海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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第361回 海の中の季節

 

温かくなったと思いきや、再び寒くなったり、日中暑かったのに夜は足の先がひえひえになるほど寒かったり。。

いっそ早く、ふんわりと温かい春が訪れて欲しいこの頃。

ちなみに花粉症持ちですが、春が一番好きです。どうもさく太郎です。

 

過ごしやすい気候が待ち遠しいですが、この時期ならではの光景もあります。

 

寒い時期になると水中のプランクトンの数が少なくなり、海の透視度(この場合は水面と並行にどのくらい先まで見えるか)がとても良くなることがあります。

tenbo4.jpgtenobo1.jpg

 

写真では上手く伝わりにくいですが、この日は約30m先まで見えるほど透き通っていました!

 

tenbo5.jpg

 

堤防(水面から5mほどの高さ)から見るとこんな風に見えます。

クシハダミドリイシ(テーブルサンゴ)たちがよく見えます!よーくみてみると魚が泳いでいる様子も見えます。

こんな日は、寒いと分かっていても潜って写真と撮りたくなります。水温はまだ16~17度代ですから、

ドライスーツ(着衣したまま、中の服が濡れないスーツ)でも顔などがキンキンに冷えて極寒です。

 

しかし当館の展望塔からみれば、寒さを感じること無く、ゆっくりと水中を観察できます!

 

tenbo2.jpg

ペアなのか、仲良しなのか、2匹一緒に見かけることが多いツノダシ。

見かけると、今日も仲良しだな、と安心します。

tenbo3.jpg

 

個人的には、この画角から写真を撮るのも好きで、携帯の方では窓全体を写して撮ったりしています。

魚が来たりするとなかなかいい絵になります。

是非色々な楽しみ方で、生き物や串本の海とふれあってください。

 

 

おまけ

tenbo6.jpg

指の爪サイズの、ちぃちゃなシラヒゲウニ。カモフラージュの葉っぱを乗せていました。

一生懸命生きるんだぞ!!

 

 

by さく太郎

第360回 錆浦より

黒潮の大蛇行が始まってからもうすぐ5年になろうとしています。

 

2017年夏、黒潮の大蛇行が発生したというニュースを見ていた時には想像していませんでしたが、その冬に発生した記録的な低水温現象は錆浦の海に深い爪痕を残すものとなりました。

錆1.JPG

浅場のイシサンゴ類は凍死したものや感染症に罹患したものがあふれ、

錆2.JPG

海底には凍死したウニやナマコの死骸が転がり、

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水面を見上げると凍死した魚類が浮いていました。

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海中では穴の中で凍死したワモンダコや瀕死のクマノミなどが散見され、自分の今いる場所が本当に錆浦なのかを疑いたくなるような光景は今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。

錆6.JPG

この低水温現象をもたらしたのは黒潮の蛇行、冬の大潮干潮、そして列島を襲った記録的な大寒波でした。

 

 

それから4年後、幸いにも安定した水温に恵まれて見違えるように美しく回復した錆浦の海を以前もこちらのブログでご紹介しました。

 

しかし、

 

本年1月24日―25日にかけて、今度は過去最強クラスの大寒波が同じく列島を襲いました。

ここ串本にも雪が積もり、25日の朝には私が串本に来てからの8年間で見たこともない白銀の光景が広がりました。

錆7.jpg

錆8.jpg

当日は大潮後の中潮でまずまず潮が引くうえ、最干潮が午前2時頃ということで再びイシサンゴ類に大きな被害が出たのではないかと心配していましたが、

錆9.JPG

幸いにも大きな被害はなかったようです。

錆10.JPG

全体の5%ほど低水温により凍死した群体が散見されましたが、

錆11.JPG

これは例年に比べてやや多い程度であり、顕著な白化もなく、どうやらサンゴ群落のほとんどは今回の大寒波を乗り越えてくれたようです。

錆12.JPG

海中公園2号地区には相変わらず、息をのむような美しい水中景観が広がっていました。

錆13.JPG

一度は壊滅的な被害を受けたスギノキミドリイシも順調な回復をみせています!

 

環境は変動的であるため、生物の組成や今ある景観が同じであり続けるということはとても難しいことです。ここ錆浦の海も、これからさらに長い時間をかけ、良くも悪くもその海中景観を変化させていくことでしょう。

錆14.JPG

ただ、錆浦を信愛する一人のファンとしては、

この多様性あふれる豊かな海が少しでも長く、変わらない美しさであり続けることを祈っています!

錆15.JPG

 

これからも素敵な錆浦でありますよーに!!

 

おしまい。

 

by. ひらりん

第359回 大晦日の過ごし方は人それぞれ

あけましておめでとうございます!!!

2023年も串本海中公園をよろしくお願いします。

 

 

年を越して早2週間ほど経ちましたが、

私の大晦日の過ごし方について少し雑談を(たぶん誰も興味ない)...

2020年の大晦日をはじめに、私はなぜか右手にタモ網を持ち、夜な夜な魚類の採集をしています。

仕事納めならぬ、採集納めと界隈では言われているようです。

 

2020年の大晦日は高知県大月町で、2021年は沖縄県西表島で魚類の採集をしていました。

ちなみに、2020年と2021年は気づけば漁港で年を越していました。

 

 

ということで、2022年の大晦日もここ串本町でしっかりと採集納めをしてきました!

 

以下、採集納めの結果。

 

1種目 「ハナミノカサゴ」

毒棘に絶対的な自信があるのか、近づいても逃げる様子はなく採集は容易。

(※海で見かけても、触らずそっとしてあげてください。刺されないためにも)

IMG-4514.jpg

 

 

2種目 「ツノダシ」

夜間は寝ているので比較的採集は容易。

IMG-4509.jpg

 

 

3種目 「ニジギンポ」

同行者が採集。顎に大きな犬歯があり、噛まれると痛い。

IMG-4510.jpg

 

 

そんなこんなで、コタツが恋しくなってきたので1時間ほどで撤収しました。

スーパーで年越しそばを買い、久しぶりに自宅で年を越しました。

 

 

ちなみに、2022年(去年)のベスト採集フィッシュ第一位は...

メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)の幼魚です。

PA242195.jpg

ベラ界のキングで、成魚は最大2mを超えるらしい。

 

 

最後に、ご挨拶が遅れましたが昨年11月より入社したBig Westと申します。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 

by Big West

第358回 月が変わって新年よ!

というわけで

2022年ももう終わります。

個人的に今年一年の中で記憶に残っているのは

滋賀県に旅行に行ったことです。

琵琶湖のほとりの道の駅に到着して車から降りて

潮気でべたつかない風を浴びたときに

湖に来たんだなって実感したのはいい思い出です。

 

さて

毎年恒例のお正月水槽をやっております。

358-1.jpg

 

2023年の干支にちなんで

ウミウサギガイの展示を行っています。

 

358-2.jpg

 

ウミウサギガイはいわゆるソフトコーラルを食べるので

長期の展示となると餌の確保が難しかったりします。

しかし、今回は短期間と言うことで

普通に暮らしていたら中々見ることのないであろう本種を

展示しております。

 

ウミウサギガイの名前の由来は貝殻の色から来てると言います。

 

358-3.jpg

 

このつややかで真っ白な貝殻。

これ見てウサギってつけるってオシャレじゃん。

でも生きた個体だと外套膜という膜で貝殻を覆ってしまっているため

この状態で見ることができません。

 

でも

私的には外套膜を広げた姿にこそウミウサギガイの魅力があると思っております。

 

358-4.jpg

 

こちらがウミウサギガイの生体の写真です。

この黒い絵の具に黒を混ぜたような真っ黒。

そしてその上に星空のようにちりばめられている白い点。

これを美と言わないでなんと言うでしょう。

 

調査などで潜っているときに

ウミウサギガイがついていそうなソフトコーラルを見つけると

この美しさを見たくてついつい探してしまう程です。

 

 

そんなウミウサギガイを展示しているので

お時間ありましたら是非とも見に来て下さい。

1月15日までやってますよー。

 

by ハムいち@昔、飼ってたウサギの名はピーター

第357回 この冬一番の寒い朝

この冬一番の寒気がここ串本にも訪れています。
寒い朝が超苦手なくろすけ♀です。
朝起きられない。

冷え込んだ今朝、オープン前の水槽を見回っていたら
こんなのを発見しましたよ。

ゴンズイのやる気のない
押しくらまんじゅうです。(笑)

よく見ると、押し出されたヤツが
とりあえず中に入ろうとがんばってます。

魚って変温動物で、体温は周囲の水の温度と同じって
いうけど、マグロとか筋肉の多い魚は
体温が高いって言われています。
だから、「マグロを釣ったらすぐ氷水に入れんと
身が煮えてしまう」って、漁師さんからも
聞いたことがあります。

ゴンズイはどうか分かりませんが
やっぱり群れの中心は多少暖かいのでしょうか。
あの群れの中に手を入れたい衝動にかられます。
今度入れてみようかな~
ちなみに、ゴンズイには毒針があります。
よい子はマネをしないでください。

まあ、このゴンズイたちが、寒くて身を寄せ合ってた
かどうかは分かりません。
だって、だいたいいつもこんな風に集まっているから(^_^;)

押しくらまんじゅうと言えば、小学生の頃、寒い冬の日に
学校の運動場で、みんなで押しくらまんじゅうした記憶が
よみがえってきました。
あの頃、冬でも体操服は短パンはいてたな~とか。
子ども多かったよな~とか(昭和50年頃の話)。

令和になって早4年。
それも終わろうとしています。

皆さまお体にはくれぐれも気をつけて
よいお年をお迎えください。

by くろすけ♀

 

diary357_1.jpg
その前にクリスマスがあるよ~

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