海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG

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第214回 わりとミクロの世界

最近一つ歳を取ったくろすけ♀です。
心はいつも20代です。
心がけていることは、「小さいことは気にしない」です。


ですが、気になってしまうこともあるんです。


先日も何気なく、自分の担当水槽を見ていたら
オニヒトデの体から煙が出ている!

diary214_2.jpg



























まあ、今となっては答えは知っているんですけどね。

でも、最初見たときは、なんじゃこら!と思いましたよ。
最初は放精かと思ったのですが、
よく見ると体の表面全体から白い細い糸が出ている。
いや、もっとよく見るとトゲから出ている。
もともっとよく見ると、何か鳥の羽みたいな感じ?

diary214_1.jpg












水流にたなびいているかと思えば、時々ピッと引っ込めたり
また、伸びたり
不思議な感じです

実は、これクラゲムシの一種なんだそうです。
クラゲムシって、クラゲなんだか虫なんだか
どっちなんだっ!思うけど
クラゲの仲間だそうです。
でも、いわゆるクラゲのような傘をぴこぴこ動かすタイプではなく
体は平べったくアメーバーのように動き回る、そんな生き物。
で、羽のような白い糸は触手で
これで、水中の有機物をからめとって
食べているらしいです。

実は、クラゲムシの仲間はこれが初めてではなく
前にも、隣のナマコの水槽で発生したことがありました。
その時発生したのは、ベニクラゲムシでした。
こちら(クリックするとマリンパビリオンのPDFファイルがダウンロードされます。)

これよりはずっと小さく、体も半透明なのか
全然目立ちません。

ヒトデのトゲに付いている、白っぽいプクッとしたヤツが本体

diary214_3.jpg

























あと、なぜかオニヒトデがお気に入り。

オニヒトデの入っているヒトデ水槽には
他にもマンジュウヒトデやらアオヒトデやら
フトトゲヒトデやら入っているのですが
それには付いていないもよう。

オニヒトデって、名前も悪いし
実際、サンゴ食べてしまうし
棘には猛毒があって、刺されると人が死ぬこともあるし
害でしかないようなイメージもあるのですが
このクラゲムシにとっては
何か役にたっているのかなあ。
でも、海では見たことがないので
この水槽に限った、
レアなコンビネーションなのかもしれません。

ご見学の際にはぜひ、目をこらしてご覧下さい。

最近、小さいものが見にくい
でも「小さいことは気にしない」
くろすけ♀でした。

by くろすけ♀

おまけ
オニヒトデの足はわりとかわいい。

diary214_4.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第213回 ウミガメの引っ越し

こんにちは

毎月一回は更新しないといけない気がするのでぎりぎり滑り込みで更新

 

そろそろウミガメの交尾の時期です。

最近アオウミガメの繁殖が芳しくないので、交尾をしやすいようにウミガメプール隣接の

隔離スペースにアオのカップルを移動しました。

柵で仕切られた隣接の隔離スペースなので、柵をよいしょと乗り越えさせるだけの簡単なお仕事・・・

では無かったです。

 

213-1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先ず大変なのは、カメを柵前まで連れてこないといけないのですが、

当然自分からは来てくれません。

ですので泳ぎ回るカメにしがみついて耐え、隙を見て前肢にロープをかけて地上から

ロープをたぐり寄せて確保します。

因みにカメライドに多少心得がある私からすると、カメにしがみついてスタントマン状態時には

体重移動と姿勢制御でカメの泳ぐ方向をある程度制御し誘導する事が出来ます。

今回のアオウミガメは大きいのでしがみつくので精一杯でしたが。

 

213-2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、両前肢にロープを通し引っ張りつつカメを板に乗せ板ごと柵の向こうへ「そいやっ!」です。

 

 

 

213-3.JPG

213-4.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメの両前肢にロープを掛けて引っ張るのはちょっと可哀想に見えますが、

タフでパワフルなウミガメにはなんてことありません。

むしろ、こうして動きを制限しないと大暴れで人間の方がやられてしまいます。

今回は海中公園で最大のアオウミガメ(推定180kg)を移動したので流石に骨が折れました。

 

現在、雄がせっせと雌にちょっかいを掛けており交尾に期待が持てそうです。

 

byとーる

第212回 タネはわかるカイ?

気がつけば2016年。

この前、ここに記事を書いたのが2年以上前。

久々の投稿、ハムいちです。

 

この2年間

「さびうらびより」の更新をしない間に

わたくしはすごいことができるようになりました。

 

今回は是非ともここをご覧の皆様に

修行の成果を動画でご覧になっていただきましょう。

 

ただ、CG技術や映像加工の発達した現代社会。

イカサマじゃないかと疑われたら困るので

手作り感溢れるイリュージョン動画になっております。

30代前半のいい年した人間が

閉館後にせっせこせっせこ撮影した動画なので

優しい気持ちで見て下さい。

 

それでは行ってみましょう。

刮目せよっ!

 

 

 

 

 

 

 

すごいね-。

消えたねー。

ビックリしたねー。

 

タネは分かるかい?

そうかい、そうカイ。

 

by ハムいち

第211回 安心して下さい。生きてます!

近頃、いくらでも寝られるクロスケ♀です。
歳と共に、睡眠時間が短くなるってよく言います。
若返ってるんですかね、私!?

最近、私の担当するナマコ水槽に変なナマコが入ったのでちょっと紹介します。

皆さん、水族館に行って、ナマコ水槽があったら、テンションあがりますか?
まあ、あんまりですよね。

でも、お客さんの反応を見ていると、意外に女子に受けている気がしないでもないですよ。
昔、寄生虫博物館が女子の間で人気!っていう話をきいたことがあるんですけど
それと同じ?

さて、当館のナマコ水槽は、串本の浅い海で見られる、普通のナマコたちを展示しています。
基本、地味だし、動かないので、気づかれず、素通りされることも、多々ありますが。

diary211_3.jpg

先月、地元の漁師さんから「変なナマコが掛かったから、欲しければあげる」との電話をいただき

うちのスタッフが取りに行ってきました。

バケツを除くと何とも気持ち悪い(漁師さんごめんなさい!)色のナマコが・・・
まるで、死んで表面の皮が腐ってはがれたような、ナマコが
横たわってました。

「死んでるんじゃ・・・」

おそるおそる触ってみると、しっかりした弾力があり、

生きてました!ゾンビか!

diary211_4.jpg
今回いただいたマナマコ

 

実は、これはマナマコの白化個体。
マナマコは、食用にもされるナマコで、魚屋などで買うとなかなかいい値段がします。
そして、たまにこういう変な色のマナマコがいて、漁師さんから連絡が入ったりします。

diary211_6.jpg
普通のマナマコ

過去には雪のように真っ白なマナマコもありました。

diary211_2.jpg
2006年2月に入った白いマナマコ

今回のは、お世辞にもキレイとは言いがたいのですが
珍しいので展示しました。

diary211_1.jpg

黒や茶色のナマコのひしめく中にあって、目立つのですが
ちょっとキモチワルイです。

そういえば

最近ちょっとマスコミデビューもした本州初記録のトゲオオイカリナマコも
なかなかのキモチワルさです。
diary211_5.jpg
こちらは、なが~い生き物コーナーで展示中。

皆さん、併せてぜひ見に来て下さい!

 

by くろすけ♀

第210回 猫か!

「光を食べる生き物」水槽にはメインのクマノミやイソギンチャク・サンゴ類以外にもいろいろな生物がいます。

その中でも特に目立つこの水槽のアイドル的な存在が・・・

210-1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このサザナミフグです。

この水槽が出来た時に採集してきた個体で、当時は小指の爪くらいの大きさでしたが、現在は全長20㎝程と立派に成長しました。

 

この種類のフグは穴の中でじーっとしたがることが多く、この子も例に漏れずよく岩やサンゴの隙間に体をすっぽり納めていました。

ところが近年ずいぶん体が大きくなってしまったため、入れる隙間が無くなってしまいました。

そこで、数年前にこんな感じ↓でサザナミフグ用に家を作ってやりました。

210-2.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると気に入ってくれたようですぐにここが定番の位置となり、水槽正面なのでお客さんにも見えやすく作った甲斐がありました。

210-3.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして現在はこんな感じ↓になっています。

210-4.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分かりますか?

こいつはサザナミフグではありません。

はい、乗っ取られました。

つい最近別の水槽から引っ越してきたモヨウフグです。

こいつはサザナミフグ以上に穴の中が好きで、サザナミフグがお出かけしてる隙に乗っ取った上ほとんど動きません。

ここ最近こいつがこの穴から出てるところを見たことがありません。

餌も穴の前に落ちてきたのだけ食べるという超出不精です。

当然サザナミフグは入れなくなってしまい不満気味です。

210-5.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、ならばもう一部屋作ってやろう。

しかも2階建てに増築だ。

210-6.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よしよし、これでフグ2匹が上下で穴の中の2ショットが期待できます。

さあ、後はサザナミフグが上の部屋に入るだけです。

そして、結果は!

 

 

 

 

 

 

 

210-7.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・

なぜそうなる!

無理があるだろ!

 

まあ、サザナミフグにしてみれば元々自分の家なので、自分が移るのは納得いかないのでしょうか。

う~ん、モヨウフグはてこでも動かないといった感じだしどうしたものか・・・

 

せっかく新しい専用ベッドを買ってきたのに、見向きもしないで入れ物の段ボールに入る猫の様です。

そのうちもっと大きくなったら自然と上にも入ってくれるかなぁ

ちなみに、サザナミフグは最大全長50㎝、モヨウフグは80㎝とかなり大型になりますのでいつかこの水槽からも卒業しなくてはなりません。

それまでは仲良くやってほしいものです。

 

最後にモヨウフグの腹立つ表情で終わりにしたいと思います。

210-8.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

 

by とーる

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