海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

中国語 English 年中無休!営業時間 9:00-16:30
HOMEスタッフブログ【さびうらびより】第250回 メス多くないですか?

スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

最新記事
第250回 メス多くないですか?
第249回 イシダイ
第248回 モヨウフグ
【SHOP】カナヘイ 水族館コラボグッズ♪
第247回 ウミガメの甲羅磨き
カテゴリ
Go (20)
くろすけ♀ (43)
くろちゃん (3)
こて (18)
しまっち (25)
そらすずめ (9)
とーる (44)
ひらりん (4)
ひろぽん (6)
ひーちゃん (12)
ゆーみん (18)
クチヒゲノムラガニ (5)
ハムいち (35)
ブログ更新 (249)
マンジュウイシ (1)
海人 (6)
月別アーカイブ
2018年5月 (1)
2018年4月 (2)
2018年3月 (2)
2018年2月 (2)
2018年1月 (2)
2017年12月 (2)
2017年10月 (2)
2017年9月 (1)
2017年8月 (2)
2017年7月 (2)
2017年6月 (2)
2017年5月 (2)
2017年4月 (2)
2017年3月 (2)
2017年2月 (2)
2017年1月 (2)
2016年12月 (2)
2016年10月 (1)
2016年8月 (2)
2016年7月 (1)
2016年5月 (1)
2016年4月 (1)
2016年3月 (1)
2016年2月 (1)
2016年1月 (1)
2015年12月 (1)
2015年6月 (1)
2015年5月 (1)
2015年4月 (1)
2015年3月 (1)
2015年1月 (1)
2014年12月 (2)
2014年10月 (1)
2014年9月 (1)
2014年8月 (1)
2014年6月 (1)
2014年5月 (1)
2014年4月 (1)
2014年3月 (1)
2014年2月 (2)
2014年1月 (1)
2013年12月 (2)
2013年10月 (2)
2013年9月 (1)
2013年8月 (1)
2013年7月 (3)
2013年6月 (2)
2013年5月 (3)
2013年4月 (2)
2013年3月 (1)
2013年2月 (2)
2013年1月 (3)
2012年12月 (5)
2012年11月 (2)
2012年10月 (3)
2012年9月 (4)
2012年8月 (3)
2012年7月 (4)
2012年6月 (4)
2012年5月 (2)
2012年4月 (2)
2012年3月 (2)
2012年2月 (3)
2012年1月 (3)
2011年12月 (5)
2011年11月 (4)
2011年10月 (3)
2011年9月 (3)
2011年8月 (2)
2011年7月 (3)
2011年6月 (5)
2011年5月 (5)
2011年4月 (4)
2011年3月 (3)
2011年2月 (5)
2011年1月 (4)
2010年12月 (5)
2010年11月 (4)
2010年10月 (4)
2010年9月 (2)
2010年8月 (3)
2010年7月 (6)
2010年6月 (4)
2010年5月 (5)
2010年4月 (4)
2010年3月 (3)
2010年2月 (3)
2010年1月 (4)
2009年12月 (4)
2009年11月 (6)
2009年10月 (4)
2009年9月 (8)
2009年8月 (5)
2009年7月 (7)
2009年6月 (5)

第250回 メス多くないですか?

当館にはウツボ類とその体を掃除するエビを展示した水槽があります。

そこで大きなウツボ類をせっせと掃除しているのが

こちらのアカシマシラヒゲエビ。

1

水槽のウツボ達もこのエビが掃除屋だということをよくわかっているようで

決して食べたりいじめたりしません。

2

さて、先日の閉館後、気持ちよさそうに掃除をされているウツボ達をボーっと眺めているとあることに気が付きました。

それは・・・

 

メス多くないですか?

 

3

というのも

水槽にいる10匹のエビのうちじつに9匹が抱卵していたのです。

6

ということは・・・

オス1匹×メス9匹の超ハーレム?

だとすると、なんとか時代のどっかの王様か!

 

甲殻類のなかには未受精卵を抱えるものもいるため9匹が抱えている卵の全てが受精卵とは限りません。

にしても超ハーレムには違いないはず。

よりどりみどりってか。

 

で、何となく気になったので調べてみました。

いくつかの文献をあたってみると、アカシマシラヒゲエビは雄性先熟の同時的雌雄同体だそうです。

 

つまり、小さいうちは全てオスですが、ある程度大きくなったらもしくはある年齢になったらメスに性転換するらしく、

さらに、形態的にメスになったあとも体の中で精子と卵を同時に作ることができるため、メス同士がペアになって精子を交換し合うことでお互いが受精卵を産むことができるそうなのです。

 

なにこのエビめちゃくちゃ面白い!!

 

さらに、アカシマシラヒゲエビが通常ペアで生活していることから考えると、

水槽内でもメス同士で繁殖しているものと思われます。

 

 

そこで気になるのは、唯一抱卵していない個体。

ぶっちゃけ、いまオスなのかメスなのかは形態を詳しく見ないとわりませんが

勝手にオス設定でハーレムとか言ってすみません。。)、

 

はじめはみんなほとんど同サイズだったのになんか他個体よりも小さい気がする。

さらに何となく他の個体からいじめられているような気がする。

 

なんでかな~って見ていると、

なんと!

エビヤドリムシが寄生していました。

4

 

エビヤドリムシは寄生した宿主の生殖機能を阻害することが知られているようで、実際、寄生されたことで繁殖能力を失ったと思われる例が観察されているようです。

エビヤドリムシの寄生が宿主の性転換に及ぼす影響についてどこまで知られているのかは調べていないので分かりませんが、もし性転換を阻害する等の影響があれば非常に興味深いです。

 

少なくとも、今回唯一抱卵していなかった個体は生殖機能を失っている可能性がありますね。

(勝手にハーレムとか言ってすみません。。)

 

つまり

繁殖できない=ペアになれない可能性がある=他個体から拒絶される。

なるほど。(勝手にハーレムとか言ってすみません。。。)

 

ということで

現在、水槽内で繁殖可能な個体は全部で9個体。

これをペアにしていくと・・・4ペア+1個体・・・。

でも実際は9個体全て抱卵している=・・・

 

!!!

 

はい。

はじめハーレムの主のように見えた個体は実はとてもかわいそうな運命を背負っていて、

それにより残された9匹のなかではどこかで三角関係が勃発しているということになります。

5

はたして9匹はどうなるのか。そして残された1匹の運命やいかに。

今後の展開が気になります。

 

昼ドラか!!

 

 

by ひらりん

このページのTOPへ