海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第29回 黒島ってどこー!(・o・)


みなさーん、見てますか?
この10月から始まった、朝の連続テレビ小説!「ウェルかめ」
ウミガメがテーマの、朝からすがすがしい感じのするドラマです。

で、
「黒島ってどこー!」っていうのは、数日前いかにも可愛らしい主人公が発した言葉。
なんで、こんな言葉を発したかというのは、話せばめんどくさい長くなるので、
知りたい方は、こちらをどうぞ

で、
「黒島ってどこー」て!
「知らんのかい!」と、TVに向かって一人つっこみをしていた私。

来週から主人公が向かう「黒島」というのは、ちゃんと実在するんですよ。
沖縄県は八重山、石垣島より船で30分。
で、そこにある「ウミガメ研究所」というも、ちゃんと実在するんですよ。
なにせ、私そこで働いてましたもん( ̄^ ̄)エヘン

今から十数年前に・・・(..;)

当時、そこはウミガメ研究所ではなくて、「黒島海中公園研究所」でした。
どうして今は違うのかは話せばめんどくさい長くなるので、はしょりますけど
昔、そこは「財団法人海中公園センター」の黒島研究所で、串本海中公園センターの錆浦研究所とは姉妹研究所だったんです。
私たち水族館の飼育員は、2~3年間のスパンで黒島研究所へ出向してたんです。

私も20代後半の2年半どっぷり黒島生活に浸っていました。
そこの研究所は、大きな研究テーマが2つありまして、1つはサンゴ、そしてもう1つがウミガメでした。
私は、サンゴの方だったんで、ウミガメには深く関わらなかったんですが、
それでも、月のない夜の西の浜(ウミガメが上陸する浜)の、息が詰まりそうになるくらいの暗闇とか、闇夜で遭遇する黒牛軍団の恐怖とか、ウミガメの息づかいとか、不思議な光りとか、ほんとにもう数えたらきりがないほど、貴重な体験をしました。

興味のある方は、ぜひ来週の「ウェルかめ」を見てみて下さい。
黒島が出てきます。あ、私N○Kとは、何の関係もありません。


黒島の西の浜から見るパナリ(左)と西表島(右)


西の浜と当時から飼っていた犬(この秋天国に行きました)

by くろすけ♀

第23回 夏の日射しにご用心!


この前美容院に行ったら、美容師さんに
「頭のてっぺんも、日焼けしてますね~」
と、言われました(T.T) くろすけ♀です。

今水族館に来られた方は、もれなく光り輝くように真っ白なイソギンチャクを見ることができます。
これ



オオサンゴイソギンチャクというイソギンチャクです。
実は彼女(彼かもしれない)、元々はこんなんやったんです。



イソギンチャク界も美白ブーム?
いえいえ。これは白化現象といって、水温が高くなると起こる現象なんです。

オオサンゴイソギンチャクの体の色は元々透明なのですが、ふだんは体の中に褐虫藻(かっちゅうそう)という小さい(10ミクロンくらい)の藻類がいっぱい入っていて、褐色をしています。
ところが、水温が高くなってくるとその褐虫藻が体の中から抜けてしまうんです。
褐虫藻を持つイソギンチャクは、褐虫藻が光合成でつくる炭水化物を利用して生きているので、褐虫藻がいなくなってしまうと栄養が足りなくなって、この状態が長く続くとやがて死んでしまいます。



串本では、昔はあまり見られなかった現象ですが、最近水温が高いせいか毎年のように見られます。
ちなみに、この白サンゴイソギンチャク水温が低くなると、褐虫藻が戻ってくるので冬にはまた元通り褐色になるのでご安心を。

私は、少しでもメラニンが抜けてくれるよう努力中(T.T)

by くろすけ♀

第22回 ある朝の出来事 秋分の日


秋の大型連休も今日で最終日。
さすがに水族館に来られる方も少なくなりました。
連休中は、ゴールデンウィーク並みの混雑。
渋滞で心が折れそうになりながら、陸の孤島ともいわれる串本海中公園まで
足をお運び下さった皆さま本当にありがとうございました。

さて、今朝オープン前の展示水槽を見回っていたら、以前紹介したスナイソギンチャクの水槽がこんなことになっていました。



わかりにくいかもしれませんが、ぼんやり濁ってます。
ピンぼけではありません。
実は、これスナイソギンチャクが産卵しているところなんです。
近づいて見ると、ほら。



つぶつぶしたのがスナイソギンチャクの卵です。
白く濁っているのは、放精のせい。
約1mmほどの橙色の卵が無数に舞ってます。
この卵たちは数日すると幼生(プラヌラ)になって着底し、10日もすると2mmくらいの小さなイソギンチャクになります。
サンゴの産卵といえば、夏の夜と相場が決まっていますが、同じ刺胞動物のスナイソギンチャクの産卵は、秋の朝が多いんですよね。不思議です。

ちなみ、この水槽、ピンクや黄色や茶色のしましまといったスナギンチャクがいっぱい入ってますが、全部この水槽で生まれた子供たちです。
今年もたくさんの子供たちが育ってくれるとうれしいです。

by くろすけ♀

第6回 痛い生きもの


ついに7月に入ってしまいましたね。
串本は近畿の中では涼しいとはいえ、鬼のような紫外線が
恐いんです・・・

今日は、美しいのに毒がある、まるでわたくしのような生きものを紹介します。
その名も、

スナイソギンチャク

色がきれいで、お客さんにも人気があるんですが、強い毒をもっていて刺されるととても痛いんです。

むかし、入社して間もない頃このひしめくスナイソたちの中に、無謀にも素手で手を入れたことがあります。
あの頃は、若かった・・・

その時、手のひらはどうってことなかったのですが、手首の内側とか触手の跡がつくほど刺されて泣きそうになりました。
それ以来、学習して手を入れるときは手袋をして、と細心の注意を払っていたのですが、
先日、久しぶりに刺されてしまいました。

スナイソギンチャクを砂から掘り出して、移動するとき思わず素手でつかんでしまい・・・

こんなになりました(涙)

でも、私、毒に強いらしく、
(スズメバチに2回刺されても、でっかいムカデにかまれても、しばらくたつと平気。でも油断禁物。)
腫れもせず、すぐ痛みもひいてしまいました。次の日かゆくなったけど。

スナイソギンチャクに刺されると人によって熱が出たり、炎症がひどくなることもあるので、
みなさんは、くれぐれもまねをしないようにしてください。

by くろすけ♀

第5回 愛すべきかくれキャラ


むしあついですね・・・
ああ、冬が懐かしい(遠い目)・・
夏、苦手なんです。

今日は、私の担当水槽の愛すべきかくれキャラを紹介します。
その名も・・

イタチウオです。

えっ! かわいくない!?
まー、まー、そういわず、見てて下さい。

特技があるんです。
エサを見せると・・




水からあがってくるんです! ひえ~!!
時には、体1/3くらい水から出てるんですよ!!
気持ち体に悪いからやめなさい!!

かくれキャラ♪イタチウオを見たい方、夕方、なにげにウミトサカ水槽をのぞいてください。
まだ寝起きで動きの悪いイタチウオが見られます(夜型なもんで)。

by くろすけ♀

※なぜイタチウオかは、またいつか・・
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