの発射がついに決定しました!!
コロナなどでずっと延期にされていましたが、ついに3月に発射予定です!
当館では特別な思いでロケットの発射決定を心待ちにしていました。なぜなら・・・
ロケットの発射成功祈願として、ロケット応援水槽を作る計画が合ったためです!
もちろんロケットが串本町で発射されること自体もとても期待していましたが、
その応援水槽を作ることもずっと計画されていました。ようやく展示できました・・・!
水槽内にはロケットの実際の1/60スケールの模型(飼育員手作り!)や、星にまつわる生き物を展示しています。
ホシササノハベラやクロホシイシモチ、ミツボシクロスズメダイ・・・おや、ロケットに乗っている魚もいますね。
ホシゴンベです。粋なことするじゃない。
またこちらのサカサクラゲは、学名が Cassiopea sp. カシオペア座
こちらは、キクノハナガイ Siphonaria sirius
冬の大三角形で有名な おおいぬ座のシリウス
を意味する名が付いています。星好きな私にはぐっと刺さりますね、素敵。
今回発射するのは、今後も数多く発射される予定の、記念すべき第1号機です!
皆さんも水槽を見ながら一緒に応援しましょう!!
おまけ
惑星に見立てたレイアウトに乗っかるホシゴンベ
水槽を見下ろして浸ってます。
by さく太郎
第383回 水族館に持ち込まれた珍魚
水族館で勤務をしていると有り難いことに、地元の漁師さんや地元在住の魚好き小学生から生き物を寄贈していただく機会があります。
寄贈された生き物の中には、普段採集ばかりしている私でも見たことがない生き物がたくさんいます。
今回は寄贈された生き物の中で、個人的に珍しいと思った魚を紹介していきたいと思います。
①ヤリガレイ
本種はダルマガレイ科の仲間です。海で漂っていたところを地元の漁師さんに採集されました。
この個体は浮遊期の仔魚で、よく見ると背鰭に伸長鰭条、腹部には外腸(腸が体の外に出ている)が確認できます。
これは浮遊適応と考えられており、水への抵抗が大きくなり漂いながら生活するには適しているみたいです。
②ヨコエソ
本種はワニトカゲギス目ヨコエソ科の仲間です。THE深海魚のような黒い見た目をしています。
生息水深は100~500mの深海性の魚です。
この個体は深海魚釣りで釣られた個体で、私が港に取りに行った時には生きていたのですが、
水族館に戻る途中で死んでしまいました。
体には白く光る丸いものがありますが、これは全て発光器です。
光の届かない深海では発光器を用いて餌となる生き物をおびき寄せるなどと考えられていますが、
真相は未だに謎に包まれています。
③ギンカガミ
ヤリガレイを寄贈していただいた漁師さんからのいただき物です。
体が逆三角形をしているのが特徴です。
本種はギンカガミ科ギンカガミ属に分類されており、
このグループは世界で1科1属1種(本種のみ)の珍しい魚です。
採集後、船で輸送中に死んでしまったようです。
いつか展示したい魚の一つでもあります。
④ウミヘビ科の一種?
この個体は、地元在住の魚好き小学生とそのご家族が採集し寄贈していただきました。
本個体は葉形仔魚期、いわゆるレプトケパルスと呼ばれるウナギ目の仔魚です。
じっくりと観察はできていませんが、形態的特徴がウミヘビ科のものと一致したため、
「ウミヘビ科の一種」として紹介します。
ウナギ目のレプトケパルスは同定(種を調べる)が非常に難しいです。
私は普段仔稚魚を見る機会が多いですが、このグループは属(科の下)まで調べるのにも一苦労です(私には不可能)。
貴重な種類の可能性もあるので、時間があるときにじっくりと観察したいと思います。
寄贈していただいた珍しい魚の写真はまだまだ沢山あるのですが、
書き出すと終わりが見えないので、今回はこのあたりで終わりたいと思います。
寄贈いただいた皆様には感謝するとともに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
by Big west
第382回 新年のご挨拶
2024年
一回目のブログ更新です。
本年も串本海中公園をよろしくお願いいたします。
毎年恒例のお正月水槽ですが
今年は辰年ということで
名前に「タツ」と入った
タツナミガイとしゃれ込みました。
一応言っておきますが
タツナミガイの「タツ」が
「辰」と関係ないのはちゃんと存じておりますよ。
そこを突っ込まれたときの返しとしては
タツナミガイを漢字で書くと「立浪貝」
中日ドラゴンズの現監督は「立浪」監督
ドラゴン=龍=辰
こんな感じで一つよろしくお願いいたします。
2024年が始まったばかりですが
心の痛むニュースが連日流れております。
私事ですが実際に被災した友もいます(無事の連絡がありました)。
串本町も大きな地震がいつ来てもおかしくないと
長年言われ続けています。
寄付など個人的にできることもあります。
しかし、このような仕事に携わっている身としては
被災された方々に平穏が訪れて
串本町に遊びに来て頂いたときに
心から楽しんでもらえるような展示をして
その日をお待ちしていたいと思います。
by ハムいち