海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】2019年03月一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第263回 昭和も遠くになりにけり

ついに明日、新たな元号が発表されますね。

いろいろな方が新元号を予想していると思いますが

我々もそんな話をしてたりします。

 

 

さて、偉い方々が元号を決めるにあたって

いくつかルールがあるのが有名ですが

その中に「漢字二文字」というのが有ります。

海の中にも漢字で書くと二文字になる生き物が沢山います。

今回はそんな生き物をちょっとだけ紹介。

 

 

まずは

 

 

 

 

263-kurage.jpg

 

海月

水母とも書きます。

私個人的な意見で言いますと海月のがオシャレだなと思います。

この海月は蛸海月です。

 

 

続きまして

 

 

263-hitode.jpg

 

海星

人手でも良いそうです。

ただ、私個人的な意見でいいますと海星の方がオシャレかなと。

この子は鬼海星ですね。

字面の強さよ。

 

 

263-namako.jpg

 

海鼠

数年前に入った梅花海鼠です。

また入らないかな。

 

 

 

263-syako.jpg

 

蝦蛄

今日もえらくべっぴんに撮れた紋花蝦蛄です。

漢字で書くと漂う中国の故事成語感。

 

 

 

263-gokai.jpg

 

沙蚕

この辺の仲間の総称です。

この子は鬼磯目ですね。

何で漢字でこうやって書くのに

読み方の一文字目が『ご』なのだろう考えた時に

「なるほど、西遊記に出てくる沙悟浄の『ご』と一緒だ!」

と一人で納得していましたが一文字目は沙悟浄の『さ』でした。

誤解でした。

 

 

 

263-kasago.jpg

 

笠子

鰭長笠子です。

ホントは倍良にしたかったのですが

泳ぎが早すぎてキレイに撮れなくて。

動かないし可愛いしでフォトジェニック。

 

 

 

そして最後に

 

 

263-tamakai.jpg

 

魂交

今回、調べてみてビックリしました。

漢字で書くとかっこいいですね。

見た目も名前もかっこいいなんて凄い。

平等院鳳凰堂みたいな。

綾小路麗華みたいな。

 

 

 

 

ってなわけで。

新元号何になりますかねー。

 

by ハムいち

第262回 ハゼのかたち

皆さんはハゼといわれてその形を想像できますか?

 

 

ハゼは川、池、海、そして今や街中のペットショップでも見かけるメジャーなお魚

 

一般的なイメージは

体が細長くやや横に扁平で、お腹に吸盤状の鰭を持っていて、

石やガラスにそれで引っ付いていたり、水底でじっとしていたりする姿だと思います。

確かに川などで流されないようにくっ付いている姿が印象的だと思います。

 

近くですと古座川町の「滝の拝」でのボウズハゼの滝登りが有名です、

また海中公園前の磯にも吸盤を持つアゴハゼが見られます。

 

でも実はハゼの形ってそれだけじゃないんです。

上記のように石や地面にくっついて生活しているハゼを底生性ハゼといいますが、

今回紹介したいのは、そうじゃないハゼたち…

 

まずはじめにハゼ水槽に新しく加えたサツキハゼ

satukihaze1.jpg

このハゼは吸盤を持っておらず、いつも水中を跳ねるように泳いでいます。

こうして基本的に水中を浮遊・遊泳をしているハゼを遊泳性ハゼといいます。

 

サツキハゼは河川汽水域やそこに隣接する沿岸やなどに群れて生活しており、

俊敏ですがゆっくり近づけば逃げないのでシュノーケルなどでも観察しやすい生物です。

古い図鑑には日本にしか分布していないと記載されていましたが、

新しいものには韓国済州島や香港でも記録はされているようです。

もしかして海外の水族館ではお目にかかれないのでは?

 

日本では普通種ですが、世界的にみれば日本周辺でしか見られない貴重な生き物です!

 

 

この水槽には他にクロユリハゼ(A)、ゴマハゼ(B)、アカハチハゼ(C)などの遊泳性ハゼが展示されています。

ハゼ 全体図.jpg

サツキハゼ(Aの周りにいる小魚)はクロユリハゼと同じクロユリハゼ科で、本科は吸盤を持たないことが知られています。

 

かなり手前にいて遠近法でサツキハゼと同じくらいに見えますが、

Bのちっちゃいハゼはゴマハゼです汽水域に生息しています。

1.5cmくらいでもう大人、MAXサイズです!

gomahaze2.jpg

gomahaze1.jpg

 

こう見えても日本一小さかった魚だったんです…そう過去形です。

実は沖縄あたりにいるゴマハゼが、本土のゴマハゼと別の扱いになってしまい

そっちの方がちょっとだけ小さかったので、そっちに日本一の座を奪われてしまいました。

それでも本土では一番小さい魚なんです。

 

沖縄にもゴマハゼ類がいる事からも察せれるように、暖かい水域を好む生き物です。

なので黒潮の影響を受ける温暖な串本を代表する生物でもあります。

 

ちなみにゴマハゼは吸盤を持っているため、

普段は水中を漂っていますが水槽掃除などで

ブラシやヘラを突っ込むと隠れるためかガラス等にくっつきます。

gomahaze6.jpg

お可愛いこと…(フランス語だと Comme c’ est mignon. )

 

ちなみに本土の河川にはあまり遊泳性ハゼを見ませんが、

沖縄にはタナゴモドキやタメトモハゼといった遊泳性の高いハゼを見ることができます。

他にもハゼの仲間には干潟を飛び跳ねるトビハゼやムツゴロウ、

逆に泥の中で暮らすワラスボなど面白い形態をもつ種がたくさんいます。

 

ここまで読んでくださったあなた様、

是非この機会にハゼワールドに足を踏み出してみてはいかがでしょうか!

 

 

by ナツメリ

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