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イソギンチャクカクレエビ

イソギンチャクカクレエビ
Periclimenes brevicarpalis
テナガエビ科。その名前の通りイソギンチャクにすむエビの仲間で、イソギンチャクの触手の間でくらしています。体長は3cmほどになり、透明な体に大きな白い斑紋があり、しっぽの先端には黒で縁取りされた黄色い丸い模様が4つあります。写真のエビはメスで、おなかの横に大きな白い斑紋があることで見分けられます。オスにはこの斑紋はありません。
イソギンチャクとくらす生き物の中ではクマノミが有名ですが、このエビもイソギンチャクに身を守ってもらっている生き物の一つです。しかし、イソギンチャクにとっては、利益はあまりないと考えられるので、このような関係を偏利共生(へんりきょうせい)と呼びます。