海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:くろすけ♀一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第202回 スッキリ!

朝起きるときは、携帯アラームを30分前からスヌーズでだらだら鳴らしながら起きる派です。

くろすけ♀です。

ごぶさたしてます。

とーる氏が「なんで最近はオレばっかりなんじゃ~(`_´)/」

とキレるので、書きます。書きますとも。心を入れ替えて。

 

さて~

今はもう、収まったのですが、

ちょっと前まで、水族館の周りが、とてつもなく臭ったんです!

 

ちなみに、一般の皆さんが水族館の裏側に来ると、

「臭い」と思うと思います。

バックヤードツアーなどで裏側に入ってこられたとき、

優しい方は、「潮の匂いがする~」とかいってくれますが、

正直なお子様などは、

「くさっ!」っていいます。

生臭い魚の臭い、時々何かが腐った臭い、その他いろいろ。

 

でもね、今回はその臭いとは違いました。

今回というか、毎年この時期思ってたんです。

ああ臭いなあ~、この時期になるといつもだなぁ。

で、この臭いを嗅ぐと蘇ってくるあの記憶。

 

まだ私がナウでヤングなギャルだった頃、

ある日の夕方、研究所の私たちの部屋に、ある動物が入り込んで、みんなで捕まえようとしたら

人生で嗅いだことのない、目にしみるような臭いが充満したんです。

それが、かの有名な「イタチの最後っ屁」

感動しました。

そしてそのまま帰りました。

だって、もう部屋にはいられない。

 

 

なので、私は毎年、この臭いはイタチか何か動物の、おしっこの臭いだと思っていました。

季節限定なので盛りのついた野良猫or動物のおしっこの臭いかも、とも思っていました。

そして、今年も盛大に臭う中、元館長さんが

「もしかしたら、虫が大量にたかっている、あの木かなあ」

と指を差し、

何百匹というハエやハチやアブがたかっている、低木の枝の間に顔を突っ込むと

のけぞるような臭いが鼻の奥を駆け抜けてゆきました。

 

diary202_1.jpg

diary202_2.jpg

その木の名前はハマヒサカキ。

海岸に多い木で、榊(サカキ)の遠い親戚みたいです。(科がいっしょ。モッコク科)

その花の匂いはプロパンガスに似て、異臭騒ぎが起きたこともあると、ウィキさんに出てました。

言われてみれば、風に乗ってほのかに漂う臭いはガスの臭いです。

葉の根元にずらりと着いた白いのが花。

可憐なのに臭いは強烈なのです。

 

臭いはアレですが、でも私は、長年の謎が解けてスッキリ!

ああよかった。

これから、罪のない猫やイタチを疑わなくてよいわ~。

と胸をなで下ろす、ある冬の日なのでした。

 

ちなみに、そらすずめさんは、「そんな臭い、するか~?」でした。

(゜゜;)エエッ

 

by くろすけ♀

第194回ヒゲハギ

10年ぶりに珍しい魚が入りました。

 

 

それがこちら

 

diary194_1.jpg

 

えっ、どこにいるかわからない!?

真ん中のウミウチワ(肌色のうちわみたいな形のサンゴ)の上の方ですよ。

じゃあ、近くによってみますね。

 

diary194_2.jpg

わかりました?

ヒゲハギっていいます。

(1匹です。たまに2匹ですか?って聞かれますが、上に写っているのは水面に反射したものです。)

 

diary194_4.jpg

 

体に皮弁(ひべん)と呼ばれるヒゲのようなものがたくさん生えているのが、特徴であり、名前の由来です。

カワハギに近い仲間で、ヒゲがなかったらカワハギと間違えるかも。

でも、飼ってみると性格は全然違います。

カワハギは、終始泳ぎ回って落ち着きがないけども、このヒゲハギはあまり泳がず漂うようにしてじっとしてます。

だから、お客さんが水槽の中で見つけるのもちょっと大変かも。

でも、この動かないのも彼らなりの生きるための戦略というか、何というか。

この体で海藻の中に紛れてじっとしてれば、敵に見つかりにくく、また、獲物も知らずに近寄ってきて捕まえやすいですよね。

 

 

2月の初め頃、漁師さんの網にかかって、水族館に持ってこられたときは、瀕死の状態だったのですが

私が愛情いっぱいに育てたせいか、入ってひと月もたたないのに今では

 

diary194_5.jpg

 

手から

 

diary194_6.jpg

 

餌を食べるようになりました!!

 

 

っていうか、生きる戦略のイミは!?

 

 

ま、まあ元気になったのでよしってことで・・・

 

皆さんも水族館に来たら、このヒゲハギ探してみて下さい。

10番のヤギ類・ツノサンゴ類の水槽に入ってます。

いつもだいたい

水槽奥の上の方でじっとしてます。

 

by くろすけ♀

第188回 会いたかった~!

なにをかくそう
(かくしてもいないけど)
わりと虫が好きです。

子どもの時は昆虫採集が大好きでした。
でも、集めて標本を作ってながめる、とか
飼育にチャレンジする、とか
そんなアカデミックな子どもではありませんでした。
なんとなく珍しい虫を捕るのが楽しい。
ま、そんなゆるい感覚で、虫捕りにいってました。

そんな少年の心を持った私もやがて年頃になり
ゴキブリ気持ち悪い~、クモこわい~なんて悲鳴をあげたときも
ありましたが(あったかな?)
串本に来て、八重山に赴任して、そんでまた串本に戻ってきて
すっかり少年の心を取り戻している自分に気がつきました。

携帯の写真のデータを見ると、虫がけっこう出てきました。
だって、潮岬に住んでいると面白い虫たちにたくさん会えるですよ~。

その中のお気に入りをちょっとだけ紹介します。

が!!決して万人受けするような写真ではありませんので
虫が苦手な方は、ご注意!

ではいきます!

 

 

 

 

 

diary188_2.jpg

まるで、あの有名な「風の谷のナウシカ」に出てきたような蟲!
これを初めて見たとき、心が躍りました!
うれしさのあまり、会社で「王蟲みたいな虫がおった!」って報告したらば
「それはないわ~」ってばかにされてたの、よ~く覚えています。
ええ、覚えています。(2回言った)

で、ついに撮った証拠写真がこれです。
みんな、「おお~、ほんまや~」と納得してくれました。

名前がわからなかったので、ネットで調べるときも、
「ナウシカ 王蟲」などで検索したら、やっぱりおんなじ事を考える人はいるんですね。

出てきました。
その名は
オオヒラタシデムシ
の幼虫でした。

小動物の死体やフンを食べる森のお掃除屋さん、だそうです。
甲虫の仲間で成虫になるとまた全然違う形になるんですが
(写真では、フンコロガシを平べったくしたような形?)
それはまだ実物を見たことがありません。
いつか見てみたいな~

 

で、もう一つは、個人的に
「懐かしいなぁ、キミ!
15年以上は会ってなかったよね。
近くに住んでるって噂は、時々聞いてたんだけどさ~」

みたいな気持ちにさせてくれた虫

 

 

diary188_1.jpg

ワモンゴキブリ

これはもう、八重山に赴任してたころ
よ~く出会いました。
普通のゴキブリよりも大きくて、首(正確に言うと胸部)のところに白っぽい輪紋があるのが特徴です。
心なしか動きものんびりで、この写真を撮るときもじっと動かず、接写で撮らせてもらえました。
こののんびりしたところが、いかにも沖縄っぽくて好きです。

昔は沖縄などにしか住んでいませんでしたが、
最近は暖房の発達で北海道にまでいるそうです。

ちなみにこの写真、会社の従業員トイレで撮りました~!

 

ということで、お楽しみいただけましたでしょうか?

 

diary188_3.jpg

え!?

まあまあ、また次回は美しい生きもののお話などを
ご紹介したいと思います。
たぶん。

 

 

by くろすけ♀

第184回 コーラルロード夏編 続き

さびうらの浜、またの名をコーラルロード
夏の見所 続きです。

咲き誇るハマユウを愛でながらざくざく歩いていると
ふと足下に可憐な花を発見!

diary184_1.jpg

ハマゴウです。

あっつい炎天下の砂浜を海に向かって伸びる何本もの茎。
その茎の所々に青紫色の花がついてます。
一見すると地味だけど、よく見るとかわいらしい。
せっかく歩きやすく整備してある散歩道を遠慮無くまたいで生えているので、
「何だ、この邪魔な草は!」
と思わず、暖かい目で見てやって下さいまし。

diary184_2.jpg

ちなみに昔、このハマゴウの種を集めて枕の中身に使ったそうです。
ハマゴウは浜香とも呼ばれるように、ハーブのようないい香りがする上
何と虫が来ない!と、いいことずくめ!

と、生まれも育ちも串本の当館館長が申しておりました。
 

コーラルロードも半ばまで来たところで
海岸では目を引くオレンジ色の花を発見。

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オニユリです。

近づいて写真とりたいけど・・・・

ハマユウ群団に阻まれて近づけず。

diary184_3.jpg
 

でも、こんな過酷な環境で咲く百合なんて。
さすがオニだわ・・・

と感心しながら、さらに歩く。

 

と、ここで、浜を歩くときの心得。

その1 足下をよく見るべし。
 

なぜなら、浜にはヒトに優しい植物ばかりではありません。

その1つがこれ!

diary183_6.jpg

ハマアザミ!

葉がぎざぎざで鋭いトゲがあります。
毒は無いけど、触るととってもイタイ!

サンダルなんかで歩いていて足下にコレが敷き詰めるようにあったりなんかすると
痛くてたまらん!まさに「針のむしろ」なのです。

その2 サングラスあればなおよし。

真夏のコーラルロードは目がちかちかするんです。
なぜなら、足下の真っ白いサンゴ(の骨)が真夏の太陽を反射して
レフ板なみの効果があるんじゃないかと・・・

diary184_4.jpg

上からも下からも夏の太陽の恩恵を預かるので
目の保護にオススメします。

その3 帽子必須!(日焼止めも!?)

日陰は全くありません。
浜風があると心地よいので、うっかりすると大変なことに。

以上、気をつけてくらんしよ。

 

さて、コーラルロードも終点。
「筆島」までやってきました。

筆島のアップを撮り忘れたので、途中の画像。

diary184_5.jpg

筆島。
それは コーラルロードのシンボル

岩が崩れやすいので上ってはいけません。

この辺りにはきれいな貝殻もいっぱい落ちていて
貝殻拾いには最適です。
 

で、この辺の植物といえば

diary184_7.jpg

ダンチク

3mはあろうかという、ヨシを巨大化したような植物。
子供の時、これはサトウキビだと思っていた・・・

diary184_6.jpg

台風の強風にも耐え、非常に丈夫な植物です。
防風林の役割も果たしてるとか。
台風銀座と呼ばれる串本を守っていると言っても過言ではない!?

 

ということで、夏のコーラルロード散歩。
片道ゆっくり歩いて10~15分位。
気が向いた方は是非、歩いてみて下さい。

 

おまけ

ダイビングパークで満開のハマボウ

diary184_8.jpg

さすがハイビスカスの仲間!
華があるわ~!

 

by くろすけ♀

第183回 コーラルロード夏編

dairy183_1.jpg

 

昨日明けたみたいです。
梅雨明けとともに夏全開って感じで
紫外線が肌に食い込む食い込む・・・
 

と言いながらも、梅雨明けに浮かれて
目の前の浜を散歩してみました。

diary183_2.jpg

さびうらの浜、またの名をコーラルロード。

 

浜に降りようとすると、可憐なハマナデシコがお出迎え。

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可憐な割にはタフで丈夫。
さすが「なでしこ」。

でも、花のシーズンはそろそろ終わり。
また、来年ね!と別れを惜しみつつずんずん降りていくと

今キテルお花に出会いました!

diary183_4.jpg

ハマユウ!
南紀を代表する花です。
なんでか、というと
かの有名な万葉集にかの有名な柿ノ本人麻呂さまが詠んだ歌があるからです。

み熊野の浦の浜木綿百重なす 心は思へど直に逢はぬかも 

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熊野の浜のハマユウのように幾重にも恋心を重ねているけど、直接会えないんだよねえ

切ないコイゴコロを歌った歌です。

ただ、私としてはこの花にあまり繊細な恋心は似合わないと思うのですが
(あくまで個人の感想です)
なんて言うか、豪快な感じがするんですよね。
葉っぱなんか、分厚くてぴかぴかつやつや、生き生き。
生命力を感じます。

なので、南紀の海にはぴったりの植物ですけどね。

ハマユウ今見頃です。

コーラルロード夏編
も少し続きます。

 

by くろすけ♀

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