海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】2009年09月一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第25回 サンゴはどうぶつ? ―誕生の巻― 卵割編
第24回 秋の風物詩
第23回 夏の日射しにご用心!
第22回 ある朝の出来事 秋分の日
第21回 真 夜の水族館
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第25回 サンゴはどうぶつ? ―誕生の巻― 卵割編


「サンゴの赤ちゃんて、どんな姿なんだろ?」
きっかけは、ちょっとした疑問でした。
「じゃあ、観てみるかい?」
ちょうどサンゴの発生について調べていたI氏に、徹夜で見せてもらったのは、まだ私が実習生の頃の事です。なつかしい・・・

サンゴは生まれて2~3日でプラヌラと呼ばれる幼生に変わります。
ダイジェストで紹介しましょう。

→
直径1mmほどの卵 少しヘコみます → 分割が始まります
→
8分割・・・ → 64分割くらい?・・・
→
表面がなめらかになってきます プラヌラ幼生 誕生

写真では大きさがまちまちですが、実際は直径1mmの卵の中での出来事です。
ちなみにサンゴのタマゴには、鳥の卵のような硬い殻はありません。
プラヌラ幼生は卵膜と呼ばれる薄い膜を破って誕生します。

時間を追って細胞が分裂し、幼生の姿へと変わってゆく様子を顕微鏡で観察するのは、根気が入ります。
発生が進むのは夜中から朝にかけて。
故に、あくなき睡魔との戦いなのです。
とにかく眠いっっ。
連日サンゴの産卵を観察して、その直後からの徹夜。
しかも相手は生き物。待ってはくれません。
うっかり寝てしまおうものなら、取り返しがつきません。
最悪の場合、来年まで待たなければならないのです。
睡魔と戦いつつ、1時間おきに手際よく観察します。
顕微鏡のライトで長時間照らしていると水温が上ってしまい、奇形になって死んでしまうこともあるので注意が必要です。

この時点ではまだ親サンゴとは似ても似つかぬ姿。
写真ではよく分かりませんが、プラヌラ幼生の体の表面には、せん毛と呼ばれる細かい毛がたくさんあります。
やがてそのせん毛を使ってゆっくり回転を始めます。
そして、プラヌラ幼生は泳ぐのです。

次回はこのプラヌラが泳ぐ様子を紹介しますね (^_^)/

by ゆ~みん

第24回 秋の風物詩


朝晩、ずいぶん涼しくなってきました。
町内の小・中学校では運動会も終わりました。
稲刈りが終わった田んぼのあぜ道には、彼岸花が咲いています。
そろそろ秋祭りの季節です。



この頃になると、毎年同僚から祭りの練習の話しをちらほら聞くようになります。
夜になるとあちこちで祭ばやしの笛や太鼓が鳴り響きます。

串本では、地区ごとにお宮さんがあり、それぞれお祭りをします。
どの地区でも御輿を担ぎ、獅子舞を舞わして奉納します。
祭前夜の「夜宮 ヨミヤ」・祭当日・後夜祭の「座払い ザバライ」と3日間にわたるお祭りです。

夏祭りのように大きな規模ではないけれど。
昔に比べ若者衆は少なくなっているようだけれど。
同僚達も、地の神様を敬い、祭を受け継ぐことに誇りをもっているようです。

よそから来た私には、そんな同僚達が少しうらやましいです。
10月中旬頃は、もしかしたら海中公園に舞いに来た獅子舞に出遇えるかもしれませんよ。

by ゆ~みん

第23回 夏の日射しにご用心!


この前美容院に行ったら、美容師さんに
「頭のてっぺんも、日焼けしてますね~」
と、言われました(T.T) くろすけ♀です。

今水族館に来られた方は、もれなく光り輝くように真っ白なイソギンチャクを見ることができます。
これ



オオサンゴイソギンチャクというイソギンチャクです。
実は彼女(彼かもしれない)、元々はこんなんやったんです。



イソギンチャク界も美白ブーム?
いえいえ。これは白化現象といって、水温が高くなると起こる現象なんです。

オオサンゴイソギンチャクの体の色は元々透明なのですが、ふだんは体の中に褐虫藻(かっちゅうそう)という小さい(10ミクロンくらい)の藻類がいっぱい入っていて、褐色をしています。
ところが、水温が高くなってくるとその褐虫藻が体の中から抜けてしまうんです。
褐虫藻を持つイソギンチャクは、褐虫藻が光合成でつくる炭水化物を利用して生きているので、褐虫藻がいなくなってしまうと栄養が足りなくなって、この状態が長く続くとやがて死んでしまいます。



串本では、昔はあまり見られなかった現象ですが、最近水温が高いせいか毎年のように見られます。
ちなみに、この白サンゴイソギンチャク水温が低くなると、褐虫藻が戻ってくるので冬にはまた元通り褐色になるのでご安心を。

私は、少しでもメラニンが抜けてくれるよう努力中(T.T)

by くろすけ♀

第22回 ある朝の出来事 秋分の日


秋の大型連休も今日で最終日。
さすがに水族館に来られる方も少なくなりました。
連休中は、ゴールデンウィーク並みの混雑。
渋滞で心が折れそうになりながら、陸の孤島ともいわれる串本海中公園まで
足をお運び下さった皆さま本当にありがとうございました。

さて、今朝オープン前の展示水槽を見回っていたら、以前紹介したスナイソギンチャクの水槽がこんなことになっていました。



わかりにくいかもしれませんが、ぼんやり濁ってます。
ピンぼけではありません。
実は、これスナイソギンチャクが産卵しているところなんです。
近づいて見ると、ほら。



つぶつぶしたのがスナイソギンチャクの卵です。
白く濁っているのは、放精のせい。
約1mmほどの橙色の卵が無数に舞ってます。
この卵たちは数日すると幼生(プラヌラ)になって着底し、10日もすると2mmくらいの小さなイソギンチャクになります。
サンゴの産卵といえば、夏の夜と相場が決まっていますが、同じ刺胞動物のスナイソギンチャクの産卵は、秋の朝が多いんですよね。不思議です。

ちなみ、この水槽、ピンクや黄色や茶色のしましまといったスナギンチャクがいっぱい入ってますが、全部この水槽で生まれた子供たちです。
今年もたくさんの子供たちが育ってくれるとうれしいです。

by くろすけ♀

第21回 真 夜の水族館

2009年09月13日
『宿直』という仕事があります。

宿直とはなんぞやといいますと
何かトラブルが起きたときにすぐに対処できるよう
水族館に寝泊まりしてもしもの事態に備えるというそんな仕事です。
特にポンプなどに異常があった場合は
館内の生き物が全滅するということも考えられます。
これも大事な仕事なのです。


んで
主にどんな仕事をするかというと夜の館内をざっと見回り
あとは朝までトラブルが起こらないことをひたすら神に祈り続けます。
その見回りも昼の館内とは違い
夜は生き物たちのためにほとんど明かりがありません。
そんな夜の館内を紹介します。



入り口


人の多い昼間と違い、がらんとして寂しいです。
ここでくしゃみをすると異様に響くのでビクッとします。
奥の絵のダイバーも何かを訴えかけているようにこちらをじっと見つめています。




館内その1


館内に響くのはポンプの音と水の流れる音のみ。
静寂は静かで寂しいって書きます。
タコクラゲは光が必要なので夜中明かりをつけています。
暗闇に漂うタコクラゲを見たときに
改めてクラゲは癒し系だなと認識させられずにはいられません。




館内その2


非常口用のランプの明かりを頼りに進むと
エルトゥールル号の特別展示ゾーン前に辿り着きます。
奥の水槽には大鍋がひっそりと存在しています。
鍋はなんとなく引きで撮ってみました。他意はありません。なんとなくです。


このあとはウミガメゾーンを通るのですが
真っ暗な上にウミガメ達が寝ているため写真は撮れませんでした。
人の気配を感じてかウミガメが突然暴れると右心室辺りがキュッてなります。
安らかに寝ていてほしいものです。




トンネル水槽


最近のカメラは性能がいいですね。何となくでも写るもんですなぁ。
水槽を覗くとマグロがぐるぐると泳ぎ回ってます。
この辺りで吹く風は生ぬるくてぞわっとします。
んっ風?どこか扉が開いてる?
そんなのを確認するのも見回りの一環です。

その後、バックヤード等を見回りしてから宿直室へと戻ります。



いかがだったでしょうか。
全体的に暗い感じで書いてきましたが
実は夜にだけしか見ることができない光景もあります。
○○は夜になると××だったり
□□は暗い中だとなぜか△△だったり。

暗くておどろおどろしいけど結構楽しい
そんなお仕事の紹介でした。

by ハムいち
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