スタッフブログ【さびうらびより】第57回 海藻初心者
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第57回 海藻初心者
過去の記事(第45回 研究船「オルカ6号」)でも紹介されているように、
私たちの仕事の中には近隣海域の生物相の調査があります。
どのように調査をしているか簡単に説明しますと、調査員数名で調査地点に行き、
その海域にいる魚類、藻類、底生動物などを分担して観察するというものです。
各調査員はありとあらゆるハイテクを駆使しながら調査を行うのですが、
これ以上は禁則事項なので言えません。
当然、私も藻類担当としてこの調査に参加しています。
しかし、入社するまで海藻には全く興味のなかった私。
学生時代に海藻の利用に関する植物学のレポートを
「ミル(←という海藻があります)を利用してミル」
なんてふざけたタイトルにしてミルの食べ方について想像だけで書いた私。
まさかそんな私の人生において
海藻に関する知識が必要になるとはまったく思わず生きてきたものですから、
只今ヒーハー言いながら海藻について勉強しています。
中でも最近熱を入れているのが「海藻押し葉」作り。
サンプルとして持ち帰った海藻を処理し押し葉にすることによって、
ある程度色の残った標本が作れるのです。
下の写真は左がムカデノリ、右がタマイタダキという海藻の標本で、
私の作成した中では優秀な作品達です。
これらは紅藻類と呼ばれる仲間でキレイな押し葉になります。
標本は紙に載せて重しをかけながら1週間近く乾燥機に入れて乾燥させるとできあがりますが、
この1週間は待ち遠しくて仕方がありません。
1週間後に乾燥機から出して標本を確認する瞬間は、
まるで一晩置いたカレーを食べる次の日の朝のよう。
そして標本が折れ曲がっていたりした時のがっかり具合はカレーにカビが生えていた朝のよう。
いつもドキドキしながら標本の処理をしています。
このような標本をニヤニヤして作りながら勉強しているわけですが、
まだまだ海藻レベルは下の下。
海藻の道は奥が深く、幅も広けりゃ底も深い。海藻の「か」の字も分かっちゃあいないんです。
わからない海藻があれば持って帰って調べるのですが、
これじゃないあれじゃないと一人で騒いでおります。
幸いなことに前任者であり海藻の師匠であり館長である方がいてくれているので
助かっていますが、いつかは独り立ちしなければなりません。
それも遠くない未来に・・・・今からその時のことを考えるだけで胃の辺りが
キュンキュンするのはお腹の中に何か住んでいるからなのでしょうか。
師匠には海藻の「か」の字がわかるようになる頃まで元気でいて欲しいと思います。
・・・・べっ、別におだてて給料アップを狙ってなんかないんだからっ!
by ハムいち
| 2010年5月24日 12:45更新 | ブログ更新 | Tweet