海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】スタッフ:くろすけ♀一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第234回 夏はご用心!
第226回 思うようにならない
第220回 秘蔵っ子
第217回 昼下がりのウニたち
第214回 わりとミクロの世界
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第234回 夏はご用心!

子供の頃からケガといえば、転んで膝や手をすりむいたり、
部活で(中学校はバスケ部)ねんざしたり突き指したりするくらいで
骨を折ることもなく、この歳まで健やかに暮らしてきましたのに~

ついうっかり電気鉋で指を削っちまいました~
くろすけ♀です。

でもご心配なく、今、指先、絶賛再生中です!
指って生えてくるんだな~って、お父さん私初めて知りました(○ね子風)

ということで、夏はいろいろうっかり危険も多いってことで(強引)、
今世間はヒアリが大フィーバーしていることですし、
皆さん自然を求めて、海や川へ露出の多い姿で出かけることも多いでしょうから
この際、海で気をつけたい生きものベスト3・主に錆浦ビーチバージョンを紹介します。

まずはこれ

diary234_1.JPG
イラモ

一見海藻のように見えますが、実はクラゲの仲間。
岩場に生えていて、触ると刺胞が飛び出して刺されます。
イラモのやっかいなところは、刺された後腫れて水ぶくれになって
痛がゆいので掻くと、水ぶくれが破れてそこにばい菌入ってまた炎症するという
めんどくさいことになります。
広範囲に刺されたり、炎症がひどいときは、お医者さんに見てもらいましょう。

 

次は

 

diary234_2.jpg
ガンガゼ

 

まさに刺されたら痛そうなトゲの長いウニの仲間です。
これも岩場によくいます。
トゲには毒があり、刺さるとずきずき痛みます。
また、トゲは細く折れやすく返しがついているので、刺さると抜けずに皮膚の中で折れます。
痛みがひどい時や深く刺さったり、大量に刺さったときはやはり病院で見てもらった方がいいでしょう。
 

最後は

 

diary234_3.JPG
オハグロガキ

 

え!?オハグロガキって毒あるの?って思われた皆さん。
安心して下さい!ありません!!(古い!?)
じゃあなぜ危険かっていうと、オハグロガキの殻は結構ギザギザが鋭くて
その上で転んだりするともう大変。
泳いでいて岩場に手をおいたりする時も、そこにカキがあって素手だと手を切ったりします。
深く切ったときは病院へ。
 

とまあ、他にも紹介したいものはあるのですが
長くなるので、この辺で。
海でのスノーケリングや観察は生きものが多い磯がおすすめですが
刺す生きものも多いので、なるべく肌の露出を控えて
磯では走り回ったり、岩の上から海に飛び込んだりせず
(うれしくてはしゃぎたくなる気持ちはとてもわかるけど)
静かにゆっくり観察するのがベストです。
その方が生きものも隠れず、出てきてくれます。
 

とにかく、長い夏、
皆さん、ご安全に~!

by くろすけ♀(朝ドラにはまっている)

 

おまけ

diary234_4.jpg
夏だ~!!小躍りオオアカヘビヒトデ

第226回 思うようにならない

カイメン動物を飼育しています。

 

カイメンとは

こんな感じの動物です。

P3140012s.jpg

P3140006s.jpg

英語ではスポンジと呼びます。

スポンジとは、あの食器や体を洗うときに使うスポンジ。

もともとはこのカイメン動物を加工して使っていたそうで、
今私たちが主に使うのは、ウレタンとかメラミンとかで作られた人工のスポンジです。

 

解説にもあったように、とても原始的な動物なので
うちの水族館では、分類順に並べられた水槽の一番初めにこのカイメン動物を展示しています。

基本、地味だし、生きものに見えないものも多いので

P3140005s.jpg

多くの人はスルーしていきますが・・・

でも、カイメンの中には、きれいな色をしたものや面白い形をしたものも多くて
そういうのが手に入って展示した時は、たまに気がついた人が「おっ」って
思ってくれてると思いたい・・・

P5250002s.jpg

でも、やっかいなのが、だいたいこういうきれいなカイメンは
飼おうとするとうまく飼えない
長期間飼育するのがムズカシイのです

エサもよく分からないし

ちなみカイメンは体の表面から水を吸むのと一緒に
エサとなる有機物や微生物をとりこんで栄養にしています。

でもね、聞いて下さい。

なかなかうまく飼えないカイメンですが
水槽によっては、エサもやらないのに勝手にばんばん成長して
排水口にも生えてつまったりとか
(これ一大事!水槽から水があふれて大変なことになる!
水族館の中が水浸しになる~!!)
サンゴなどの展示生物の上を覆ってしまったりとか
(サンゴ死ぬ~!)

P3140002s.jpg
ウミシダ水槽に勝手に生えるカイメン(クリーム色のもこもこしたやつ)

P3140004s.jpg
造礁性イシサンゴ類水槽に勝手に生えるカイメン(白っぽいひょろひょろしたやつ)

じゃあ、この水槽にばんばん生えるカイメンを
飼えばええやん?
と思いきや、カイメン水槽に入れると
あら不思議!
いつの間にか消えて(死んで)無くなってしまうのですよ。

手を掛けるとうまく育たなくて
放っておくとうまくいく・・・

 

でも、最近は少しずつ飼育のコツがわかってきて、
比較的長く飼えるカイメンの種類もわかってきて
何とかかんとか、がんばってます。

 

 

 

ま、基本放任主義ですが・・・

 

by くろすけ♀

オオカイカムリが背負うカイメンも放置してるけど元気
P3140011s.jpg

第220回 秘蔵っ子

以前、当水族館のFacebookで紹介されていた、

ハムいちくん秘蔵のベニカエルアンコウ

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がトピックス水槽でのデビューを終え、私の担当するキサンゴ水槽にやってきました。

diary220_1.jpg

キサンゴ水槽

 

 

でもね、この秘蔵っ子、体長が5cm位しかありません。

色もキサンゴと似てるし

入れたら最後、見つけられん

餌やるときどうする?

と思わないでもなかったのですが、

えい、と入れてしまいました。

 

カエルアンコウの餌やりは、棒の先にエビとか魚をつけて

目の前にそれをちらつかせてやります。

お腹空いてるとぱくっと飲み込みます。

 

 

それで案の定入れたら一瞬で隠れて見えなくなりました・・・

 

 

 

そこから数日姿が見えなかったのですが

キサンゴたちに餌をやるとき

運良く見つけたので、オキアミを棒の先につけてやったらば

ぱくぱく食べて、よかったよかったと胸をなで下ろし

また数日後、そろそろ餌をやらないと、と探していたところ

 

 

 

いた!すぐそこにいた!

 

diary220_2.jpg

おわかりいただけただろうか?水槽右上をよくご覧下さい。

 

 

diary220_3.jpg

 

 

 

 

 

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水槽右上の排水口の横。

水面に顔を向けてじっとしています。

 

 

餌やりは水槽裏からなので

裏に回って水槽をのぞくと

 

 

 

 

diary220_5.jpg

 

 

近!

ま、まあ・・・餌やり、超楽やけど・・・

 

 

オキアミを3匹ほど食べて

秘蔵っ子はまた姿を消しました。

 

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以後、お腹が空くとここで餌がもらえるのを待っています。

 

 

ベニカエルアンコウ・・・・

かしこい子。

 

 

 

 

ベニカエルアンコウ、当館にお越しの際には

キサンゴ水槽で探してみて下さい。

 

 

 

by くろすけ♀

 

 

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イボヤギが増えすぎて排水口が詰まりそう・・・ドキドキ

第217回 昼下がりのウニたち

夏休みが始まると、毎日が飛ぶように過ぎていくだろうと

夏休み前は思っていたけど、

やっぱりあっという間に7月が終わり、8月に突入していたことに

今更ながらびっくりする、クロスケ♀、猛暑でも食欲が落ちない、です。

 

暑くなってくると、何かイライラして、

「あ~、水槽でも見て、癒やされよう~。」って思いますよね。

私も一日の仕事終わりに水槽をぼーっと水槽を眺めるのが好きです。

 

先日「串本の海」水槽をぼーっと眺めていたらちょっと面白いことが起きました。

2匹のシラヒゲウニがお互いに近寄っていってます。

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あ、ぶつかります!

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お互い管足を伸ばして、なんかわしゃわしゃやってます!喧嘩が始まった!?

右のウニが左のウニの石(矢印)を引っ張ってます!

(女同士の喧嘩で髪を引っ張り合うようなもんですか!?)

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あ!!右のウニが左のウニの石を引っぱがしました!!!

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でも左のウニも負けてません!

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左のウニ(ウニ子):「これは私が見つけた大事な石よ!!」

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右のウニ(ウニ美):「この石はあんたにとって豚に真珠よ!本当に似合うのは私だわ!!」

 

とうとうウニ美がウニ子の石を奪い取った模様。

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そして略奪した石を頭に飾り、悠々とウニ子の横を通り過ぎるウニ美であった。

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ウニ子:「ウニ美、許さないわ・・・」(つづく)

 

まるで昼下がりのドラマのような展開が私の脳内で繰り広げられました。

まだ8月も初旬なのに、私疲れてますかね!?

 

暑さ厳しき折、皆さんもお体ご自愛下さい。

 

by くろすけ♀

第214回 わりとミクロの世界

最近一つ歳を取ったくろすけ♀です。
心はいつも20代です。
心がけていることは、「小さいことは気にしない」です。


ですが、気になってしまうこともあるんです。


先日も何気なく、自分の担当水槽を見ていたら
オニヒトデの体から煙が出ている!

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まあ、今となっては答えは知っているんですけどね。

でも、最初見たときは、なんじゃこら!と思いましたよ。
最初は放精かと思ったのですが、
よく見ると体の表面全体から白い細い糸が出ている。
いや、もっとよく見るとトゲから出ている。
もともっとよく見ると、何か鳥の羽みたいな感じ?

diary214_1.jpg












水流にたなびいているかと思えば、時々ピッと引っ込めたり
また、伸びたり
不思議な感じです

実は、これクラゲムシの一種なんだそうです。
クラゲムシって、クラゲなんだか虫なんだか
どっちなんだっ!思うけど
クラゲの仲間だそうです。
でも、いわゆるクラゲのような傘をぴこぴこ動かすタイプではなく
体は平べったくアメーバーのように動き回る、そんな生き物。
で、羽のような白い糸は触手で
これで、水中の有機物をからめとって
食べているらしいです。

実は、クラゲムシの仲間はこれが初めてではなく
前にも、隣のナマコの水槽で発生したことがありました。
その時発生したのは、ベニクラゲムシでした。
こちら(クリックするとマリンパビリオンのPDFファイルがダウンロードされます。)

これよりはずっと小さく、体も半透明なのか
全然目立ちません。

ヒトデのトゲに付いている、白っぽいプクッとしたヤツが本体

diary214_3.jpg

























あと、なぜかオニヒトデがお気に入り。

オニヒトデの入っているヒトデ水槽には
他にもマンジュウヒトデやらアオヒトデやら
フトトゲヒトデやら入っているのですが
それには付いていないもよう。

オニヒトデって、名前も悪いし
実際、サンゴ食べてしまうし
棘には猛毒があって、刺されると人が死ぬこともあるし
害でしかないようなイメージもあるのですが
このクラゲムシにとっては
何か役にたっているのかなあ。
でも、海では見たことがないので
この水槽に限った、
レアなコンビネーションなのかもしれません。

ご見学の際にはぜひ、目をこらしてご覧下さい。

最近、小さいものが見にくい
でも「小さいことは気にしない」
くろすけ♀でした。

by くろすけ♀

おまけ
オニヒトデの足はわりとかわいい。

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