海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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イベント&新着情報2025年06月一覧

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磯観察体験「夏休み特別編(生き物から地層まで)」共催!
和歌山県初記録のオオクチヌメリ属魚類2種に関する論文が出版
枝サンゴ『スギノキミドリイシ』が産卵
[トピックス水槽] アオリイカの卵が孵化中 (6/22まで)
アオリイカ産卵床設置プロジェクト動画が公開!
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磯観察体験「夏休み特別編(生き物から地層まで)」共催!


▲独特な地形をもつ串本の「磯場」で生き物や地層を観察体験!

7月27日(日)開催、夏休み特別イベント!
当センターでの「座学」と「磯場での観察会」を通じて、
串本に生息するサンゴやナマコ、海藻など海の生き物について理解を深め、
ラムサール条約登録湿地「串本沿岸海域」や、生き物が生息する大地に興味関心を持ってもらえるよう、 こどもから大人までどなたでも楽しめる磯観察体験を開催します。

水族館前の錆浦海岸(さびうらかいがん)は、
サンゴの骨が積もってできた砂利浜が広がっており、
その波打ち際の磯場は、潮の満ち引きによって景観が大きく変化します。
潮が引いている間、磯場の潮だまりで観察と発見を楽しむことができます。

icon_isowalk20.jpg ★本州ではここでしか見られない、世界的にも珍しい海岸
海岸沿いのサンゴの骨の砂利浜と磯場は、特殊な串本の地形を象徴しています。自由観察の際はこちらのコーラルロード散策マップもぜひご利用ください。



日 時 2025年7月27日(日)集合13時30分~16時解散
※串本海中公園センターのチケット窓口前で集合・解散
場 所 座 学:串本海中公園センター(研修室)
観察会:水族館前の磯場(錆浦海岸)
参 加 要予約、最大10名
対象年齢はなく、こどもから大人までどなたでも。
※幼児・小学生・中学生だけでの参加はできません。
※当日の串本海中公園センター入場券が必要です。
持ち物 濡れてもよい服装、滑りにくい靴(マリンブーツなど)、タオル
※熱中症対策に帽子やお飲み物もご用意ください。
体験料金 串本海中公園センターの入場料に含まれます。
当日は、入場券をご購入の上でお集まりください。
※水族館と海中展望塔のセット入場券が必要です。
申し込み 当イベントは先着順の予約制です。
【 予約受付期間 】7月1日~7月25日(9時~17時)
【 申込受付 】串本海中公園センター(電話)0735-62-4875
※定員に達し次第、受付を終了とさせていただきます。
共 催 ・串本海中公園センター
・串本町
・南紀熊野ジオパークセンター
https://nankikumanogeo.jp/event/event-17032/

▼ PHOTO

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和歌山県初記録のオオクチヌメリ属魚類2種に関する論文が出版

和歌山県初記録のオオクチヌメリ属魚類2種に関する論文が出版されました。

【論文概要】
 ネズッポ科オオクチヌメリ属は、日本からバケヌメリEleutherochir mirabilis (Snyder, 1911),クシヒゲヌメリEleutherochir mccaddeni Fowler, 1941,オオクチヌメリEleutherochir opercularis (Valenciennes, 1837)の3種が記録されています。このうちバケヌメリは国内において、北海道から新潟県と宮崎県にかけての日本海および太平洋沿岸から散発的に記録されており、クシヒゲヌメリは高知県と沖縄県からのみ記録されていました。
 2024年6月10日に和歌山県串本町の紀伊大島で1個体のバケヌメリの稚魚、同年8月21日に同町の上浦海岸で1個体のクシヒゲヌメリが採集されました。今回採集された標本は和歌山県からの2種の初記録であり、クシヒゲヌメリは本州初記録となりました。

【論文タイトル】
和歌山県串本町から得られた本州初記録を含むオオクチヌメリ属魚類2種の記録
著者:大西 遼(串本海中公園センター)

本論文は、査読付きオンラインジャーナル「Ichthy, Natural History of Fishes of Japan」で公開されました。論文PDFは下記URLからダウンロード可能です。
・Ichthyインターネットサイト
https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/ichthy/articles.html
・J-Stage
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ichthy/56/0/56_31/_article/-char/ja

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図.上:バケヌメリ(稚魚)、下:クシヒゲヌメリ



枝サンゴ『スギノキミドリイシ』が産卵

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▲ 産卵する枝サンゴ「 スギノキミドリイシ 」の様子 (6/21)

6月21日の夜、当館の目の前の海で「スギノキミドリイシ」が産卵いたしました!
オレンジ色の小さな球体がバンドルと呼ばれるサンゴの卵です。

今後も別の種類が産卵するかもしれません。


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[トピックス水槽] アオリイカの卵が孵化中 (6/22まで)


▲ 孵化したばかりの赤ちゃんアオリイカ♪

生き物や環境などを、入れ替わりで展示するトピックス水槽!
今回は『アオリイカの卵』が登場!
5月21日の展示開始から孵化するまでの約1ヶ月間の展示予定です。
※6月22日までの展示予定です。
※展示内容は生き物の状態によって変更となる場合がございます。

6月6日、数匹の孵化を確認!

今回の展示では第一陣となる孵化を確認いたしました!
確認されたのは2匹ほどでしたが、本格的に孵化がはじまっています。

アオリイカと今回の展示について

アオリイカは、胴長 40 ㎝程度になるツツイカ科のイカで、日本では北海道南部以南に生息しています。 大きなヒレが特徴で、このヒレが乗馬の際に泥除けとして使われる「障泥(あおり)」に似ていることから 「障泥烏賊(アオリイカ)」と呼ばれています。

アオリイカの産卵は春から初夏にかけて行われ、
海藻に長さ9 ㎝ほどの房状の卵嚢(らんのう)を 1 本ずつ丁寧に産みつけてゆき、
それが 200 本ほどまとまった塊をつくり、約 20 日ほどで孵化が始まります。
その光景は串本の海の豊かさを象徴する風物詩でもあります。

しかし、近年は環境の変化などによって藻場が減少しつつあり、
アオリイカの産卵量減少による個体数減少が危惧されています。
そこで、アオリイカが卵を産みつける場所を人工的に設けて、
アオリイカの産卵量を増やそうとする活動が全国的に行われています。
串本でも串本ダイビング事業組合による産卵床の設置活動が実施されています。
《 Youtube動画 》 SHIMANO TV公式チャンネル
魚と人-アオリイカの未来へ- 「アオリイカ産卵床設置プロジェクト in紀伊大島」

今回展示では、串本のダイビングショップ「DIVE ISLAND」さんより、
串本町・大島に設置された産卵床で産卵された卵を提供していただきました。

5月21日の展示開始から約1ヶ月間、卵嚢が変化しながら、
アオリイカが孵化してゆく様子をぜひぜひご観察ください。


▼ 2024年の展示の様子

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アオリイカ産卵床設置プロジェクト動画が公開!

▲ SHIMANO TV公式チャンネルにて公開中!

大切なアオリイカという資源を回復することを目指す「アオリイカ産卵床設置プロジェクト」、
その活動内容に触れることができる動画がYouTubeのSHIMANO TV公式チャンネルにて公開中!
魚と人-アオリイカの未来へ- 「アオリイカ産卵床設置プロジェクト in紀伊大島」

動画では、当館で展示中の「アオリイカの卵」と孵化の様子もご紹介いただいております。
ぜひぜひご視聴ください。
※展示内容は生き物の状態によって変更となる場合がございます。


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