スタッフブログ【さびうらびより】STAFF BLOG
串本の様子や様々な串本の生き物たちを、
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第169回 海底のオーパーツ発見!?
オーパーツとは、それらが発見された場所や時代とはまったくそぐわないと考えられる物品を指します。語源は英語の「OOPARTS」、「out-of-place artifacts」つまり「場違いな工芸品」という意味です。実は私はこのオーパーツが大大大好きでです。書店の書棚の前を通りかかってオーパーツの文字が見えれば思わず買ってしまうほどで、そのお陰で書棚にはオーパーツの本がどっさり並んでいます。ただよくよく本のページをめくってみれば紹介されているオーパーツはどの本も似たり寄ったり。つまりこれは出版社に完全に騙されていると言っては失礼ですが、オーパーツオタクを完全に見破られて手玉にとられているのです。どもわかっちゃいるけどやめられないってフレーズが昔ありましたが、まさにわかっているけど買ってしまう、これはもう病気です。
オーパーツの代表と言えばインカ帝国の遺跡から発見されたロケットをかたどったとされる棺の飾り絵であったり、同じくジェット機の形に見える金の工芸品、ナスカの地上絵など南米のものが有名で、南米大陸はオーパーツの大産地なのです。
ヨーロッパも負けていません。地中海の海底から発見されたアンティキティラ島の機械。これは紀元前に地中海に沈んだ難破船から発見されたものですが、当時の機械技術としてはとんでもない精巧なものです。また海に関するものではピリレイスの地図が有名。これは南極大陸が発見される前につくられた地図ですが、地図に南極大陸の海岸が描かれているとオーパーツ信奉者は主張しています。また日本では宇宙人をかたどったと言われる遮光器土偶や那国島の海底遺跡オーパーツが有名です。
そんな中、この和歌山の海で新しい海のオーパーツが発見されました。発見者はなんとこの私!。場所は南紀某所の海底で近くに道路がなく人が容易に近づけるところではありません。3年前の秋に初めて海底作業の最中に目にしたのですが、その時はカメラを持ち合わせていなくて記録できず、昨年は海が荒れて発見できず、今回三度目の正直でやっとたどり着きました。
さて、このオーパーツ(!?)。皆さんは一体何に見えますか。
写真からわかるようにかなり大きなもので、ちなみに直径は3m位。水深10数mの砂底に半ば埋もれる様に幾つか沈んでいます。丸い車輪の様な縁には歯車の様なギザギザがあり、これがなかなかオーパーツとしては「いい味」を出しています。歯車っていかにも文明の象徴みたいなパーツで、実はオーパーツって歯車型をしたものが多いんです。
近くの海を子供の時から知り尽くしているという渡船業者の船長さんに聞いても初めて聞く話だという事で、誰も知っている人がいません。昔近くに大きな船が沈んだのでその船のエンジンの部品ではという話もありましたが、材質が金属ではない様なのでこれは却下。
他に考えられるのは人工魚礁。魚礁には実に様々な形のものがあるので、これは有力。ただ円形でしかも縁にギザギザなんて作るのも難しければ、一体どんな目的でこんな複雑な形にしたのかこれまた不明。
でも人工漁礁は昔から随分と仕事上でも目にしましたが、複雑怪奇な形のものが多いのも事実。これはどう考えても実際の海でなく机の上だけで考えた結果だろうというけったいなシロモノがゴロゴロあります。特に公共事業華やかな頃のものを見ていると、実用よりもお金を使うのが目的ではというものが実にたくさんあります。
そんなこんなで、この不思議な物体が古代の歴史遺産であって欲しいと願う一方で、もしかしたら「公共事業バブルの落とし子?」というつまらないオチになる可能性もあります。
でも謎は謎のままの方がオタクにとっては楽しいかも!?
了
by そらすずめ