海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ブログ更新一覧

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第323回 再来か?

 

一気に蒸し暑くなり、ヒートテックがもう不要になってきました。

半袖の下に一枚ヒートテックを着る習慣が身についていたので、いざ着ないようになると

なんだかスースーする。

本格的な夏本番が来るまでは着ておこうかなぁと悩むあの現象。何なんでしょうね。(知らんわ)

 

 

 

さて、今回は再びあの時期になったのでご報告です。

透明な仔魚、レプトケファルスの飼育です!!

b1.jpg

 

さかのぼること約一年前。夏にウナギ目のモンガラドオシが産卵をし、その卵から孵化した姿が

この透明ちゃんです。この状態を正確にはプレレプトケファルスと言いますが、レの数が多いので

レプトケファルス→レプトと以後呼びますね。

まだ不明な点が多く、飼育はとても難しかったです。日齢19日で死亡してしまいました。

詳しく見たい方は、第303回のさく太郎のブログへ飛んで下さい。

 

 

今回一年越しに6月頭頃、同じウナギ目であるニセゴイシウツボが産卵しました!

はではでな見た目で可愛らしいですね。

b4.jpg

 

担当者によるとここ数年で何度か産卵しているとのこと。

ん?よく見るときみ、しゃくれてるね。

 

 

さぁて今年も始まるぞ~と思い、飼育をしてみましたが、今回は9日ほどで終了しました。

 

ぼやけていますが、日齢7日のレプトの様子です。5~6ミリほど。

よくみると骨らしき物が見えますね!

b3.jpg

 

原因はよく分かりませんでしたが、卵を回収した最初の段階からして余り良い状態には見えませんでした。

途中未熟な状態で卵の殻からでてしまったのでそのせいなのか、これは正解で飼育方法が間違えていたのか・・・

うーんわからん。

 

しかしこんなにも飼育が難しい小さな生き物が、天敵や障害の沢山ある自然界で生きていて、大人になっている訳ですから・・・。すごいぞ生命!

外でどんな暮らしをしているのかとても気になります。

 

一年のうちに何度か産卵が繰り返されるようなので、また卵があったら飼育してみたいと思います。

 

 

またがんばろうね~

b5.jpg

 

ね~~~~!タマカイちゃん♡

(ウツボ水槽を写真撮影していたら見ていた)

 

 

 

by さく太郎

 

 

第322回 たまには植物も愛でていきたい

気が付けば6月。

ぽかぽか陽気が気持ちいい季節になりました。

 

当館はというと、新しい特別展もはじまりようやく一段落・・・

いえ、、まだまだこれからといったところです。。汗

 

さて、そんな特別展前のあれやこれやで立て込んでいた昼下がり、現実逃避気分転換を兼ねて錆浦海岸の植物を観察してきました。

 

※以下、植物の同定には自信がありませんので、あくまでも参考程度でお考えください。

 

まずは優占種から

①ハマゴウ:いいにおい。虫除けになるらしい。スパイスや漢方としても利用できるみたい。

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②ハマダイコン:食べられる。若いサヤはカイワレみたい。根は繊維の多いダイコン。

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③ハマアザミ:食べられる。火を通せば根はもはやゴボウ。

SH_3.JPG

 

④ダンチク:防風林。もっしゃり。

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このへんまでは串本のどの海岸でも大抵観察できますし、みなさんもよくご存じでしょう。

 

では続けて。

 

⑤ハマウド:毒。

SH_5.JPG

 

⑥ハマエンドウ:食べられるらしい。

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⑦手前ハマオモト(ハマユウ):咲けばきれい。奥ススキ:おもむき。

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⑧ハマナタマメ:毒。

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⑨イタドリ:ごんぱち。新芽を牛肉と炒めると美味。

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⑩左イソノギク、右アゼトウナ:どちらも咲けばきれい。

SH_10.JPG

 

⑪イワタイゲキ:毒。樹液でかぶれる。かいかいキライ。

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⑫シャリンバイ:タンニン。染料。

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⑬タイワンカモノハシ:ほ乳類ではない。←みればわかる。

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⑭ツルナ:食べられるらしい。

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⑮テリハノイバラ:実を食べられるらしい。

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⑯ナガバギシギシ:似た種類が多いが、だいたい食べられるっぽい。

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⑰ノゲシ:美味しいといううわさ。

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⑱ノブドウ:実をお茶とか果実酒にできるらしい。

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⑲ママコノシリヌグイ:名前の由来がこわい。

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⑳ムラサキカタバミ:かわいい。食べられるらしい。

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㉑ヤエムグラ:くっつきむし。薬効あり。

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㉒ヤブジラミ:くっつきむしその2。果実に薬効があるらしい。

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㉓ルリハコベ:魚毒。薬効については諸説有り。素人は使わないが吉。

SH_23.JPG

 

㉔ハマボッス??:わからん。

SH_24.JPG

 

というわけで20分ほどの散歩で26種の植物を見つけることができました。

 

こうしてみると意外に食べられる、あるいは薬効のあるものが多いみたいです。

もっときちんと調べれば「この時期やこの部位なら利用できる」といったものもあるやもしれません。

植物は専門外なので種の同定には自信がありませんが、食べられるものはいつかきちんと調べて試してみたいですね。

 

いっしょうけんめい動き回る動物達はもちろん見ていて興味が尽きませんが、動きのゆっくりとした植物達もまた奥が深い!

今後は植物についても勉強していきたいと思ったつかの間の休息午後のひとときでした。

 

メデタシメデタシ。

 

by. ひらりん

第321回 おにぎりが・・・食べたいんだな

こんにちは。

今日は裏で飼育しているクエの紹介。

 

 

口を開けて待っていたら

勝手にご飯が入ってきます。

 

こんな風に僕たちも

生きてゆけたらすばらしい。

 

by ハムいち@生魚より鶏の唐揚げ希望

第320回 誕生日のお仕事

最近、よくお腹を壊すクロスケ♀です。
でもめっちゃお腹空きます。食べ過ぎでしょうか。

先日は私がこの世に誕生した日でした。
何回目かは言いませんが、いつのまにこんなに歳を取ったのか不思議です。

この記念すべき日のメインのお仕事は、玄関水槽と「串本の海」水槽(通称大水槽)のお掃除でした。
大きい水槽は、基本的に潜ってお掃除です。
このブログで誰か書いていたかもしれませんが、もう忘れたので書きます。

水槽に潜るには、道具を準備します。

diary320_1.jpg
足ヒレはつけません。なぜなら、水槽のサンゴを蹴って壊すから。

diary320_2.jpg

これを全て身につけると重さはだいたい20㎏くらい。
水に潜っている間はいいけど辛いのは陸上。
この状態で大水槽の上まで階段を上るのが大変。
さらにさらに、水槽から出るとき、はしごを登らなければいけないのですが、
垂直のはしごを上がるときの辛さときたら。
落ちないように腕の力を使って、ふんふん上ります。
そりゃね、力こぶもできますよ。こんなことうん十年もやってた日には。

こうして玄関水槽2つ、大水槽1つを上ったり降りたりしながら、ガラスを1時間半くらいかけて掃除します。
掃除はアクリルの板と軍手をつかって、ガラスについた藻類を落としていくのですが、
これも案外コツがいります。
とにかくガラス全体をまんべんなくこすらないと、やり残しが目立ったり、ちゃんと拭けてないところから藻がついてくるので、次の掃除まで見苦しい水槽になってしまいます。

水槽に潜って掃除していると、どこまで拭いたか分からなくなるのですよ。
あと、自分の癖で、どうしても拭き残してしまう場所ができたりね。
苦労して、掃除し終わって、シャワー浴びて着替えて、やれやれ今月の当番は終わったぜ、と思って、水槽を見に行って、拭き残しを見つけたときのがっかり感。
1週間、その汚れを気にしながら過ごすのですよ。
水槽掃除は1週間に1回なのでね。
新人ならば、やり直しさせられることもあります。

今回私の掃除はどうだったかというと・・・
残念。
拭き残しがありました。
もう350回位はやってるだろうにね。
まだまだ修行が足りません。

そんなこんなで、今年は誕生日ダイブを水槽で行い、
いつもと変わらず、魚たちに見守られながら、無事歳をとりました。
きっと来年も同じであることを祈って、
今年もがんばろう。

by くろすけ♀

第319回 長すぎるアオウミガメの交尾

ただ今ウミガメプールでは交尾の季節となっており、オスが盛んにメスにアタックしています。

第228回でも紹介しましたが、当館のアオウミガメは交尾時間がとても長いです。

この時は17日間という記録を打ち立てましたが、現在この記録を更新中です。

318-3.JPG

ちなみに、ウミガメプールにはアカウミガメもおり、当然こちらも交尾をしますが、

アオウミガメの様に日を跨ぐことはほとんどありません。

これはなぜかというと、推測ですが交尾に積極的なオスの数の違いではないかと思います。

当館のアカウミガメで交尾に積極的なオスは3~4頭いますが、アオウミガメは1~2頭です。

交尾に積極的なオスは他個体の交尾の妨害にも積極的です。

ですから、アカウミガメの場合誰かが交尾を始めるとすぐに他のオスが寄ってきて、

突っついたり噛んだりと邪魔をします。

なので、あまり長時間交尾は見られません。

一方アオウミガメは、オスが少ないのであまり妨害されることが無く長時間の交尾が行えるようです。

不思議なのが、アカ⇔アオで互いの交尾を妨害することはほとんどありません。

アカとアオで交尾しようとすることもほぼないため、同種かどうかはしっかりと認識しているようです。

318-2.JPG

そして、今回のアオウミガメの交尾はなんともう少しで1ヵ月継続となります。

もう呆れる長さです。

実は交尾したまま死んでるんじゃないかと思いましたが、ちゃんと生きてます。

途中一度メスの上から降りていたことがあるのですが、すぐにメスを追いかけまわし、

その日の内にまた交尾状態へと戻っていました。

上に乗っかられているメスは大変そうですが、実はオスのほうがかなり過酷です。

交尾期間中は基本的に餌は食べません。

ただ、メスは期間が長くなると交尾したまま餌を食べることもあり、

このメスも今はオスを乗っけたまま餌を食べるというシュールな状態です。

オスは全く食べないので、もう1か月近く絶食中です。

あと、息継ぎはメスが浮上するタイミングに合わせてしなければならないので、

自らのペースで呼吸が出来ません。

318-1.JPG

このオスもメスもどちらかが交尾を終了しようと思えばできるはずなので、

どういう結果になるか分かりませんが、もうこのまま好きにさせてみようと思います。

 

by とーる

 

 

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