スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:Go一覧
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。
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第245回 ちょっとした試み
全国的に大流行中のインフルエンザにかかり、
最近まで寝込んでいたのは私です。どうもGOです!
今年の冬は各地で記録的な大雪に見舞われるなど、とても寒いですね。
本州最南端の串本もたいがい寒いです。
串本の海中も寒いらしく、
海岸に行くと低水温により凍死してしまった死滅回遊魚たちが
大量に波打ち際に打ちあがっていて、悲しい気持ちになる今日この頃です。
さて、最近ちょっとした試みをしています。
以前からちょこちょこと集めて、予備水槽で育てていたマアジ君たちで、
トンネル水槽入ってすぐ左のスぺ-スにイワシトルネ-ドならぬ
プチアジトルネ-ドを作れないかという試みです。
トンネル水槽の場合、これが割と難しいんですよ。
広いトンネル水槽において、入ってすぐ左のスぺ-スだけにアジを泳がすのが難しい。
しかも、このマアジ君たちはまだ小型なので、ロウニンアジやブリなどの
大型肉食魚に見つかるとたちまち餌になる可能性がある。
マアジ君たちを飼育している予備水槽は、トンネル水槽と柵一枚挟んで繋がっています。
魚はエサが良くもらえる場所を覚えるので、予備水槽と柵一枚で繋がっている場所周辺を中心に餌付けすれば、
ある程度狙った場所に居つくのではないか?
と思って毎日同じ場所にアミエビを撒きました。
そして、肉食魚たちの食欲が収まっているタイミングでマアジ君たちを少しずつ
予備水槽からトンネル水槽に移動させました。
すると予想通り、予備水槽周辺のスぺ-スで群れてくれました。
ロウニンアジやブリなどの大型肉食魚は警戒心が強く、飼育員が行き来する
予備水槽周辺にはあまり近づかないので、マアジ君たちも襲われることなく、
いい感じです。
この調子で続けていけば迫力のあるアジトルネードが
できあがるかもしれません。
by GO
第238回 ボラの功名
当館、トンネル水槽ではボラを10匹ほど飼育しています。
このボラたちは当館が行っている「一日水族館飼育係体験」プログラムでお客さんに釣り採集してもらった魚です。
ボラは一見すると地味で目立たないので、展示効果はあまり期待していませんでしたが、実は地味に活躍してくれていることに最近気が付きました。
ボラは雑食性で、主に低層に沈積した微生物や藻、原生動物や、デトリタス(生物の死骸や排泄物などの微細な有機物)などを食べることが知られています。
泥臭いから食べられたもんじゃないとよく言われるのは、そういった泥の中の有機物の成分が血液を臭くしているからだと言われています。
当館のボラも水槽に入れた後は、底の方へ行って砂の中の有機物を食べるのかな?と思っていましたが、一向に底に行く気配はなく、常に水面付近を泳いでいます。
餌の時間になると水面で口をパクパクさせて泳いでいるので、酸欠でもあるまいし一体何をしているんだろう?と思っていました。
どうやら、彼らは餌として与えている魚の切り身や、水面に浮かんだたんぱく質の油膜を食べているみたいです。それで十分餌が足りているようで、わざわざ底に行かないのでしょうかね。
実はこのたんぱく質の油膜は、オ-バ-フロ-によって海水と一緒に排水されて、ろ過槽(水をろ過して綺麗にする場所)の汚れや、つまりの原因になり、ろ過機能を低下させるので、飼育員をたびたび悩ませます。
最近、ろ過槽があまり汚れないなぁ、水の循環が順調だなぁ、と思っていたのは、ボラたちのお陰だったんですね。
ボラ君、地味で目立たないって言ってごめんなさい。
これからもトンネル水槽のお掃除よろしくお願いします!
by GO
第230回 クロマグロについて
最近、話題のニュ-スになった「水族館で飼育されているマグロはカメラのフラッシュに驚くか否か」
当館はクロマグロを飼育しており、カメラのフラッシュ撮影を禁止にしている水族館の一つであります。
各所、様々な見解で報道されていますが、当館としてはカメラのフラッシュにマグロが驚いて、
驚愕行動を起こし、壁に激突する可能性は非常に低いと考えております。
しかしながら、クロマグロが他の魚に比べて、光や音などの刺激に敏感に反応する魚であることは事実ですので、
その可能性が少しでもある限りはリスク対策としてフラッシュ撮影を禁止にさせていただいております。
ご理解とご協力を心からお願い致します。
そもそもクロマグロは自然界では、複雑な物音も障害物も突発的な光もほとんどない外洋域に生息している魚です。
従って、クロマグロは外洋で生活するために適した身体の構造をしています。
例えば、一般的な魚は耳の中にある耳石という器官により平衡感覚が生じますが、
マグロの耳石は極めて小さいため、音に対する刺激をダイレクトに受けやすいのです。
また、視力も一般的な魚に比べると高く、とりわけ動体視力が高いので、
カメラのフラッシュのような突発的な光は苦手なはずです。
また、明るい表層の生活に有利な色覚を欠いているため、
青緑の波長、つまりカメラのフラッシュなどに対する適正は低いと考えられます。
さらに、マグロは体表に沿って側線と呼ばれる振動を感じ取る感覚器官が発達しており、
微振動にも敏感に反応します。
外洋とは異なる環境下の水族館でマグロを飼育するには、
上記の事を考慮して飼育に取り組まなければなりません。
特に音、光、振動 この三つに気を付けなくてはなりません。
これこそが、水族館でマグロがあまり飼育されていない理由です。
マグロ飼育に理想的だと思われる飼育環境は、
角や障害物のない、大型の円形水槽であること、マグロが泳ぎやすいように一定方向に水流を生み出せること、
光条件が一定であること、防音設備が整っていること、マグロ以外の混泳種が少ないことなどでしょう。
実は当館でマグロを飼育している水槽は、これらの条件を一つも満たしていないトンネル状の大水槽です。
それでも、マグロは元気に飼育できています。
いったいなぜでしょうか?
これは私的な見解ですが、おそらく「畜養マグロ」だからではないでしょうか。
当館で飼育しているマグロは畜養マグロといって、
幼魚のうちから沿岸域に設置されている狭い水槽や生け簀で育てられているため、
ある程度の複雑な物音や、突発的な光には慣れており、水族館の狭い水槽でもすぐに適用し、
障害物や壁をしっかりと認識して避けることができます。
さらに、冷凍餌や、人口餌、つまり水族館で使用しているものと同じ餌で餌付けてあるので、
水族館に搬入した直後から餌を食べてくれます。
当館のマグロの飼育例はマグロの適用能力の高さを証明していると言えるかもしれません。
当館では、マグロたちの生態を肌で感じてもらおうと
マグロたちが暮らすトンネル水槽の上部バックヤ-ドを無料開放しております。
バックヤ-ドではなんと先着25名様にマグロの餌やり体験を行っております(有料1皿200円)
是非この機会にマグロに会いに来てみてはいかがですか。
by GO
第224回 子ガメタッチングinフィッシングショー大阪
去る2月4.5日と日本最大級の釣りの祭典、フィッシングショ-大阪にフィッシングタウン串本の一員として参加してきました。
串本海中公園からも当館生まれの生後半年のアカウミガメの子供を連れて行きました。
ブ-スに来て頂いたたくさん方に可愛がってもらいました。ありがとうございました。
水族館には今回持って行ったアカウミガメの子供のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまで、
三世代飼育しています。今度は是非串本まで会いに来てくださいね~お待ちしてます。
今回のフィッシングショーで気になったブースがありました。
「金魚釣り」
金魚すくいならぬ、金魚釣り 斬新です。
釣った金魚はお持ち帰りできるみたいでした。
しかも、飼育員的ポイントが高かったのが、針の外し方が徹底されていたことです。
魚は変温動物ですので、大抵の魚の体温は人間の体温より低いため、釣った魚を素手で掴んだり、触ってしまうと
やけどしたり、体表の粘膜が剝がれたりします。そうすると、体力を消耗したり、感染症の原因になったりして飼うことが難しくなります。
水族館でも展示する魚は釣り採集することがありますが、なるべく素手で触れないような方法で針を外しています。
この金魚釣りでも普段、当館の釣り採集で行っているような針の外し方が行われていたので安心しました。
ちなみに口に針が刺さる方が弱ってしまうのでは?と思われがちですが、意外と大丈夫で、釣ったその日にエサを食べる魚もいたりします。口に針が刺さるダメ-ジより素手で触ってしまう方が、魚にとってはダメージが大きいのです。
今回の金魚釣り、大変賑わっていたので、串本海中公園でも〇〇釣り…アリかもしれないです。
こうご期待ください。
by GO
第208回 一日水族館飼育係再び
先日開催された「一日水族館飼育係」体験イベントがご好評いただきまして
なんと毎月開催の定期イベントとなりました。パチパチ。
前回のイベントでは「ボラ」がたくさん釣れてボラフィ-バ-でした。
釣っていただいたボラたちはトンネル水槽に搬入され、
元気に水槽で泳ぎまわってくれています。
串本の海は黒潮の影響を色濃く受け、温帯の魚と熱帯の魚が混じり合う
日本で一、二を争うほど釣れる魚の種類が多いところです。
これから暖かくなるにつれ、お魚たちも色んな種類が釣れるようになります。
月によって釣れる魚が違ってくるので、毎回違ったイベントになると思います。
何回参加しても楽しめるイベントになっています。
今回も同行するスタッフは宇井館長と私GOが担当いたします。
そして、今回は釣りのプロの参加も決まっているとかいないとか…
第二回はどんな魚が釣れるんでしょう?
どんなドラマが生まれるか楽しみです。
◆開催日時:5月24日(日) 9:50集合、14:30解散予定。
◆集合場所:水族館入口チケット窓口前
◆催行人数:定員20名/最少催行人数4名
◆参加料金:大人1200円/小中学生700円/
プログラムはこんな感じです。
9:50 ■ 串本海中公園水族館入口に集合。
10:00 ■ ご挨拶、イベントのガイダンス。
10:10 ■ 釣り採集へ!紀伊有田港へ出発!
12:00 ■ お魚を水族館へ搬入し、釣り終了。
12:00 ■ お昼休憩(自由昼食)
13:00 ■ エサやり体験、バックヤード施設をご案内。
14:30 ■ イベント終了のご挨拶、解散。
※餌や道具はすべてこちらでご用意しますので、釣りしやすい格好で
来ていただければ大丈夫です。釣り道具はご持参いただいても結構です。
腕に自信のある方から釣りをしたこの無い方まで大歓迎です。
ご予約お申込みは regi@kushimoto.co.jpまで次の内容をお送りください。
メール題名「1日水族館飼育係予約」
メール本文:
(1) 1日水族館飼育係予約
(2) 代表者名:〇〇〇〇※フルネームでお願いします。
(3) 参加人数:大人〇名、小中学生〇名
(4) 携帯番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
当園からの返信をもちましてお申し込み受付とさせて頂きます。
自動返信ではございませんので、お時間を頂きます。
詳しくはホームページをご参照ください。
まだ空きがあるみたいなのでご予約はお早めに。
自分の釣った魚を水族館の水槽で展示してみませんか。
皆様のご参加お待ちしております。
by GO