海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】2018年11月一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第258回 アルゴス送信機付きウミガメ放流

先日25日にアルゴスシステムを用いた送信機を付けてウミガメの放流を行いました。

ざっくり説明しますと、ウミガメに送信機を付け放流し、送信機から送られる位置情報を衛星が受信しデータを集めて、自然界でのウミガメの生態を調査しようというものです。

 

今回は、串本海中公園で繁殖した2才のアカウミガメ2匹に送信機を付けて放流しました。

名前は、和歌山にちなんで「うめ」と「みかん」です。

放流前夜に、そういえば名前を付けていないことに気付き急遽適当に決めました。

これが「うめ」です。↓

258-2.jpg

そしてこっちが「みかん」です。

258-1.jpg

背中にくっついてるのがアルゴス送信機です。

背中にこんなものを付けられて邪魔くさそうですが、送信機本体の大きさは消しゴムサイズで重さも40gしかありません。

接着のための何やかやを含めても体重の2%以下です。

パテとFRPで甲羅にがっちりくっつけていますが、これも一生くっついたままではなくその内剥がれ落ちてしまいます。

 

放流して3日たった昨日で大体こんな感じの位置にいます↓

258-3.png

「うめ」はさっさと南下し黒潮に向かっているようで、すでに200㎞弱移動して順調です。

一方「みかん」は沿岸をふらふらしてます。こっちはちょっと心配です。

 

「うめ」と「みかん」を情報は今後も館内やHPなどで随時更新していきますのでお楽しみに。

第257回 雪の妖精

昼夜の寒暖差が大きくなってきたこのごろ、

海中公園の敷地内では晴れているにもかかわらず、

雪のようなものが空中を舞っているのをよく見かけます。

 

その雪を手にとると…

白い綿に包まれた翅のある小さな小さな虫の姿がありました。

 

ワタムシ 111.jpg

(写真は木に止まっているところ)

 

一般的には 雪虫 というなで親しまれ

この晩秋になると、どこからともなくやって来て

何もない空中を雪降る景色に変えてしまいます。

 

北海道では雪虫が飛翔を始める、

それから間もなくして初雪が降るといわれていて

冬の訪れを告げる生き物とされています。

 

またふわふわの綿に包まれた姿や

雪が降る直前に現れることから

雪の妖精と形容されることも多いです。

 

雪虫は正式には「ワタムシ」とよばれる生き物の仲間であり、

綿の正体は体から分泌された蝋でできています。

 

 

ちなみにこれが何の虫の仲間かというと

 

ワタムシ 22.jpg

 

 

 

 

実は アブラムシ の仲間です…

さらに掘り下げると、アブラムシはカメムシの仲間に属しています。

ただしアブラムシの仲間は匂いを出す腺がないので触っても臭くありません。

 

この虫は一年もの間に何世代もの子孫を残しますが、

いつでも飛んで生活しているわけではありません。

翅のある世代とない世代が存在し、

飛翔をおこなうのは春と秋で、

この時に生息範囲を広げます。

 

とりわけ秋は数が多く、

白くて小さな体は雪を連想させるため注目度も上がり目立ちます。

ちなみに飛ばない世代は木にくっついて生活をしているそうです。

 

毎年、私は雪虫の知らせを見かけたら厚手の上着やコタツの用意を始めます…

皆さんも雪虫を見かけたら、寒くなりすぎる前に

本格的な冬支度を始めましょう。

 

 

by  ナツメリ

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