海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ブログ更新一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第288回 傷の理由

当館のトンネル水槽では大きなホシエイを8個体ほど飼育しているのですが、

最近その中の2匹が実に痛々しい姿で泳いでいます。

 

※ここから先は生物の傷の画像が含まれますので苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その姿がこちら。

ホシエイ_1.JPG

胸鰭の後ろ側と腹鰭が広く傷ついているようにみえます。

 

 

この画像だけ見ると、

飼育員はいったい何をしているんだ!

早く出して治療してやらないか!等々…

お叱りの声が多数聞こえてきそうですが、

 

 

 

原因は分かっていますとも。

それは・・・

 

 

モテるから

 

 

 

じつは傷ついた雌達はモテモテで、つい先日まで何匹もの雄に猛烈なアタックをされまくっていたわけです。

 

 

私たち人間の場合、

目の前に素敵な女性が現れると、それはそれは多様な技法を用いて少しでも気を引こうと努力するわけですが、

 

 

一度すれ違うと二度と会うことができないかもしれない…

そんな広大な海に棲むホシエイの雄達は以下の動画のように

「こんなにいい雌を離してなるものか」とただひたすら鰭に噛みつきしがみつくわけです。

 

 

 

というわけで

結果的にこの時期にはモテる雌ほど雄の噛み跡で鰭に傷が付いてしまうわけですね。

 

 

うまくいけば1年後くらいに幼魚が観察できるかも・・・とちょっとだけ期待しています!

 

 

 

 

そういえば最近、

あのホシエイの傷はね・・・って話をある人に説明していたところ

 

小さな声で

モテるんだ、いいなぁ~・・・

って言ってました。

 

空耳かもしれません。

 

 

 

by ひらりん

第287回 憧れる

4月1日より、館内の特別展コーナーにて

串本の絵画サークル「黒洋画会」さんによる

絵画展を催します。

287-1.jpg

287-2.jpg

287-3.jpg

287-4.jpg

写真は準備直後の作品ですが

海にちなんだ風景などの作品は

プロの先生をはじめ皆様とても素敵な作品ばかりで

素人がこんなこと言うのもおこがましいですが・・・好きっす。

こんなブログの写真じゃもったいないので作品は小さく写してあります。

是非とも実際に来館して見ていただければなと思います。

もちろん世が落ち着きましたらね。

 

誰も興味のないような個人的な話ですが

私、とても絵が下手でございまして

小学校6年生の時にキャンプで脱臼した瞬間を描いた

アグレッシブな作品で小学校内の作品展で何かの賞をもらって以来

絵で褒められたことがありません。

中学校の時には美術の成績が5段階で2でした。

大学時代には生物のスケッチをする講義がありましたが

まぁ完成したものはひどいモノでした。

そのぐらい絵が苦手です。

 

もちろん絵が上手い人は何枚も何枚も絵を描いて

努力をされている方がほとんどだと思います。

何の努力もしてない人間が絵が下手だというのは当たり前で

練習すればいいのも分かっております。

ただ何というか

絵を描いたとしてもそれを自分で見たら

なんか照れくさくなってしまうんですよね。

照れちゃって練習できないのです。

おそらく私の性格的に向いてないのでしょう。

 

でも絵を描く生活には憧れます。

いつか照れを感じなくなった暁には

スケッチブックと色鉛筆を買って

ふらっと立ち寄った場所の風景なんて書いてみるのも

いいなぁって思います。

 

 

もちろん世が落ち着きましたらね。

とにかく今は耐えましょう。よく寝てよく食う。

 

by ハムいち

第286回 春うまれ

3月になり陽が落ちるのも遅くなって、気温も上がり、

春の陽気となってきたこの頃...

 

冬にはなかったモノが目に映るようになってきました。

やはり身近なものは植物でしょうか、

花が咲き、海岸から山まで自然を彩ってくれます。

海岸にはハマダイコンの花畑

hamadaikonn1.jpg

 

野山には白木蓮(ハクモクレン)、桜、木瓜(ボケ)などが開花中

mokurenn2.jpg

 

魚も春の変化を感じとったようで、

バックヤードでお腹に吸盤を持つ魚「ウバウオ」を飼育しているのですが、

ubamae3.jpg

 

それがつがいとなり、産卵をしました。

ubaapi-ru4.jpg

左の小さい個体がメス、右の大きい個体がオスです。

メスのお腹の中には卵のようなものがうかがえます…

二月中旬からアピールがみられ、

 

3月頭には卵が確認され、発生は発眼まで進んでいました。

ubasanrann1-5.jpg

 

このまま、すくすくと発生が進んでほしいと願っていたら

 

その数日後、

ubasannrann2-6.jpg

卵の数が増えていました、なんと二度目の産卵!

写真は二度目に産んだモノを拡大しています。

卵の数は合計で110~120個ほどにも。

 

この後も、オスが卵を大切にお世話してくれたおかげで、

卵は現在、こうなりました、

ubaranhatugann-7.jpg

 

一度目に産んだものは卵黄をほぼ吸収し孵化間近です。

ubasigyo8.jpg

皆、もう動けるのか時々体をくねらせています。

元気な子が生まれてきてほしいですね。

 

ちなみに、春の海は栄養が満ちていて、

水温が上がってプランクトンの活性が上がると

その栄養を使って大発生します。場合によっては海が濁るくらいに。

同じく、プランクトンを餌にする本写真のような小さな赤ちゃんたちもいっぱい孵ります。

きっと、今年の春も海の世界に新しい命であふれかえることでしょう。

 

by ナツメリ

第283回 煙

突然ですが私は煙が好きです。

 

急に変なことを言い出しました。

別に我を忘れるほど好きなわけではないのですが、なんとなく煙が好きなんです。

煙の何が好きかと問われれば、やはり匂いが好きなんだと思います。

特に木材の煙の匂いが好きなので、キャンプファイヤーや焚火の煙に顔を突っ込んではうっとりします。

昨今では嫌われ者のたばこの煙も大好きです。

「燻製」という言葉にときめきます。

ここ串本にはそんな煙好きの自分にとって夢のようなイベントがあるのでご紹介します。

あ、ちなみに今回水族館要素は0です。

 

本州最南端にある潮岬望楼の芝には、約10万㎡の大芝生が広がっています。

ここでは年に一度大々的に芝焼きを行うイベント、本州最南端の火祭りが行われます。

ちなみに芝焼きは、枯れた芝を焼くことで害虫を駆除し新芽の発育を促す効果があるそうです。

ケムリストとしては大変心惹かれるイベントですが、

いつも仕事のある土日に行われるので行ったことはありません。

ですが、この芝焼きは火祭り当日にすべて焼くわけではなく、事前にある程度の範囲は焼いておきます。

お客さんの入る部分やその近辺は事前に焼いておかないと火が広がりすぎて危険だからです。

この事前焼きには、毎年海中公園からもお手伝いを出しているので参加できます。

DSC_0301.JPG

DSC_0302.JPG

こんな感じでもっくもくです。

積極的に風下に回って人間燻製を堪能しました。

さすがにかなり目に沁みましたが本望です。

水族館に戻ってしばらくは周囲にかなり匂いをまき散らしていたようです。

 

今年の火祭りは明日(2月1日)ですので興味のある方は是非行ってみてください。

ちなみに、本番の火祭りのほうは煙を楽しむわけではなく↓のような美しい光景を楽しめます。

himaturi.jpg

(南紀串本観光協会HPより)

 

by とーる

第282回 食った。

当館の前に広がる錆浦海岸ではしばしば巨大な穴が散見されるようになりました。

それがこちら。

 

 

前館長がこのブログでも述べられているように穴を掘った犯人はイノシシでして、

それはもうトゲトゲしたハマアザミという海岸植物の根っこを食べているそうです。

HA2.JPG

こんなトゲだらけの植物の根っこを食べるためだけに苦労して礫浜の海岸に巨大な穴を掘るなんて、

その植物はそれはそれは美味しいのでしょうね~。

 

と、これまではここで終わっていたのですが、

 

そういえばこのハマアザミ人間が食べても美味しいらしい + そして海中公園の敷地内にもいくらでも生えている = 食う。

 

ということで、

HA4.JPG

これを。

HA5.JPG

こうします。

 

今回はせっかくなのでこれまた敷地内にいくらでもあるハマダイコンも一緒に食いたいと思います。

4月頃になると海岸に咲き乱れるハマダイコンもまた食えるらしいのです。あらすてき。

HA3.JPG

 

よ~く洗って、まずは生で頂きます。

ではアザミから。

HA6.JPG

ん~。ゴボウだ。さすがはハマゴボウの異名を持つだけのことはあります。

でも生だと若干クセがありますね。食えないことはないです。

 

では次にハマダイコンの実はどうでしょう?

HA8.JPG

うん。甘いカイワレダイコンだ。全然美味しい。

 

それではハマダイコンの根っこはどうでしょう。

HA7.JPG

なるほど。大根だ。

繊維の多い大根の味で、ガジガジしがんでいると少しピリッとした大根おろしの味が広がります。

これをしがみながら焼サンマを食べると美味しいだろうなという味です。

 

ではこれらをゆでてみるとどうでしょう。

HA9.JPG

こうして。

HA10.JPG

こうして。

HA11.JPG

かんたん。

 

味はというと、

ハマダイコンのほうは繊維ばかりが目立つようになり大根らしさが薄れた感じです。

火が通っているという精神的な安心感を除けば生の方が全然美味しいです。

 

そしてハマアザミは全く臭みのない普通の美味しいゴボウになりました。

きんぴらゴボウに入っていても気づかないでしょう。

ただし、根の太い部分ではやはり繊維が多く食べづらいので、少し工夫が必要ですね。

 

というわけで、

べつにどうというわけではないのですが、

食ったよ。っていう話でした。

 

by ひらりん

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