海と水族館を丸ごと楽しめる複合施設串本海中公園

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スタッフブログ【さびうらびより】2017年03月一覧

串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
スタッフが交代でご紹介します。

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第227回 熱帯化?

 熱帯の海の中で種・量共に最も多く見られるサンゴがミドリイシの仲間だ。この名前は緑色をしたサンゴ(サンゴは堅い骨格を持つので・・・イシと呼ばれる場合が多い)を意味するが、本類はこの色の他にも褐色、青色、黄色、ピンク等と様々な色彩を持ち、緑色は本類を代表する色彩とは言い難い。おそらく、最初にこの名前を付けた人は緑色をした種が印象に残ったからであろう。

 黒潮の影響を強く受けた串本は温暖な海中環境が形成され、熱帯の海と同様にミドリイシ類が豊富に見られる。しかしながら、熱帯域に比べて色彩のバリエーションには乏しく、また、ほとんどの種の色彩はいささか地味な褐色をしている。近年、串本の海で急速な増加をみせるスギノキミドリイシの色彩もほとんど全てが褐色をなす(写真①)。

diary227_1.jpg

 ところが、先日、ボート乗り場を泳いでいたら、緑色をしたスギノキミドリイシを串本で初めて発見した(写真②)。素晴らしい。これぞミドリイシ!!

diary227_2.JPG

 サンゴは真っ白な骨格の表面を透明で薄い表皮が被う。
表皮中には褐虫藻(かっちゅうそう)と呼ばれる褐色をしたごく小さな藻類がものすごい数で共生しているため、褐虫藻が色素となりサンゴは基本的に褐色に見える。褐色以外の色彩のサンゴがあるのは、独自に色素を持っているからである。そして、串本では色素を持つミドリイシ類が残念ながら少ない。

 さて、緑色をしたスギノキミドリイシはどうやら新たに色素を獲得したらしい。サンゴに近づいてよく見ると、緑色と褐色とが混ざり合い、緑色の部分が広がっているのが分かる(写真③)。

diary227_3.JPG

 また、このサンゴの周りにも部分的に緑化したものがポツポツと増えており(写真④)、緑化は進行しそうな気配である。

diary227_4.JPG

色とりどりのミドリイシ類が多いのが熱帯域の特徴とするならば、これも温暖化による熱帯化の現れか?

 

 

by クチヒゲノムラガニ

第226回 思うようにならない

カイメン動物を飼育しています。

 

カイメンとは

こんな感じの動物です。

P3140012s.jpg

P3140006s.jpg

英語ではスポンジと呼びます。

スポンジとは、あの食器や体を洗うときに使うスポンジ。

もともとはこのカイメン動物を加工して使っていたそうで、
今私たちが主に使うのは、ウレタンとかメラミンとかで作られた人工のスポンジです。

 

解説にもあったように、とても原始的な動物なので
うちの水族館では、分類順に並べられた水槽の一番初めにこのカイメン動物を展示しています。

基本、地味だし、生きものに見えないものも多いので

P3140005s.jpg

多くの人はスルーしていきますが・・・

でも、カイメンの中には、きれいな色をしたものや面白い形をしたものも多くて
そういうのが手に入って展示した時は、たまに気がついた人が「おっ」って
思ってくれてると思いたい・・・

P5250002s.jpg

でも、やっかいなのが、だいたいこういうきれいなカイメンは
飼おうとするとうまく飼えない
長期間飼育するのがムズカシイのです

エサもよく分からないし

ちなみカイメンは体の表面から水を吸むのと一緒に
エサとなる有機物や微生物をとりこんで栄養にしています。

でもね、聞いて下さい。

なかなかうまく飼えないカイメンですが
水槽によっては、エサもやらないのに勝手にばんばん成長して
排水口にも生えてつまったりとか
(これ一大事!水槽から水があふれて大変なことになる!
水族館の中が水浸しになる~!!)
サンゴなどの展示生物の上を覆ってしまったりとか
(サンゴ死ぬ~!)

P3140002s.jpg
ウミシダ水槽に勝手に生えるカイメン(クリーム色のもこもこしたやつ)

P3140004s.jpg
造礁性イシサンゴ類水槽に勝手に生えるカイメン(白っぽいひょろひょろしたやつ)

じゃあ、この水槽にばんばん生えるカイメンを
飼えばええやん?
と思いきや、カイメン水槽に入れると
あら不思議!
いつの間にか消えて(死んで)無くなってしまうのですよ。

手を掛けるとうまく育たなくて
放っておくとうまくいく・・・

 

でも、最近は少しずつ飼育のコツがわかってきて、
比較的長く飼えるカイメンの種類もわかってきて
何とかかんとか、がんばってます。

 

 

 

ま、基本放任主義ですが・・・

 

by くろすけ♀

オオカイカムリが背負うカイメンも放置してるけど元気
P3140011s.jpg

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