海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】2019年04月一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第265回 平成最後の日 アルゴス放流第1弾終了

今日で平成が終わります。

そして、去年の11月25日に放流したアカウミガメ、「うめ」と「みかん」のアルゴス衛星追跡も、終わります…

 

みかんは1ヵ月で受信途絶してしまいましたが、うめはその後もずっと順調に受信していました。

が、4月8日の受信を最後に音信不通となりました。

↓がうめの軌跡です。

うめブログ.png

最終的には

追跡日数 134日

総移動距離 約6200㎞

串本からの直線距離 約3300㎞

最終位置 北緯36.53833°,東経172.49776°

といった感じです。

 

結構遠くまで行きましたが

追跡期間は半年~1年を想定していたので、ちょっと早い終了となってしまいました。

本当に残念です…

とは言え、うめの結果には十分満足しています。

ここまで追跡できれば、うめが太平洋を横断する大回遊へ向かっているのは確実です。

串本海中公園で繁殖したアカウミガメも、野生個体と同様に大回遊経路を辿るケースが確認できました。

この結果が得られたことは、一先ず今回のアルゴス放流が成功であったと言えます。

 

ちなみに、信号が途絶した原因はサメなどに襲われて死んでしまったか、発信器が外れてしまったか、でしょうか。

正確なところは確かめようもありません。

 

ともあれ、これでアルゴス放流の第1弾は終了です。

そして、5月26日には第2弾のアルゴス放流を行います。

今度は、海中公園で繁殖し産卵するまで成長した成体のアカウミガメ(♀)に発信器を付けて放流します。

そして、野生でも産卵するのか?どこで産卵するのか?そのあとはどこへ行くのか?を探ります。

お楽しみに

 

最後に…

こういった実験は1度2度やっただけでは正確な結果とは言えませんので、

継続してサンプル数を増やしていくことが大事です。

ですので、今後も定期的に発信器を付けた放流を行いデータを集めていきたい…

けど…お金が…

無理かなぁ…

 

by とーる

 

第264回 海を味わう

 

こんなことを言ってしまうと初っ端からドン引きされそうですが、

他人には理解してもらえない自分だけの秘かな楽しみってありますよねー。

 

例えば

ペットの足の裏を嗅ぐのが好きな人。

とか

 

アイスクリームの蓋の裏に付いたやつを食べるのが好きな人。

とか

 

部屋では全裸で過ごしている人。

とか・・・

 

で、

私の秘かな楽しみとは

 

ダイビング中にこっそり海水の味見をすること。

7.JPG

 

季節や地域によって意外と味が違うんですよねー。

 

・・・とはいえ、私は別にグルメでもなんでもなく、

そもそも海水すら時に美味しいと感じる私の味覚が正しいはずもないのですが、

毎年この時期になるとふと思うのが、

 

 

海水が青臭くて苦い。

1.jpg

なぜか春濁りの時期になると海水が青臭く苦く感じます。

 

春濁りの主な原因は植物プランクトンの発生によるものですが、

もう一つ、この時期大量に繁茂するのがフクロノリ。

3.jpg

 

そこら中がフクロノリだらけになります。

4.JPG

 

そしてフクロノリの胞子もまた海を濁らせます。

5.JPG

 

・・・ではフクロノリがこの時期の海水に苦みと青臭さを与えているのでしょうか?

というかそもそもフクロノリって誰も採ったりしてないけど、食べられるのでしょうか?

 

そこで・・・

8.JPG

はい。拾ってきましたー。

 

それではいただきまーす。

9.JPG

・・・

シャリッ…

モグモグ…

んーー!ぺっぺッ。。

青臭い!まさにこの時期の海のあれだ!

リンゴの皮だけを食べているかのようなビミョーな食感の後にものすごい青臭さが襲ってきました。

でも・・・

苦くはないね。

 

ということで、

少なくともフクロノリの胞子や欠片が海水の臭みの一部になっている可能性がありますが

苦味の原因についてはよくわかりませんでした。。

 

一つ分かったことがあるとすれば、

フクロノリは食べなくても大丈夫だということですね。。

 

 

因みに

これまでで一番美味しかった海水は某真鯛の養殖生け簀の近く。

6.JPG

 

これでもかと濁った海水に謎の旨味を感じました。

10.JPG

 

潜水後、一緒に潜った方々にここの水、美味いですね!と言ったら、

見事にドン引きされてしまいました。。

 

 

良い子は決してマネしないように。

 

by ひらりん

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