海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第194回ヒゲハギ

10年ぶりに珍しい魚が入りました。

 

 

それがこちら

 

diary194_1.jpg

 

えっ、どこにいるかわからない!?

真ん中のウミウチワ(肌色のうちわみたいな形のサンゴ)の上の方ですよ。

じゃあ、近くによってみますね。

 

diary194_2.jpg

わかりました?

ヒゲハギっていいます。

(1匹です。たまに2匹ですか?って聞かれますが、上に写っているのは水面に反射したものです。)

 

diary194_4.jpg

 

体に皮弁(ひべん)と呼ばれるヒゲのようなものがたくさん生えているのが、特徴であり、名前の由来です。

カワハギに近い仲間で、ヒゲがなかったらカワハギと間違えるかも。

でも、飼ってみると性格は全然違います。

カワハギは、終始泳ぎ回って落ち着きがないけども、このヒゲハギはあまり泳がず漂うようにしてじっとしてます。

だから、お客さんが水槽の中で見つけるのもちょっと大変かも。

でも、この動かないのも彼らなりの生きるための戦略というか、何というか。

この体で海藻の中に紛れてじっとしてれば、敵に見つかりにくく、また、獲物も知らずに近寄ってきて捕まえやすいですよね。

 

 

2月の初め頃、漁師さんの網にかかって、水族館に持ってこられたときは、瀕死の状態だったのですが

私が愛情いっぱいに育てたせいか、入ってひと月もたたないのに今では

 

diary194_5.jpg

 

手から

 

diary194_6.jpg

 

餌を食べるようになりました!!

 

 

っていうか、生きる戦略のイミは!?

 

 

ま、まあ元気になったのでよしってことで・・・

 

皆さんも水族館に来たら、このヒゲハギ探してみて下さい。

10番のヤギ類・ツノサンゴ類の水槽に入ってます。

いつもだいたい

水槽奥の上の方でじっとしてます。

 

by くろすけ♀

第193回 海中展望塔の中からは見えない海中展望塔

水族館としてはちょっと変わった施設の海中展望塔
ここの水中窓も水槽と同じように徐々に汚れるので、毎週1回交代で潜って掃除しています。
そこで、普段お客さんが絶対に見ることが出来ない、海の中の海中展望塔をご紹介します。
しかし、「海の中の海中展望塔」というのは、なにやら変な言葉ですね。
 
 
193-1.jpg
 
水上部分とは違い水中はまるで海底遺跡のようです。
 
 
193-2.jpg
 
出来てから40年以上経過していますから、もはや自然の一部と化していてテーブルサンゴがついています。
 
 
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オオトゲトサカ(赤いカリフラワーのようなソフトコーラル)ももっさもさです。
 
 
193-3.jpg
 
当然外からも展望塔の中を覗けます。
 
 
193-4.jpg
 
ですから、よくハリセンボンが人間観察をしています。
人間が魚を見るだけでは無く、魚も人間を見に来ます。
 
 
193-5.jpg
 
中からは見えませんが、展望塔の周囲4ヶ所には夜間用のライトが設置されています。
そのうち写真の1ヶ所は、ライブカメラに置き換えてあります。
 
 
193-6.jpg
 
名物グレ(メジナ)の大群も展望塔の間近まで来ます。
 
 
193-7.jpg
 
展望塔の周りは安全で餌ももらえるためたくさんの魚が集まってます。
水温の低い今の時期は透明度が高く遠くまでよく見えて綺麗です。
 
 
おまけ
193-9.jpg
 
これは、展望塔の近くの海底にある取水口です。
ここから水族館で使う海水をポンプで引いています。
ただし、こちらも40年物なので最近調子が悪く悩みの種です・・・
 
 
by とーる

第192回 サメもいろいろいるけれど・・・

とっくに明けました。おめでとうございました。

年も明けてすでに1月も残り数日。

早いですね。

早すぎる時の流れに乗れていないハムいちですどうも。

 

さて、突然ですが

皆様は子供の頃に友達からなんて呼ばれていましたか?

「○○くん」や「××ちゃん」なんていうスタンダードなものから

「漆黒をまといし片翼の堕天使」なんて呼ばれてた方もいらっしゃると思います。

かく言う私はハム関係のあだ名で呼ばれることが多かったですね。

ハムいち、ハム太郎、日本ハム、ハムの人・・・まぁどうでもいいですね。

 

 

そんなわけで今回紹介するのは「カスザメ」です。

192-1.JPG

 

サメはサメなんですが体型はエイのように平べったく

普段は海底の砂地に潜って身を隠し

餌が近寄って来るのを待つという生活を送っています。

だから水槽内でもほとんど動きません。

朝と夕方では若干位置が変わっているかなって程度です。

 

いやいや、それにしてもカスって・・・

この名前はもうちょっとどうにかならなかったんですかね。

サメの中のみそっかすってことですか?

もし私がカスなんて呼ばれたら

夜、布団に潜って枕を噛みながら号泣すること間違いないでしょう。

 

ただいま、水槽内で展示中なのですが

近くを通って名前を見たお客さんの反応は

「カスって」「変な名前」「かわいそう」なんてのが多いです。

 

なのでここは一つ飼育担当として

カスザメという名前から来る

カスザメのマイナスなイメージを払拭するべく

カスザメは決してカスじゃないということを知っていただきたくて

カスザメが本気と書いてマジになったところを皆様に見ていただきたいと思います。

 

 

 

 

刮目せよ。

なんとカスザメは・・・

 

 

 

めっちゃ餌食うの速い。

 

 

 

捕食シーンは決して倍速にしてなんかおりません。

リアルにこの速さで餌を食べます。

スローにしても餌が一瞬で消えます。

普段はまったく動かなくてもやるときはやるんです。

やればできるんですってばこの子。

こうやって自然界でも餌を食べてタフに生き抜いてるんですよ。

 

カスザメなんて名前がついてますが

それは人間が付けた名前。

こうやって一芸を極めて生き残るなんて

かっこいいじゃないですか。

たくましいじゃないですか。

あえて言おう、カスではないとっ!!

 

↑この一文をどうしても入れたかった。

 

 

 

 

そんなわけで

カスザメの秘技「電光石火の丸呑み」でした~。

また何かあったら紹介しますね~。

 

 

 

<おまけ>

 

 

 

by ハムいち

第191回 電気風呂は苦手です

少し前の話になりますが

ある日、こんな魚が水族館にやってきました。

 

191-1.jpg

 

全長30㎝ほどの大きさの何の変哲もないエイ。

むしろ小さくてかわいらしいエイ。

この子の名前は「シビレエイ」と言います。

 

 

名前を言った瞬間に嫌な予感しかしませんね。

はい、その通りです。

こちらのエイは発電器官を持っており

餌を捕まえる時や身を守る時に電気を出すと言われています。

 

とはいうものの

アマゾンなんかで馬を一撃で倒すとかなんとか言われている

デンキウナギなどよりは弱いそうです。

実際に触った人の話を聞くと

「死にはしないから触ってみろ」とのこと。

「おもしろいから触ってみろ」とのこと。

 

 

「死なない」+「おもしろい」=「やるしかない」

「触ってみろ」×「触ってみろ」=「むしろやれ」

 

ってわけで

 

191-2.jpg

 

実際に触ってみました。

 

 

 

 

だいぶリアクションが大きいですが

感じ的には低周波マッサージ器の『強』ってぐらいですね。

いやっ、低周波マッサージ器がどんな感じかよくわかりませんが。

 

ただ「痛いっ」とか「き、気絶しちゃふっ」っていうよりは

ただただビックリします。

電気の流れるタイミングもエイ次第なので

ただただビックリします。

 

ちなみにこの後、動画の撮影者であるGoくんにも触らせていますが

同じようなリアクションでしたので割愛させていただきます。

 

ただいま、トピックス水槽にて展示中です。

展示期間は未定ですが、もしよければ見に来て下さい。

 

 

 

最後に1つ。

普段から上司から落とされる雷に慣れている特別な訓練を受けている我々だから

耐えられる可能性があります。きっとそうです。

よい子の皆はマネしない方がいいよ。

何かあったら危ないよ。

 

 

by ハムいち

第190回 白いアカウミガメのカプルン死亡のお知らせ

白いアカウミガメのカプルンが、11月16日に亡くなりました。
皆様への通知が遅れましたことをお詫び申し上げます。
カプルンは、昨年より体調不良で餌を食べなくなり痩せてきておりました。
一旦は回復し餌も良く食べ体重も増加しましたが、秋頃より再び体調を崩し急激に痩せてしまい、
治療の甲斐無く亡くなりました。
現在、正確な死亡原因は判明しておりませんが、今後解明に努めたいと思います。
当館に来て5年の間、たくさんの皆様に愛していただき心よりお礼申し上げます。
 
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