海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:ゆーみん一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第35回 陸に上がったステラマリス!?


現在 ステラマリスは整備点検の為、お休みを頂いております。
ドック作業も順調に進んでいます。
皆さんにお会いできるまで、あともう少しの辛抱です (>_<)

整備点検?ドック?
いったいこの間、何をやっているのかというと・・・

実は、ステラマリスは陸に上がって日頃のアカを落としているのです!

さぞや気持ちいいことでしょう(笑)
なにせ1年分ですから・・・

船底にはカキやゴカイ、海藻など様々な生物が付着しています。
船体は鉄製なので、あちこちサビもきています。
それらをキレイに落としてペンキを塗り直すのです。

もちろん傷んだところは治療もしますよ。
エンジンもメンテナンスしてもらっています。

クルーはその間お休みを満喫・・・いえいえ そんな訳にはいきませんっ。

専門的な部分はプロにお任せしていますが、その他はすべてクルーの仕事。
明けても暮れても大掃除・・・結構ハードな毎日です。

せっかくなので、陸に上がるステラマリスを撮ってみました。



海に沈めた台車に船を載せて引き上げます。
作業は淡々と進んでいますが、船長達がもっとも神経を張っている瞬間です。
台の中央に載せなければ、船が倒れる危険もあります。
重みが均一にならないと船体にひずみが生じてしまう恐れもあるのです。

今年は風も穏やかで、スムーズに上陸できました。
よかった~ (*^_^*)

ちなみに、後ろに見えている建物は串本の漁港です。
今年上陸した台風通過の際に、TV中継で観た方も多いのでは・・・
映っていませんが、崩れた屋根の修復も進んでいる様子。

はやく皆さんに会いたいなぁ。
ピカピカになったステラマリスで、皆さんとお会いできる日が楽しみです。

by ゆ~みん

第26回 サンゴはどうぶつ? ―誕生の巻― プラヌラ編


まずはこの映像から。



小さなツブツブは、よく見てもらうと水の中でくるくる回っています。
実はこれ・・・イソギンチャクの赤ちゃん(プラヌラ幼生)です。
ほんとはサンゴのこの姿を見てもらいたかったのですが、いい映像がなくて・・・(涙)

イソギンチャクもサンゴも、この頃はほとんど同じなので、どうぞご理解を。

そして、見てもらいたいのは次の映像!
私はこの姿を見たとき、正直 目が点になりました(笑)



これもサンゴの姿(プラヌラ幼生)なのです!
この映像は小さな容器の中ですが、海の中では流されながらもこのように泳いで
やっとのことで海底にたどり着きます。

サンゴの赤ちゃんには数々の苦難が待ち受けています。
生まれてからこの間に、無数のサンゴ達は食べられて、その短い生涯を終えます。

海底にたどり着いたプラヌラ幼生は、自分の好みの場所を探します。
伸びたり、縮んだり、ぴょんぴょん跳ねたり~ とけっこう活発に動きます♪
上の映像はまさにこの頃の姿なんです。

やがて、選んだその場所へくっつきます。
サンゴの場合、くっついた場所がその後のサンゴ人生を大きく左右します。
ここが好きなところへ引っ越しできるイソギンチャクとは違うところ。
「イソギンチャクっていいなぁ」
・・・と思っているかもしれません。

そして、ついにサンゴは変身するのです。

この続きはまたいつか。

by ゆ~みん

第25回 サンゴはどうぶつ? ―誕生の巻― 卵割編


「サンゴの赤ちゃんて、どんな姿なんだろ?」
きっかけは、ちょっとした疑問でした。
「じゃあ、観てみるかい?」
ちょうどサンゴの発生について調べていたI氏に、徹夜で見せてもらったのは、まだ私が実習生の頃の事です。なつかしい・・・

サンゴは生まれて2~3日でプラヌラと呼ばれる幼生に変わります。
ダイジェストで紹介しましょう。

→
直径1mmほどの卵 少しヘコみます → 分割が始まります
→
8分割・・・ → 64分割くらい?・・・
→
表面がなめらかになってきます プラヌラ幼生 誕生

写真では大きさがまちまちですが、実際は直径1mmの卵の中での出来事です。
ちなみにサンゴのタマゴには、鳥の卵のような硬い殻はありません。
プラヌラ幼生は卵膜と呼ばれる薄い膜を破って誕生します。

時間を追って細胞が分裂し、幼生の姿へと変わってゆく様子を顕微鏡で観察するのは、根気が入ります。
発生が進むのは夜中から朝にかけて。
故に、あくなき睡魔との戦いなのです。
とにかく眠いっっ。
連日サンゴの産卵を観察して、その直後からの徹夜。
しかも相手は生き物。待ってはくれません。
うっかり寝てしまおうものなら、取り返しがつきません。
最悪の場合、来年まで待たなければならないのです。
睡魔と戦いつつ、1時間おきに手際よく観察します。
顕微鏡のライトで長時間照らしていると水温が上ってしまい、奇形になって死んでしまうこともあるので注意が必要です。

この時点ではまだ親サンゴとは似ても似つかぬ姿。
写真ではよく分かりませんが、プラヌラ幼生の体の表面には、せん毛と呼ばれる細かい毛がたくさんあります。
やがてそのせん毛を使ってゆっくり回転を始めます。
そして、プラヌラ幼生は泳ぐのです。

次回はこのプラヌラが泳ぐ様子を紹介しますね (^_^)/

by ゆ~みん

第24回 秋の風物詩


朝晩、ずいぶん涼しくなってきました。
町内の小・中学校では運動会も終わりました。
稲刈りが終わった田んぼのあぜ道には、彼岸花が咲いています。
そろそろ秋祭りの季節です。



この頃になると、毎年同僚から祭りの練習の話しをちらほら聞くようになります。
夜になるとあちこちで祭ばやしの笛や太鼓が鳴り響きます。

串本では、地区ごとにお宮さんがあり、それぞれお祭りをします。
どの地区でも御輿を担ぎ、獅子舞を舞わして奉納します。
祭前夜の「夜宮 ヨミヤ」・祭当日・後夜祭の「座払い ザバライ」と3日間にわたるお祭りです。

夏祭りのように大きな規模ではないけれど。
昔に比べ若者衆は少なくなっているようだけれど。
同僚達も、地の神様を敬い、祭を受け継ぐことに誇りをもっているようです。

よそから来た私には、そんな同僚達が少しうらやましいです。
10月中旬頃は、もしかしたら海中公園に舞いに来た獅子舞に出遇えるかもしれませんよ。

by ゆ~みん

第15回 サンゴはどうぶつ? -産卵の巻-


当水族館のメイン水槽のひとつである「串本の海」水槽。
その中でも一際目立つ中央の擬岩の上にいつも鎮座している緑色のサンゴがあります。
とっても目立つ場所にいるはずなのに、なぜかあまり注目されない地味~な奴です。


名前はエンタクミドリイシ

目立たない理由は、ひとえに背景に溶け込むしぶい色と、普段まったく変わり映えのしないその姿。
一見すると植物のよう・・・

でも、れっきとした動物です。

表情が見えないサンゴ達にも、動物らしい一面をうかがわせる機会があります。
それがサンゴの産卵です。

しかし、しかし!
やっぱり地味なサンゴだけあって、産卵するのは人目に触れない夜遅く
・・・極度の恥ずかしがり屋さんなのです。

でも、今回はその瞬間をスクープしました!




エンタクミドリイシ 大水槽内での産卵

サンゴの上に無数にある白いツブツブが卵です。周りの明かりが強いので白く見えますが、ほんとうは淡いピンク色をしています。
恥ずかしがり屋のくせに、生み始めてしまったら 明るくしてもヘッチャラです。
チョウチョウウオにつつかれたって、まったく動じません!



ちなみにチョウチョウウオはサンゴの卵が大好物。

産卵前には集まって、ご馳走が出てくるのを待っています。

だーかーら、この時期のチョウチョウウオはかなりのメタボっ腹なのです(笑)

今回の産卵は夜10時過ぎ。
予測が難しいので、観察しても無駄足に終わる日がほとんどです(涙)
観察する側としては大変ですが、サンゴ達も生き残るために必死。
こんなにたくさん卵を産んだって、生き残れるのは極わずか
だから、多くの魚達が寝ている時間に合わせて・・・夜中こっそり産むのですね(*^_^*)

今回見られた大水槽のサンゴの産卵です。



by ゆ~みん
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