スタッフブログ【さびうらびより】ブログ更新一覧くろすけ♀一覧
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串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。
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第78回 毛ガニ!?
「毛の生えた、大きなカニが網に掛かった」
と、漁師さんからの電話があって見に行くと、だいたいこのカニが掛かってます。
全身細かい毛がびっしり生えてます。肌触りはビロードのよう。
思わずほおずりしたくなります。
でも、このハサミで鼻なんか挟まれるとえらいことになりそうなので、自重してます。
大きさは、足を広げると30cmをこえることも!
で、このカニのおもしろいところは
背中に足が生えてます。
というか、後ろの足2本が背中側に付いています。
なぜ、こんな風になっているかというと、背中に物を背負うためです。
このカニは、カイカムリ(貝かむり)と名前がついているように、背中に何かを背負う習性があり、
海ではカイメンという生き物を背負っています。
カイメンがないときは、とにかく、何でも背負いたいみたいで、水槽に入れておくと仕切りなどで使っているプラスチックの固いネットを自分の体の大きさに合わせてはさみで切り抜き、背負ったりしています。
もちろん、切り刻まれたネットは使い物になりません。
そのくせ、スタッフが丹誠込めてつくったかぶりものは気に入らないらしく、背負ってもすぐに脱ぎ捨ててしまうことも(゜◇゜)ガーン
このかぶりものは気に入ったみたい・・・ ナイロンたわし、やけど。
クリスマスバージョン 通称サンタカムリ
背負ってくれるとスタッフはうれしさ倍増、次はどんなかぶりものを・・・
と楽しみがふくらむのですが、お客さんにはわかってもらえないことも多くて
「こんなの乗せられてかわいそう・・・」という声が。
なので、やりすぎないよう気をつけつつ、お客さんにもわかってもらえるよう説明を工夫してみたり。
でも、今年もたぶん、登場しますサンタカムリ。
もし、見かけたときは、みなさん、あたたかい目で見てやって下さい。
by くろすけ♀
| 2010年11月 2日 11:32更新 | ブログ更新 | Tweet
第71回 夏休み最後の一日
子供の頃、夏休みの宿題に追われ、ニュースなんかで「夏休み最後の日となった今日・・・」などと言うアナウンサーの言葉に耳をふさぎながら転げ回りたい衝動を覚えていた、くろすけ♀です。
8月最終日、さすがに駐車場は、
そして、秋風が吹き・・・
と言いたいところですが、空はまだ夏空。秋遠し。
仕事で海に潜って上がってくると、お客さんからよく「いいわね~。海、涼しくて」などと声をかけられますが、実際この夏は水がぬるま湯のようで、言うほど快適ではありません。
特に潮だまりなんか、お湯です、お湯!
足を付けると、あち!とか言ってしまいます。
そんなところにでも、イソスジエビとかクモハゼが泳いでいて、よくもまあ茹で上がらないもんだと感心してしまいます。
そんなこんな夏なので、水族館でも夏ばて気味の生きもの続出中!
イソギンチャクたちは血の気を失い・・・
ウミシダたちも羽のような腕をぐーにして、じっと耐えています。
元気なときは羽をのびのび伸ばしてます。
一方、魚たちは元気。
コンゴウフグは2日に1度のご飯じゃ飽き足らず、
水槽の裏に立つたび、水面から顔を出し、口から水鉄砲のように水を噴いて、くれくれ弾をお見舞いしてくれます。(服がぬれる!)
カエルアンコウも、虎視眈々と獲物が、「はいどうぞ」とやってくるのをねらってます。
なんか、野生動物として、きみらはいいのかそれで、と思わずにはいられないけども
まあ、これも何かのご縁、大切にお世話させていただいてます。
魚もそれ以外の生きものたちも、みんな、無事にこの猛暑を乗り切って!!
心から願う、夏休み最後の一日でした。
次の食欲の秋が心配・・・
by くろすけ♀
| 2010年8月31日 12:24更新 | ブログ更新 | Tweet
第59回 ビバ串本の海
先日地元の新聞屋さんから、潮だまりにサンゴがいっぱいあるから、見に来て!
と、頼まれ姫(ひめ)の海岸にいってきました。夕方。
遠くに見えるぎざぎざした岩は、かの有名な!?橋杭岩。天然記念物。
その昔、弘法大師が天の邪鬼と向かいの大島まで一晩で橋を架けることができるかどうか、
賭をして、負けそうになった天の邪鬼が鶏の鳴き真似をし、夜が明けたと思った弘法大師が
作業をやめて橋の杭だけが残ってしまったという、なんだか気分がもやもやするような
伝説があります。
で、サンゴなんて、串本界隈じゃあ当たり前じゃないの?
と、おっしゃるみなさんはなかなか串本通。
しかーし、まだまだ甘い。
この前、串本という町は潮岬をはさんで東と西にわかれるという話をしたんですけども・・・
こんな変な地図を書いて↓
潮岬デカ!縮尺はとてもいい加減。
サンゴが多いのは主に西側、逆に東側はサンゴは少なくて海藻が多い海になるんですね。
で、姫という海岸は東側にありまして、
ヒジキの名産地でもあります。
その海藻だらけの海で、しかも歩いてすぐそこの潮だまりにサンゴがいっぱいて、
珍しいんちゃうの?ということで、急きょ呼ばれたワケです。
キクメイシモドキ。
ええ、地味なサンゴですがわりといっぱいありました。それにしてもモドキて。
このサンゴに失礼やないか~い、と思うのは私だけ?
ベルベットサンゴ。見た感じ、つるっとしてます。
これが一番大きかったかな、でも見つけたのは1つだけ。
あと、キクメイシというサンゴもありました。
で、どうなんだと言われれば、まあ、珍しい種類のサンゴではないけど、
サンゴがあまり多くない串本の東海岸で、それも岸に近い潮だまりで、
こんなに簡単にサンゴが見られるのはおもしろいやないか~い、ということでした。
なんという、学術的なコメント!
わたくし的には、こんなのや
うじゃうじゃいた!
こんなのが
潮だまりにいるのは、串本では珍しい。
刺されるとびっくりするくらい痛い(>.<)
おもしろいと思いました。
串本の海は、多様性の宝庫!
なんて、賢そうなことを言ってみたりもする。
by くろすけ♀
| 2010年6月 8日 11:02更新 | ブログ更新 | Tweet
第52回 風待ち
今年の春は天気が安定しませんね。
季節がいったりきたり、今日はいい天気ですが
昨日、一昨日は東風が強く吹いて冬に逆戻りの日々でした。
さて、東風が強く吹くと私たちのいる海中公園の目の前には、おもしろい光景が現れます。
それは、これ
近寄ってみると・・・
たくさんの船(タンカー?)が並んでます(写真がイマイチでスミマセン・・・)。
これ、何をしているか分かりますか?
実は、「風待ち」をしてるんです。
串本らへんを地図に書くと・・・
潮岬デカ!縮尺はとってもいいかげんデス。
こんな風に台風情報で有名な潮岬(しおのみさき)をはさんで東と西に分けられます。
この日は、東風が強く東側の海がシケてたので、航海する船が岬のカゲになって海がナギ(静か)な西側に避難してきたんですね。
もちろん、西風が強いときはその逆になります。
串本沖といえば、今も昔も海の難所でして、潮岬を通過するときが特に危険!といわれます。
川のように流れる黒潮と強風があいまって、三角波がたつこともしばしば。おまけに暗礁も多くあって、かつてはトルコの軍艦エルトゥールル号が沈没、最近では、とあるフェリーがこの近くで波による荷崩れで航行不能になり、結果的に流されて三重県に座礁したりとか・・・
昔の人もこうやって風待ちをしていたのかと思うと
どんなに技術文明が発達しても、圧倒的な自然の力にはヒトは従うしかないんだな、と思います。
今回は入ってくる船が少なくて、イマイチ迫力に欠けましたが、多いときはほんとにびっしり整然とならんでて、しかも船体が赤や青や緑とカラフルで、なんだか並べたクレパスを思い浮かべてしまいます。
そして、何より、夜、一斉に船に灯りが点ると、まるで海の上に街ができたかのような夜景が広がって、キレイです。
今回は灯りが少なくて残念・・・
みなさんの航海安全を祈ります。
by くろすけ♀
| 2010年4月18日 10:19更新 | ブログ更新 | Tweet
第40回 新年明けましておめでとうございます
2010年元旦。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
串本海中公園は年中無休、従業員は盆・正月全員出勤という社則に従って、
全力で皆さまのお越しをお待ちしております。
待つのに、全力も何もないんですけど・・
この業界(水族館の飼育係)に勤めて早十ウン年。
盆正月、自宅でゆっくり過ごしたことはございません。
ええ、ありませんとも!
水族館の飼育係に夢と希望を抱いている若者は多いと思いますが!?
覚悟するがいいデス。
ま、中には交代で盆でも正月でも休める水族館もあるかもしれません。
もしかしたら、そっちの方が多かったりして!?
うちらが知らないだけ?
・・知らない方がいいこともあったりします。
でも、いいこともあるんです。
なんだろう・・ ┐(´-`)┌
ともかく
こういう心が洗われるような初日の出が、私の机の窓から見られることが、
心の支えになってたりします。
本年もどうかひとつ・・・<(_ _)>
初日の出 2010年1月1日 7:13撮影
by くろすけ♀
| 2010年1月 1日 09:24更新 | ブログ更新 | Tweet